手相

縦線の見方|特徴別に解説するビジュアル手相占い

手相には生命製や感情線など主要な線の他にもたくさん線が存在しますが、それぞれに役割や意味が付いています。また線には横に伸びるものや縦に伸びるもの、斜めに延びるなどがありますが、場所や長さ、濃さなどによっても意味が違います。
その中でも手のひらを開いて見た時に縦線というのは、横線に比べると少なく普段はあまり表れない手相の線です。この縦線が現れた時には、場所やその質によって多くの場合は吉相と呼ばれる良い兆しと考えて良い線が多くなります。
場所や線の形状、濃さによってどんな意味があってどんな役割を持つのかを説明しますので、手相を見ながら読んでみて下さい。

縦線の基本の位置と意味|見るべきポイントを解説

手のひらの中に縦線を見つけた時、それがどんな役割でどんな意味があるのか気になりますが、多くの場合は良い線といえます。まず最初に見るのはその線がどのような形状でどのような長さかということになり、形状や長さでも意味は変わってきます。
押さえるべきは長さや形状によって意味が変わる場合もありますし、その役割を強めたり弱めたりするということです。また濃さや薄さ、右手に現れた場合、左手に現れた場合によっても意味が変わるのでそこも、丁寧に見て判断することが大切です。
それでは縦線の場所と意味を把握して、それが他の線や場所が持つ役割や意味にどんな影響を及ぼしていくのか見てみましょう。

線の位置と一般的な形状・長さ

線の一般的な形状は、一直線であり基本的に垂直になっていますが、斜めになっていても指に向かって伸びている場合は縦線とします。長さもそれぞれですが、だいたい1cmから3cm位になり、あまり短い物は縦線ではなく、他の意味があることがあります。
線は色々な場所に出現し、その位置により意味合いが変わったり、役割の強さが変わるので把握することが必要です。大抵の場合は良い運気の状態であったり、才能が開花した時に出現し、なにか良い変化の現われであったり、幸運の示唆になります。
横線に比べると目にする機会が少ないですが、自分の手で発見した場合は、そのほとんどが良い兆しの現れです。それぞれ細かい意味や役割に関しては別々に判断する必要があるので、十分に把握して役立てることが必要になります。

線の見方|長い場合・短い場合

極端に長い場合は別な意味になったり別な役割になるので、その位置により別な意味合いと役割を持つことになります。例えば中心にある場合は何かに集中していたり、その結果が現れる時に出ますが、長い場合は運命線ということになります。
お互い関連する運気や自身の状態、運気の変化の示唆であることもありますが、全く違う意味合いを持つ場合もあります。極端に短い場合も同じくその位置により別な意味合いと役割を持つことになり、見方には注意が必要になってきます。
また意味合いや役割が変わるのもありますが、その意味の強弱にも関り、まだ発展途上で成熟していない場合もあります。縦線は毎日変わっていき変化が起こっていくので、あまりにも短い線はまだ意味や役割を持っていないと考えられる場合もあります。

線の見方|線が濃い場合・薄い場合・ない場合

運気や運勢は本人の充実度や努力や集中によって少しずつ変わって行き、それが手相にも反映されて現れてきます。ですので縦線を始めとした良い吉相が、見た時に現れていなくても落胆したり、自分は運が悪いと思う必要はないのです。
運気というのは、本人の努力や頑張りで状況が変わった時や、結果を残したり成果を出した時になどにも大きく変化します。それは周りの見方や影響が本人に及ぶためで、それが運気の流れを変える働きをするということになってきます。
薄い線が現れるのはそういった時で本人が気付かなくても必ず節目として、知らせてくれることがあるということです。濃い場合というのはその意味がしっかりと成熟したという知らせであり準備が出来ているということになります。

