アカシックレコードという言葉は、多くの人が聞き慣れない言葉かもしれません。「レコード」というだけあって、記録に関するものなのですが、その詳細について知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回はこのアカシックレコードがどういったものなのかをご説明していきます。さらには、アクセス方法や得られる情報、注意点までもまとめてみました。
アカシックレコードに興味があるという人は、これを参考にすれば、その情報にアクセスできるかもしれませんよ。
もくじ
アカシックレコードとはどんなものなのか?
ではまずはアカシックレコードについて基礎的な知識からつけていきましょう。前述のとおりこれは記録に関するものです。では、一体何の記録に関するものなのでしょうか。
レコードは記録という意味の英語ですが、「アカシック」とは何かと疑問に思っている人もいるかもしれません。その辺りについてもカバーしながら、アカシックレコードとは何なのか、そして何を記録しているものなのか、その概要についてご説明していきます。
アカシックレコードはこの世界のすべての情報・記録
アカシックレコードは、簡単にひとことで言ってしまえば、この世界のすべての情報・記録が眠っているものになります。「場所」というのも「物」というのも、あまり適切な表現ではないのですが、そういう存在です。
「アカシック」とは実は英語でもなんでもなく、語源は「阿迦奢(Akasha)」という言葉です。「阿迦奢(Akasha)」とは、仏教でもよく出てくるサンスクリット語で、意味は「虚空」「空間」というようなものです。
そこから直訳すると、虚空・空間の記録ということになりますが、その曖昧さというか、どこか漂うような感じは、アカシックレコードそのものを表現していると言っても過言ではありません。
なぜならこれはどこかに目に見える形で存在しているものではないからです。
「集合意識」や「宇宙の魂」ともいわれている
この不思議な捉えようのない存在は「集合意識」や「宇宙の魂」といわれることもあります。集合意識とは、私たち人間だけではなく、生きとし生けるもの、そしてこの世界に存在するすべてのもののの意識が集まったものということです。
宇宙の魂とは、もうそのままで、この宇宙自体の魂ということですね。
スピリチュアル的なものへの知識がない人は、何のことかよくわからないという人もいるかもしれませんが、これは精神世界や五次元など、私たちの目に見えない範囲に存在しているということはわかったのではないでしょうか。
しかしそんな捉えようのないアカシックレコードにこそ、真実が眠っていたりするのです。
アカシックレコードはアクセスすることができる
この存在・領域には、前述のとおりすべての情報が眠っています。それは宇宙のはじまりから、終わりまで、本当にすべてということです。
そして実はこの存在・領域にアクセスすることで、そこに眠る情報を読み取ることもできます。しかも誰でも練習次第でアクセスすることができるので、特に特別だということでもないのです。
ただしある程度のコツや練習は必要です。しかしここに眠る情報を読み取ることで、自分にとって有益な情報を得たり、これからの人生に生かすことができたりということもあるでしょう。
「すべての情報」というところに着目すると、実は他人についての情報も得られるということに気づいている人もいるでしょう。
実際に他人についての情報を得て、それを生業にしているヒーラーやスピリチュアリストなんかもいるのです。
読み取れる情報は能力次第で異なる
では具体的にアカシックレコードにアクセスすると、どのような情報が読み取れるのでしょう。前述のとおり、他人に関しての情報・記録まで見えてしまったら、大変なことだと思ってしまう人もいるでしょう。
しかし安心してください。読み取れるものはそれぞれの能力次第で異なります。
つまり熟練の能力者であれば、他人に関する情報も読み取ることができるのですが、ちょっとこの領域にアクセスすることができるようになったくらいでは、他人の情報まで明確に読み取ることはできません。
そして熟練の能力者になるほどの人は、他人の情報を読み取ってそれをどうこうしようというような欲望はありません。ただ求められたから読みに行く。それだけです。
この領域にアクセスすることで読み取れる情報の詳細は、また別項で詳しくご説明しますが、そういった能力差があるため、あまり心配することもないのです。
アカシックレコードは潜在意識の領域にある
ここまでの説明だと、アカシックレコードは本当に捉えようがなく、またどこにあるかもわかりませんよね。これはスピリチュアル的な観点をしっかり理解できないと、捉えることが難しいでしょう。
これは潜在意識の領域に存在しています。明確な形も住所も持っているわけではなく、潜在意識の領域にアクセスすることができるようになり、その深淵を探ることができるようになれば、アカシックレコードの領域にもアクセスできるでしょう。
潜在意識の中にそれがあると言っても過言ではありませんし、ひょっとすると潜在意識=アカシックレコードなのかもしれません。
形を持たないとすると、これは何かというと、ある種のエネルギーです。宇宙空間にエネルギー体が漂っている様子を想像してみてください。そのような感じが、この存在なのです。
アカシックレコードへのアクセスで得られる情報とは?
