手相

火星環の見方|特徴別に解説するビジュアル手相占い

手相は宇宙と似ているといわれ、線の中には惑星にような「~環」と呼ばれる線があります。「環」は、掌の様々な個所に円を描いています。基本的に掌の膨らみの部分に現れますが、この線は種類が多く、見極めが難しいと言われています。
「火星環」は開運の吉相で、トラブルや不遇な時にした努力をきっかけに、新しく生まれ変わるための扉が開き、その後は地に足を付けたように、運勢を切り開くことができる開運線と言われています。

火星環の基本の位置と意味|見るべきポイントを解説

毎日を生きていると、時には混乱や災いなど、避けて通れないネガティブ出来事が重なって、心が折れそうな時があります。そんな時、いったいどうやって不幸な状態から抜け出せばよいでしょうか。こんな時のお助けマンが「火星環」です。
この相が掌に出てくると、困難な問題や状態から抜け出すため、頑張ってきた努力が実り、大きな幸運を掴む時です。不運の状態から好転するばかりでなく、努力が報われ、成功への道が開けた時にも現れます。
元々短い火星環は、太ければ太いほど良いと言われます。線の形自体が様々なことから、運命線の変形、災難線の変形、性愛線など、謎の線とも言われています。本来は、どんな力を持っている相なんでしょうか?

火星線の位置と一般的な形状・長さ

火星環の一般的な形状は、緩やかに弧を描く少し丸い線です。親指と生命線の間の膨らみ、第一火星丘から、中指の付け根の膨らみである土星丘に向かって伸びており、非常に読み取るのが難しい手相です。
それは、線が変形することにあり、よく似た線の「成り上がり線」と同じような方向に立ち上がっていくので、「災害線」や「性愛線」、「運命線」の変形かどうかの判断がしにくいのです。慣れない人には、見極めが難しいでしょう。
火星環は、長ければ長いほど、濃ければ濃いほど、その特徴を良く表すといわれています。
そういう意味では、少々トラブルを巻き込む要素のある運を持っているので、苦労は覚悟があります。開運を信じて努力が必要です。

火星線の見方|長い場合・短い場合

手相線の長短は、その線が持っている意味合いの成長を意味します。長ければ熟成しており、短ければ未熟と考えるのです。線が長いと、その手相の掌を占める面積が多くなるのが理由です。
そういう意味では、「火星環」の半円を描く線が長ければ長いほど、始点と着点を確実に、早く結ぶことができるため、占有部分が強調され運気も上がるでしょう。
特にこの線は、「災害や困難な状態から、努力して開運する」とされていますから、その線の長短は、不運の時期から脱却できるスピードの目安にもなるでしょう。
また、短く線が観てている場合も、努力を続けていれば、線が伸びていく可能性があります。良いイメージを持ち、努力を続けることが大切です。

火星線の見方|線が濃い場合・薄い場合・ない場合

手相線の濃淡は、その線が持っている運気の強さを現わします。火星環が濃い線で現れていると、置かれている困難な状況から抜け出せる時期が来て、そのための力が十分に備わっているという証拠です。程なく人生の大きな転機が来ることでしょう。
逆に線が薄いと、火星環の運が弱く未熟で、まだまだ現状に苦戦を強いられます。強いエネルギーが内にあるのは確実なのですが、それよりも問題が大きく、困難に打ち勝つための準備が整ってないのです。
火星環は滅多に現れない手相で、現れても一時的なことがあります。困難が先にあっての開運線なので、障害線との見方もあり、線が出ていない期間だけを考えると、無い時の方が安心できる線とも言えます。

火星線の見方|右手と左手の違い

火星環は、「逆境から成功を掴もうとする努力の末に現れる」線のため、利き手(主には右手)に現れる可能性が高い線でしょう。一生懸命努力して、不遇な環境を覆し実を結んだ結果、社会的地位や大きな経済力を得た場合は、過去から未来へ一貫して開運を得たということで、両方の手に現れることもあります。
基本的に利き手に現れた線は、過去からの血の滲むような努力の証。現在と将来のために、積極的に行動するタイミングが来ているのです。
長い人生の間、現在から後天的に開運するので、過去を表す左手のみに火星環を観ることはあまりありませんが、過去からの努力と成功が実り、将来が発展するサインが来た時は左手にも線が出る時があります。