線の見方|右手と左手の違い

基本的には現在の状況やこれから起こる状況や運勢、状態を利き手で判断して過去やその人の資質を逆の手で判断します。ですので右利きの方は、右手を見ると現在からこの先に続く状態や状況、運気の流れを判断することができます。
利き手に縦線が出ていて逆の手にない場合は多くの場合、現在の努力や運気が充実していて近い将来に良いことが訪れる相になります。利き手にはなく、逆の手だけに出ている場合は、資質や才能はあるのにそれが上手くいかされていない状態です。
両手の同じ箇所にあり、同じような濃さと長さを持つ場合は、過去の努力や才能、資質が上手く現在につながっている印になります。それが良い状況につながり、運気も良くなるのでさらに良い運勢となる知らせであり、大きな幸運や良い変化が起こる知らせです。

縦線が2本ある時の意味

現れるだけでも、ほとんどの場合良い運勢の後押しがあると考えられますが、これが2本ある時にはさらに良い兆しといえます。違う場所にそれぞれ1本ずつの場合はそれぞれの場所での意味付けになり、それにあわせて良い運気ということです。
同じ場所に寄り添うように2本現れた場合はさらに強い意味づけになり、良い運勢を後押ししていることを示しています。例えば人差し指の付け根の下に現れる縦線は評価やゴールの達成に関する相ですが、それが近い将来に起きることを示唆します。
このように違う場所の場合はそれぞれの意味に良い影響を与え合い、同じ場所にある場合はさらに強く示すということです。

縦線が3本ある時の意味

線が漢字の川の字のように現れている場合は、人間性や信頼度があり周りから評価されている時に現れる相になります。真面目な性格であり、目標や理想に向けて実直に行動していることが成果に近い時には特に現れやすくなります。
長さや位置が不規則に現れている場合は、金運や愛情運が充実している時に出てくる相になり、関係する吉相をさらに押し上げます。例えば金運に関する良い運気を表す相が出ている場合は、それをさらに強化し大きな意味合いになるということです。
他に親指の付け根辺りに、この相が出ている場合は普段行っている善い行いが実を結び幸運をもたらしてくれる線になります。

親指の付け根(金星丘)に現われる縦線の意味

親指の付け根から手首にかけてのふくらみの部分を金星丘といい、自身の持つ愛情や人に対して奉仕する心、状態を見る場所になります。ここに縦線が現れる場合はボランティア的な精神や奉仕活動を行っている時に出やすく、また強くそのような心を持つ人に現れてきます。
またその行動により良い出来事など幸福が訪れる前兆であり、またその行動により周りに幸せが訪れることを示唆する印です。また、それらの活動や行動により周りの信頼感や人徳を得ている印でもあり、そのことで良い流れに運気が大きく変わります。
逆を考えると、無条件に人を信じたり、あまりにも損得考えずに行動してしまいがちなので、そこさえ気をつければ幸福になることが出来ます。

人差し指の下に(木星丘)現れる縦線の意味

この位置に縦線が現れる人は、とても努力家であり、目標を達成したり困難を打ち破るためにも我慢が出来る人です。また生きること全てにおいて指針や目標、信念を設定し、それに向かって進むことが出来る力を兼ね備えています。
そして確実にその結果や成果をあげることができ、特に仕事面などでは信頼感が高く、出世や成功を手に入れることができます。多くの場合は、この線が現れている時には成功が近いことを示唆したり結果を得ることができる前触れなことを示しています。
また独立心が強く、成果を上げるためには努力を惜しまないので、起業などをする場合も吉相と言える手相です。

中指の下(土星丘)に現れる縦線の意味

この線は手相の基本線である「運命線」と言い、手首あたりから中指の付け根まで一直線に伸びた線は強運線となります。主に仕事やプライベート含めて人生全体においての良し悪しを判断し、長さや線の形状、濃さなどで判断していく相です。
この線の判断や解釈は、少し難しく、全く出ていない場合もあるので、様々な方向から見てかなければいけません。基本の見方として太いしっかりとした直線の場合は、人生の様々な部分で良いめぐり合わせや強運を発揮することが出来ます。
また途中で途切れていたりする場合や、途中で線の形状が変わる場合はそこが分岐点となり大きな変化が起きる知らせです。