前項でも、この領域に眠る情報がどういうものなのか、軽く触れましたが、ここからは具体的にどんな情報が得られるかということについてみていきましょう。
この領域には、この世界のすべての情報・記録が眠っています。その言葉から想像するような、私たち人間や惑星の歴史だとか、そういうものも含まれますが、それだけではなく、すべての真実が眠っているのです。
しかしそれを理解するのは難しいかと思うので、物理現実に生きる私たちにもわかりやすいように、ご説明していきます。
この宇宙で起こったことはなんでも記録されている
ここまで何度か触れているとおり、アカシックレコードにはすべての情報が記録されています。この宇宙で起こったことは何でもすべてです。
「この宇宙で起こったこと」というのは、私たち人間の歴史、動物の進化、果ては地球や太陽系の成り立ちまですべてが含まれますが、そうした物理現実で見えるような現象だけが記録されているのではありません。
物理現実で起こっていることは、すべてではありません。本当は目に見えないところでもさまざまなことが起きているのです。
それらすべてをひっくるめて、記録がされています。
ちなみに目に見えない物理現実ではない出来事まで理解ができるようになるには、かなり熟練した技術が必要になるでしょう。
過去の出来事や自分の過去生について知ることができる
物理現実的な観点からいうと、アカシックレコードにアクセスすれば、自分や他人についての過去の出来事を知ることができます。
特に自分については、割りと簡単に知ることができ、そして自分の過去生についても観ることができます。
なぜ自分についての情報が得やすいかというと、単純なことで、アカシックレコードはエネルギー体ですから、自分と周波数の合う部分にはアクセスがしやすいからです。
自分の過去生まで見るには、少々訓練が必要かもしれませんが、自分やその周囲に関する過去の出来事なら割と簡単にアクセスすることができるでしょう。潜在意識にアクセスすることができるようになれば、その部分に触れることはたやすいことです。
自分の恐怖の根源を理解し改善に活かせる
自分の過去が見えるということは、今の自分の思考パターンなどを形成した原因を探れるということになります。あなたが何かに恐怖を抱いているとすれば、その恐怖がどこから来たのかを知ることができます。
浅い知識ではなく、もっと深いところ、つまり恐怖の根源を見ることができるのです。
それがわかれば、あなたの人生には非常に役立ちます。根源さえわかれば、恐怖の解消の仕方がわかるからです。そして、それはあなたの妄想だったということにも気づけるでしょう。
そうした現実世界での心の問題も、アカシックレコードにアクセスし情報を読み取れば、解決につながる糸口を得ることができるのです。そういった正体のないエネルギー体が、現実世界の助けになるというのは、不思議な感じもしますね。
未来の大きな結果も観ることができる
アカシックレコードで読み取る未来は、なんだかうすぼんやりとしています。能力が高ければ高いほど、洗練された情報を得ることができるのですが、一般人レベルで観える未来はそんなものです。
しかし未来の出来事の大きな動き、大きな結果については観ることができるでしょう。アカシックレコードから読み取れる未来は、宿命であって運命ではありません。そのため詳細まではわからないのです。
宿命とは、生まれつき決まっているもの。運命とはあなたが生きながらに作っていくものです。そのため、運命は変わる可能性があるので、はっきりと未来を観ることはできません。
しかし宿命、たとえばあなたの元に生まれてくる子どもだとか、そういった生まれつき確定しているような事実が関連する内容については、観ることができます。
そのため、大まかな内容を把握することができるのです。
またあなたの現状からたどる運命についても観ることができます。しかしそれは変わることもあるということを覚えておきましょう。
自分以外の人の感情や体験にもアクセス可能
前述のとおり、自分以外の人の感情・体験についても読み取ることができます。これをするには、ある程度のスキルが必要ですが、自分以外の人の感情程度なら、そこまでのスキルがなくても読み取ることができます。
他人の感情がわかれば、それを現実世界に役立てることができるようになるでしょう。
誰かに嫌われているということがわかれば、それに気をつけることができますし、実は嫌われていると思い込んでいたらそうでもなかったなんて事実もあるはずです。
人の感情がわかるのが怖いと思うなら、そんな情報は見なくてもかまいません。アカシックレコードは観ようと思うものが視えるのであって、見たくないものは見えてこないので安心してください。