二重になっている火星環の意味

手相線が二重になっている場合は、その線の持っている運が、二倍になるといわれています。
火星環が二重になってる期間は、不運な状態から努力して這い上がるためのエネルギーが二倍になり、運勢自体も倍に強くなっています。
常に積極的に行動し、本来なら音を上げてしまう様な辛い状態からも、這い上がる大きな努力が可能になり、大開運を成し遂げるでしょう。その勢いは、世の中のマイナスのイメージをプラスに変えてしまう程。人を引っ張る力も備わります。
もし事故やトラブルで道が閉ざされても必ず再起を果たし、再び頂点に立てるでしょう。一重しかない火星環でも、諦めずに信念を持ち続け、努力し続けていれば、二重になることもあります。

三重になっている火星環の意味

手相線が二重に収まらず、三重にになっている場合は、文字通り、その線の持っている力が三倍になると考えてよいでしょう。
火星環が二重になっている場合と同じく、不遇の状態から這い上がるエネルギーも三倍ですし、それによって得られる幸運も、三倍の価値があります。
元々災害や不遇の状態から、努力して成功をつかみ取るのが火星環です。三重になっていることで、その文、努力も三倍必要になります。しかし、エネルギーが強いために、自分自身は何か変わるという感じはないかもしれません。いずれにしても、並大抵の人生では済まなくなりそうです。
行動力や積極性も増してくるために、自分だけでなく人のために行動を起こす人もいるでしょう。

切れ切れになっている火星環の意味

手相線が途切れている期間は、その本来の運も、途切れてしまうと言われています。火星環が途切れて場合は、その期間、過酷な状態を、中々思うように改善できず、必死に努力をしても幸運を掴むチャンスに恵まれない時でしょう。また、一旦幸運を掴んだとしても、線が途切れることによって、再び混乱に巻き込まれてしまう危険もあります。
ただ線が切れ切れになっている場合でも、線の先が向かっている方向が、綺麗な円に繋がるのであれば、道は間違ってはいません。目標を見据えて、どんな状態であっても諦めずに努力をしていれば、やがては線が繋がり、大きな幸運を掴めるチャンスが待っています。諦めない努力もプロセスの一つとなる時なのです。

直線になっている火星環の意味

火星環は、基本的に半円を描いて掌に現れます。半円を描くためには、それなりに線が長い必要がありますので、本来湾曲している線が直線的に見える時は、線自体が短くて、半円を描くには長さが足らずに直線に見える場合がほとんどでしょう。その線が見えている間は、目的に到達する時間がまだまだ必要な時と言えます。
元々火星環は、困難な状況から、努力をして開運を開くという、後天的な成功です。線が短い期間は、成功への階段を上がる努力をしている途中とも言えるでしょう。
また、円の方向がきちんと見えるほど、濃い短い線の場合は、努力と比例して線も伸びていくでしょう。いずれはちゃんと円が繋がるのです。意識して努力を続けましょう。

火星環と千金紋の違い

火星環と千金紋は良く似ており、間違えやすい線です。どちらも始点が生命線に近く、線の形も円を描くような湾曲な線だからか、意味合いも良く似ています。
どちらも過去や現在の状態が良くなく、困難にも合いやすい時があります。そこを努力して開運へと導いてくれる強い運を持っていますが、千金紋は、主に「財運」に特化した運気に対して影響がある線です。つまり、お金に対して手中して努力していき、開運していく運勢なのです。そういう意味で、この線を持っている人は、かなりの野心家で、お金に対しての執着も強いといえるでしょう。だからこそ、強い信念を持ち、努力を惜しまないのです。特化がない分、火星環の方が世界が広いと言えます。

フィッシュがある火星環の意味

火星環にフィッシュ(魚紋)が現れた場合は、火星環の運にで得られる成功を、さらに増幅させる大吉兆の相です。兼ねてからの目的に行動を起こすのは今しかない!という、速攻性と強さを持つサインです。時間をおかず、決断を下しましょう。
フィッシュは吉相です。この紋が線が現れると、望んでいたチャンスの到来や、想像を絶する幸運が訪れます。文字通り、魚のような形の紋で、きれいに整った形で現れることはめったにありません。そのため、この紋がその線に現れても、手放しで大喜びしてよい手相なのです。
特に火星環の場合、過去の境遇からの脱却が可能になるチャンス到来です。フィッシュが出たなら、更に大きな成功も期待出来るでしょう。