薬指の下(太陽丘)に現れる縦線の意味

人から支持されている場合などや人気が高い時にでる線であり、またその影響で幸運を引き寄せる相となります。また金運や財運にも関係しているのでその成果により、収入が増えたり成功の印としての役割もある手相になります。
線が1本だけでなく、2本、3本と現れている時はさらに強い意味合いになり、良い出来事が近いことを示しています。複数出ている場合は、自身がもっている才能が開花され、周りに様々な影響を与える力を持っている人と言えます。
また分析力や話術などにも長けており、頭の回転が速いという特徴も持っているため、エンタメや政治家にも向いている相です。

小指の下(水星丘)に現れる縦線の意味

このあたりに出る縦線は、その人自身が元から持つ、金運や財運、お金に対しての考え方が現れる役割を持ちます。財運線とも呼ばれる線になり線の形状や濃さ、本数などで読み取り、解釈、判断してその人のお金の流れを見ます。
濃く現れ、しっかりとしている場合は、強運であり、線が直線であればお金に対してのバランス感覚に長けている才能を持ちます。金融関係の仕事やトレーダーなどで成功する線であり、他のジャンルの場合は成果により成功が近いことを示しています。
想像力や集中力も高く、充実した状態ですので、自分を信じて突き進んでも大丈夫なことを示しているということでもあります。

月丘に現れる縦線の意味

この部分は感受性や芸術性を判断する場所であり、それがどのように影響しどのような結果をもたらすかを見る部分です。ここに現れる縦線は長さや太さ、濃さだけではなく、この部分のふくらみやハリもあわせてその影響や意味を判断します。
基本はハリがあると創造性があり、ロマンティストであり、なければ現実主義であり結果主義であるという風に見ます。線が太くしっかりとしている場合はハリやふくらみとの兼ね合いでその結果や成果が現れることを示すということです。
また特別な例として人差し指や中指に向かって斜めに線が現れると、運命的な出会いがあり、大きな変化が起こる前兆となります。

地丘に現れる縦線の意味

手首の中心の丁度上辺りにあたる部分になりますが、この箇所の線に関しては解釈や意味が複雑になるので慎重に見る必要があります。この場所に現れる縦線の意味は、スピリチュアルに関することの解釈になり、少し曖昧な解釈と考えておくと良いです。
簡単に説明をするならば、他人の感じない雰囲気や感覚を感じることができる能力があり、それを説明することが出来る人です。霊感が強かったり、やたらと直感が働く人にはこの線が出やすく、太さや長さはその能力の強さを表しています。
またこの場所から運命線が中指の根元辺りまでしっかり伸びている人はとても強運の持ち主で、様々な良い出来事を引き寄せます。

火星丘に現れる縦線の意味

火星丘は2ヶ所あり、それぞれで持つ役割や意味が対になっていて縦線が入るとその役割を強めるという意味になります。ひとつは木星丘の下辺りの位置になり、行動力や積極性、モチベーションを司る場所になっており、どれだけの資質があるかを見ます。
もう一つは水星丘の下辺りの位置で、自制心や社会性、正義感を司る場所になりその資質がどれだけあるかを見ていきます。この部分のふくらみやハリ、血色をが良ければそれだけその人自身にその資質を持っているという風に判断します。
縦線があるとさらにその意味が強く現れていると判断し、さらにそのバランスでどのような影響があるかを見ていきます。つまり、どんなに積極的に行動できる能力があっても、自制心や社会性のバランスが悪ければ失敗しやすいということです。