人間関係や恋愛などの悩みの解決の助けにも
人間関係や恋愛に悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。そういった悩みを解消するのにも、アカシックレコードへのアクセスは役立ちます。
これはアクセスできるようにならなければ、理解しづらいかもしれませんが、この領域にアクセスできるようになると、人間関係や恋愛への悩みは妄想だということが理解できるようになるのです。
それは実在しません。あなたが勝手に作り出しているだけなのです。しかし現実世界に生きている私たちには、それが実感できないでしょう。
しかしアカシックレコードへのアクセスを繰り返していると、それがだんだん悩むようなことではないということがわかってきます。
なぜなら私たちにはいつでもベストなものが与えられていたのだということが、アカシックレコードに記録されている情報を読み取るうちに、感じられるようになるからです。
自分と縁がある人や場所・仕事などを感じられる
アカシックレコードにアクセスし、情報を読み取ることの醍醐味はこれかもしれません。自分と縁がある人、場所、仕事などといったものがわかるようになるため、そこに集中することができるのです。
それは自分の過去生が視えるということも関連していますし、今現在の状況を読み取ることができるということも関係しています。
自分にとって必要なもの、自分に縁があるものがわかれば、いろいろな思考に邪魔されることはなくなるでしょう。ですから、自分の人生をクリアにするためには、それはプラスに働いてくれるのです。
縁があるものを読み取ることができるようになるとわかるのですが、それは自然と自分が欲しているものだったりします。それが手に入るということがわかれば、安心していられるでしょう。ですから恐怖や不安から身を離して暮らすことができるのです。
つまり自分の人生の目的を知ることができる
縁があるものを知れたり、大まかな未来の様子を視たりすることができる。そして過去生についてもわかるということは、どういうことでしょうか。
それはあなたがなぜ今生にいて、この世界で何をしようとしているかということがわかるということです。
それは人生の目的と言い換えることもできるでしょう。どういったモチベーションで生きればいいのか、どういう風に生きればいいのかは、自分についての過去生や今までの出来事、そして縁がある人やものがわかれば、なんとなく感じ取ることができるようになります。
目的がわかれば、いろいろな邪念・思考に惑わされることなく、ゴールにたどり着くことができるでしょう。邪念・思考に惑わされるのだって、一興だと思えるようになるかもしれません。
アカシックレコードにアクセスする方法とは?
アカシックレコードの領域にアクセスし、その情報を視ることができるようになれば、どんなことがわかるのかというのは、前述のとおりです。
しかしそれを知るためには、どうやってこの領域にアクセスすればいいのか、その方法を知ることが必要になってきますよね。
ここからはアカシックレコードへのアクセス方法についてご紹介していきます。これさえマスターしてしまえば、あなたもすぐにその領域に触れることができるでしょう。
まずは瞑想を完璧にできるようにマスターしよう
とりあえず必須項目となるのは、瞑想です。しかも、きちんと思考がまっさらになるような瞑想の仕方です。心を無にして、静寂を感じるというような瞑想が完璧にできるようになることが必須条件なので、まずは瞑想の練習をしましょう。
瞑想の種類は、どんなものでも構いません。ヨガ系でも仏教系でもいいですし、自己流でも問題ないでしょう。重要なのは、思考をきちんと真っ白にできるかどうかということです。
思考を動かさず、静寂の中に漂うような感覚になれる瞑想の仕方ができれば、アカシックレコードの領域へのアクセスが可能な状態になります。
逆にこれができなければ、その領域に触れることは難しいでしょう。瞑想に慣れるには、人によっては数ヶ月かかってしまうかもしれませんが、がんばってください。
瞑想をして意識のより深いところにアクセスする
さて、瞑想ができるようになったら、次は自分の意識のより深くにアクセスする練習をしてみましょう。このときも、無駄にいろいろなことを考えてはいけません。
瞑想状態のまま、ただ深く深く、もぐりこむような、そしてどこかに浮かんでいるような状況を楽しんでみましょう。
そうしていると、意識の深い部分に触れることができるようになります。アカシックレコードはその階層にいます。
瞑想で思考を空っぽにしただけでは到達できる部分ではなく、そこから自分の内側を探っていくと、見えてくる部分なのです。