たくさんある縦線の意味

縦線の解釈や意味はそのほとんどが良い相であり、あまり出る線ではありませんので多ければより良いという解釈になります。しかし他の基本線を断ち切るような場合などにはそれぞれ意味があり、良い部分を断ち切る意味になる場合があるので注意が必要です。
また場所によっても変わることがあり、この箇所で複数本出る場合は吉相で、違う箇所の場合は注意が必要な相ということもあります。それぞれで意味が細かく変わることや、意味が真逆になる場合もあり、このあたりは慎重に判断しなければいけません。
たくさんある場合は出現する箇所や線の状態、太さや濃さなどで、細かく総合的な見方が必要になってくるということです。

指先に現れる縦線の意味

指先に現れた縦線の意味は、大きな金運があるという大吉相になり、近いうちに大きな財産を手に入れる前兆の相です。しかし指先の縦線は滅多に現れるものではなく、また加齢や手あれ、ヒビなどによるものは大吉相とはみなしません。
判断は難しいですが、手相ではなく、内臓系の病気や疾患を抱えている時にもでるようなので、注意して下さい。また指先ではなく第一関節の下や第二関節の下に現れた場合は、食に困らないという相になり、俵紋と言います。
しかしこれも、他の慢性病や栄養不良の時にも現れ、判断が難しいのでまずは自身の健康状態を確認してからということになります。

結婚線と交差する縦線の意味

横に伸びている結婚線と交差している縦線はその意味を打ち消したり、何かの障害を示唆する線となりあまり良い線とはなりません。これが結婚線を交差せずに、線から伸びているのであれば、吉相となり子宝に恵まれたり、結婚を機会に幸運に恵まれる印です。
しかし交差しているのは、何かが原因で良くないことが引き寄せられる前兆ですので慎重な行動が必要になってきます。もうすでに結婚しているのであれば、夫婦間に何かしらの問題が出てくる可能性があるので話し合いなどで対処しましょう。
これからという方は、それを期に良くない変化が起こりやすいということなので、事前に気になることは徹底的にクリアして下さい。

感情線と頭脳線の間に現れる縦線の意味

この位置に現れる縦線は、今までの努力や地道に行ってきたことが実を結び大きな成果を得ることができる相になります。出現する位置や線の長さや濃さ、太さなどの状態によっても変わりますが、大方吉相と判断しても問題ありません。
似ている手相で神秘十字線がありますが、これは線が二本で十文字になっていて、その人の人気や魅力を表すものになります。またこの線が感情線と頭脳線の間に留まらず、手首や生命線の下辺りから中指辺りに伸びている線は運命線です。
多くの場合は、吉相となるので、良い出来事が訪れたり、良い運気の流れになる知らせの手相と考えて大丈夫です。

フィッシュがある縦線の意味

フィッシュは開運や良い転機になるとされる手相の中でも特に大吉相となる場合が多い線で、滅多に現れないものになります。これが現れた時には、仮にとても良くない状況でも急激に好転することもあり、人生が変わるほどの変化が起きるとされています。
どの縦線にフィッシュがあるのかで多少意味合いは変わりますが、そのほとんどが良い幸運の印とされるものになります。運命線の場合は、その地点で大きな変化の前触れであり、仮に手相の状態が悪くてもそれを回避する役割と意味があります。
財運線の場合は金銭的成功を収める示唆になったり、大きな財産を手に入れることができることを示す印になります。

まとめ

各縦線の意味とその役割を説明しましたが、そのほとんどが良い知らせであったり、吉相と言うのを理解していただけたはずです。基本はっきりしたものは滅多に出ないので、自分の手相に表れた時は、すぐにその意味を理解してさらに活かしていただきたいです。
基本的な考えとしてその人自身が持つ、資質や運勢が良い流れに好転し、良い転機になると考えるとよいでしょう。現れる場所や線の状態で基本線を打ち消した場合には、逆に良いものではなくなるのでそこは慎重に見る必要はあります。
ただその場合は、基本線などを横切る線になり、わかりやすいので問題なく判断でき、見た目にもそれがわかりやすいはずです。若いうちには中々現れない手相ですが、努力を重ね地道に頑張っていると、はっきりとした縦線が現れよい運気がやってくるはずです。