これは潜在意識の奥までアクセスしているということにも言い換えられます。これができるようになれば、アカシックレコードにはすぐ手が届くでしょう。
周辺をすっきりさせているとアクセスしやすい
その領域に触れるためのちょっとしたコツをお話しすると、周辺をすっきりさせるということが重要になります。周辺がすっきりしていれば、その領域にはアクセスしやすいのです。
これは周辺をすっきりさせていると、瞑想がしやすいというのと同じです。周囲に物があったりごちゃごちゃしていたりすると、どうしても思考には雑念が湧いてきやすいからです。
ですからなかなか瞑想ができない人、なかなか意識の奥深くに潜り込めないという人は、周辺をすっきりさせてから挑むようにしましょう。
可能なら雑音もシャットダウンできた方がいいです。そうできない環境にある人は、瞑想用の音楽をヘッドホンで聞くのもいいかもしれません。
瞑想用の音楽は思考の邪魔をしないように作られています。それどころか、しっかり集中することができるでしょう。
アカシックレコードへのアクセスは潜在意識と同じ
ここまでも少し触れてきていますが、アカシックレコードにアクセスすることと、潜在意識にアクセスするということは、基本的に同じことです。なぜならアカシックレコードは潜在意識の空間にあるエネルギーだからです。
これは宇宙の真理がわからなければ、理解できないかもしれません。潜在意識とは宇宙の真の姿です。ですからこの世界・宇宙で起きた全てのことを記録しているアカシックレコードもそこにあるのは当然のことです。
ただ潜在意識にアクセスをするとき、私たちは潜在意識にはたらきかけようとするのですが、アカシックレコードを読み取りたい場合は、受け取る体制になる必要があるので、潜在意識の領域に触れることができたら、今度はそこに働きかけるようなエネルギーではなく、受け取るような、読み取るようなエネルギーを持ってして、その領域に触れなければなりません。
そういうイメージだと思ってください。潜在意識の領域に達することができれば、ちょっとした意識の違いできちんと読み取りが可能になります。
広大な空間を感じたらアクセスしているということ
瞑想をし、意識の奥深くに到達したら、そこに広大な空間を感じます。まるで自分がそこに浮いているような、漂っているような不思議な空間があるでしょう。
ここにぷかぷかと浮いていると、大変心地よく、安心感で満たされます。
そんな広大などこまでも続くような空間を感じたら、潜在意識にアクセスできたということになります。
前述のとおり、アカシックレコードはそこにあるので、まずこれが第一段階です。
この広大な空間に浮いているだけだと、情報を読み取ることはできません。ではどうすればいいかというと、その空間がなんなのか、観察をするような形で受け取ることです。ただ眺めていれば、どうやってアクセスすればいいかがわかってきます。
最初はうまくいきません。何度か試してみてください。あまり必死になると思考が動いてしまって潜在意識とのアクセスが遮断されてしまうので気を付けましょう。
普段夢を見ているときにもアクセスしている
夢を見ているとき、私たちは潜在意識とアクセスしているという話を聞いたことがある人もいるでしょう。ということは、夢を見ている時、私たちはアカシックレコードにアクセスしていることもあるのです。
妙にはっきりとした夢を見たり、起きた後も余韻が残るような夢を見たりした場合、それはアカシックレコードにアクセスしていたという証拠になるかもしれません。
この領域にアクセスすると過去生までが視えるので、今の現実とは違うストーリーが夢の中で展開されることもあります。それは実際に起こったことですから、非常に鮮明に感じますし、まるでそのときのことを体験してきたかのようになるため、感情もはっきりと残っているのです。
このことからわかるとおり、睡眠中というのは潜在意識にかなりアクセスしやすい状態なのですね。ですからその「睡眠中」に近い状態である、寝起きや就寝前というのは、この領域にアクセスしやすい時間でもあります。
なかなかアクセスできない人は、そういった時間にしぼって試してみてください。
夢日記をつけていると情報が見えてくる
夢を見ているときにアカシックレコードにアクセスしているということは、その情報をかき集めれば見えてくるものがあるということです。
ですから毎日夢を見たら夢日記をつけてみましょう。そうすると、アカシックレコードからある一定の情報が読み取れるはずです。
自分で積極的にその領域にアクセスすることができないという人でも、この方法を使えば、アクセスし情報を読み取ることができるようになります。
毎朝夢を書き留めておけるように、枕元にノートとペンを置いておくといいですね。
習慣化して毎日夢日記を書いていると、ある日とつぜんそこからの情報がわかってきます。夢日記を暇な時になんども読み返してみるのもおすすめです。
アカシックレコード能力者に任せるという手も
自分でできないなら、プロにおまかせしてみましょう。アカシックレコードに記録された自分の情報を読み取りたい場合、アカシックレコードの能力者にお願いすれば、すぐに情報を知ることができます。
アカシックレコード能力者には、さまざまな種類の人がいますが、催眠療法でアカシックレコードへのアクセスを導いてくれるヒプノセラピストというセラピストが一番メジャーな存在です。
こうした能力者は自分の情報以外に、他人の情報まで読み取ることができるようになっているほどの人たちですが、他人をこの領域へと導くことができるのです。
それが後述する催眠療法=ヒプノセラピーというわけです。一度やってもらうと、次からはコツがわかり自分でもできるようになるのもポイントです。
催眠療法=ヒプノセラピーを受けてアクセスする
前項で出てきた催眠療法=ヒプノセラピーについて、もう少し詳しくご説明します。これは精神科の治療などでも用いられることがあるもので、簡単にいうと相手の無意識や潜在意識、これまで封印していた過去などを掘り起こすことができるような手法です。
精神科治療などで取り入れられているヒプノセラピーは、アカシックレコードへのアクセスを目的とはしていませんが、意識の奥底に相手を導くことによって、相手の情報を得ようとする手法ですから、実はアカシックレコードの領域まで達していることもあるでしょう。
これをスピリチュアル的な手法として用いる場合は、もちろん能力者は相手をアカシックレコードへと導いていきます。自分がやり方がわかっているので、難しいことはないのです。
ヒプノセラピーを受けている人は、なんだかふわふわとした気持ちになっていくかもしれません。セラピー中のことをあまり覚えていない人もいるかもしれませんが、そこは術者が記憶してくれるので安心してください。
アカシックレコードにアクセスするときの注意点!
アカシックレコードにはどんな情報も記録がされています。それはあなたに関するものそうですし、他人に関することについても言えることです。
そう考えると、アカシックレコードへのアクセスは、安全なものではないように感じるでしょう。事実、この領域にアクセスをするなら、気を付けなければならないこともたくさんあります。
誰でも訓練すればアクセスできる領域だからこそ、訓練をしているときには注意することもあるのです。その注意点についてまとめてみたので、これからアカシックレコードから情報を得ようとしている人は必ず参考にしてください。
アクセス中は洗脳などにかかりやすい状態にある
まず知っておかないと危険なのは、アカシックレコードへのアクセス中は、誰もが洗脳などにかかりやすい状態にあるということです。思考が真っ白になっていて、意識は奥底にあるため、その状態で外側から洗脳のような働きかけを受けると、潜在意識レベルでその働きかけに影響されてしまうため、洗脳することがたやすいというわけです。
自分一人でアカシックレコードにアクセスをしようとしている場合は、周囲に人を近づけなければいいわけですから、あまり心配もないかもしれません。
用心して、テレビや人の声などが聞こえないようにしておくということはおすすめしておきます。
しかしセラピストなどに頼んで、この領域にアクセスしようとする場合は、そういった危険性があるということを覚えておきましょう。
邪魔が入らないように環境を整えること
前述のとおり、アカシックレコードの領域へアクセスしているときは、洗脳にかかりやすいのですが、それはなにも相手があなたを洗脳しようとしている場合に限りません。
誰かに話しかけられたり、人の話し声が聞こえたり、テレビで誰かが喋っていたり、音楽の歌詞が聞こえたりというようなことも含まれています。
そうした聞こえてくるものも、潜在意識下に届いてしまうので、その情報に影響されてしまうのです。
ですから、邪魔が入らないように環境を整えることは大事です。できれば他にはなんの音も聞こえないように、瞑想用の音楽などをヘッドホンで聞くというような工夫が必要かもしれません。
他にもさまざまな工夫ができるでしょう。自分で模索し、最善の方法を見つけてみましょう。
信頼できるヒプノセラピストに任せること
アカシックレコードへアクセス中は洗脳にかかりやすいというのは、ここまで触れてきているとおりです。この事実で一番危ないのは、ヒプノセラピストから催眠療法(ヒプノセラピー)を受ける場合です。
なぜなら、セラピストはいとも簡単にあなたを洗脳することができてしまうからです。
そのため、セラピストにお願いをして、この領域にアクセスする場合は、信頼できるセラピストを選ぶ必要があります。そうでなければ、あなたも安心できないでしょうし、本当に洗脳をされてしまうかもしれないからです。
できれば初対面のセラピストから催眠療法(ヒプノセラピー)を受けるのは避けておきましょう。なんどかカウンセリングにかようなりして、信頼関係が築けてから、催眠療法(ヒプノセラピー)をお願いすることをおすすめします。
他人の体験などをいたずらに探らないこと
もともと能力値が高い人や、たくさん訓練をした人は、他人の情報にもアクセスできるようになってしまいます。
そのレベルに達した人はそういうことをするような欲望は持ち合わせていないことが多いのですが、まだ自然と他人の情報にアクセスすることができないレベルの人でも、何かのきっかけで視えてしまうこともあるでしょう。
しかし他人の情報にアクセスできたとしても、興味本位でそれを探るのはやめておきましょう。プライバシーの問題もあるのですが、それ以上にそれは自分にとって不利益になるからです。
相手の情報を知りたいという気持ちには、何か邪な思考があります。
ということは、それだけアカシックレコードへのアクセスをしづらい思考になってしまうからです。
そういう風にアカシックレコードを使おうとすると、逆にアクセスできなくなってしまうということです。ですから、人の情報はいたずらに探らないでいるべきなのです。
得た情報をむやみやたらに言いふらさないこと
アカシックレコードの領域に触れることができるようになると、さまざまな情報を得ることができます。しかし、それをやたらと言いふらすのは絶対にやめておきましょう。
特に自分に関係ないことについては、言いふらすのは厳禁です。それは他人の運命に大きな影響を与えてしまうかもしれないからです。
また観察者が違えば、視えるものも違ってきます。同じアカシックレコードを見ていたとしても、視えているものは違うということです。そのため、あなたが得た情報を正確な情報ではないと思う人もいるのです。
同じ現実を共有しているはずなのに、認識のずれがあれば、それだけ視えている現実は変わります。そういうものだと理解し、自分が読み取った情報については内緒にしておきましょう。
アクセスするのは自分のことを深く知るためと心得る
アカシックレコードにアクセスするのは、なぜでしょうか。それは自分のことをしっかり深く知るためですよね。間違っても人の情報にアクセスして、その人を操るためではありません。
逆に言えば、アカシックレコードへのアクセスは、自分のことを深く知るためにしか使えません。他人の情報が視えたとしても、あなたはそれを深く知ることはできないのです。
ですから他人の情報を見るというのは、あなたがセラピストで相手を導きたいというような場合を除き、意味がないのですね。
ただ自分のことを知り、現実世界で幸せに生きるために、アカシックレコードがあるのだということをわきまえておきましょう。
そうすれば上手にこの領域にある情報を使うことができるでしょう。
得た情報が理解できなくてもよく観察すること
実はアカシックレコードにうまくアクセスできるようになったとしても、ストーリー仕立てでその情報を読み取ることは非常に難しいのです。
ですから得られる情報は断片的になっています。
しかし断片的な情報であったとしても、それを拾い集めて観察すれば、必ず意味が視えてきます。ですから、断片的すぎて理解できなかった場合も、得られた情報をよく観察してみましょう。
得られた断片たちを集めて、すべてを総合的に観察するのもおすすめです。
よくよく観察してみれば、あなたが得たかった情報はちゃんとそこにあります。これができるようになってやっと、アカシックレコードリーディングができるようになったということになるのです。
まとめ
この世界のすべての情報が記録されているアカシックレコード。本当に実在するものかどうか懐疑的な人もいるでしょう。しかしアカシックレコードリーディングができる人がたくさんいることを考えると、その存在は確かなもののようです。
懐疑的な人も、まずは瞑想から始めて、この領域へのアクセスを試してみてください。やってみれば、本当にそこにアカシックレコードがあったのだということに気づけるはずです。
ただし自分で訓練をし、アカシックレコードから情報を読み取るためには、ここでご紹介した注意点には必ず気をつけるようにしてください。使い方を間違えてしまうと、危険なものにもなりかねないからです。
うまく使えれば、アカシックレコードを読み取るということは、あなたの人生を豊かにしてくれます。セラピストなどの力も借りながら、一度はアクセスしてみてくださいね。