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物体に触れると読み取れる!サイコメトリーは実在する超能力

人間には未だ未開発の潜在意識というものがあり、それを活用できたらさまざまな超能力も使えるようになるのです。その中のひとつとして、物体に触れることでそこからいろいろな情報を得る超能力「サイコメトリー」が存在します。

「物」というと何か無機質で、人間の影響などまったく受けないような気がするかもしれませんが、決してそんなことはないのです。物にも、それ以前の持ち主や関わった人の何かが移るのです。そこから「視える」ものとは何なのでしょうか?

今回はサイコメトリーという、物に触れることで発揮される特殊能力についてお伝えします。

サイコメトリーとは物から透視をする超能力

サイコメトリーとは、ある物体に残っている「持ち主の思い」がわかってしまうという超能力のひとつです。よくテレビや映画などで、犯罪現場に残された物から、そこで起きたことの情報を読み取ってしまうようなシーンがありますよね。それは架空の話ではなく、現実にもあるのです。

そしてサイコメトリーができる人のことをサイコメトラーといいます。サイコメトラーはあるものに触れるだけで、その物に残された状況を映像として感じたり、感覚的に「わかって」しまうのです。一般的には「物に残された人の想念を読み取る」という能力と言われます。

ただ科学的にサイコメトリーのすべてが解明されている訳ではありません。しかし現実として海外では事件捜査に活用しているところもあるようです。はっきりと公になっていないだけで、その能力にはかなりの信ぴょう性があるのではないでしょうか。

サイコメトリーでは何がどのように視える?

サイコメトリーで物の情報が「わかる」「視える」とは、いったいどのような状態なのでしょうか?例えばある物に触れたときに、テレビの映像がスムーズに流れていくような視え方はしません。断片的にその瞬間が視えたり感じられたりして、あとからそれらをつなぎ合わせることが多いようです。

また、その瞬間的な映像や感覚が次々とやってくる場合もあります。サイコメトラーのペースに合わせてくれる訳ではないようです。それらが複数に及ぶと忘れてしまいそうになるので、その情報をすばやくメモするなりして保存することが大事です。

そしてその視え方の質も、サイコメトラーの能力の個人差によって違いがあります。エネルギー的にも消耗があるそうです。しかも、犯罪捜査や行方不明者の捜索などの案件では、読み取るものが悲惨なものばかりになり得ます。視たくないものも視ることには訓練が必要かもしれませんね。

サイコメトリーにおける残留思念とは

サイコメトリーにおいて、物に残された人の思いのことを「残留思念」といいます。物に残された記憶ともいえます。人が何かを強く思ったり念じたりすると、そこの場所やそこのある物・身に付けている物に、その想念が残ります。それを残留思念と呼びます。

例えば心霊スポットでは、ある人の強い無念の思いがその場所に残り、その残留思念が霊となって現れるという見方もできます。その場合は、魂は成仏していても、そのときの想念が残っているということですね。何が正しいというのではなく、そういうケースがあるということです。

ですから、ネガティブな想いが残っている場所や持ち物に安易に近づいてはいけません。それを手にした人に、良くない影響があることが予想されるからです。呪いの人形とか他の中古品には持ち主のエネルギーが残っていますから、要注意ですよ。

さらに残留思念はとくに液体に残るものが読み取りやすいといわれます。そのために、海、川、湖、沼等は心霊現象が確認されやすい場所なのです。

実在するサイコメトラーって本当にいるの?

サイコメトラーはアメリカのFBI操作にも関わっているとも言われたり、テレビ等で行方不明者の捜索にサイコメトラーが登場するシーンもあったりします。また別に、占いの分野でサイコメトリーの能力を活用する人もいるようです。

ではここで、実在する有名なサイコメトラーを紹介します。

ステファン・オソヴィエツキー:ポーランドに存在します。考古学の品物を読み取ることができた人物。世界のいたるところで発見された考古学品に関して、その発掘場所や年代をことごとく言い当てたとのこと。後にそれらは100以上が正しいと立証されました。

ジュラール・クロワゼ:オランダに存在します。1970年代に、日本での行方不明者の操作に協力しました。行方不明者の写真に触れ、もう生きていないことや、現場の状況を言い当て、結果その死体を発見するに至りました。当時のテレビや新聞でも取り上げられました。

サイコメトラーの能力は、10人中1~2人にあると言われますが、実際には能力があることに気づかずに生涯を終える人がほとんどだそうです。

あなたがサイコメトラーになるための訓練

サイコメトリーの能力を訓練によって発達させることができます。もちろん個人差はありますし、訓練などしなくてもできる人もいるでしょう。ただ少なからず誰にでもその要素はあるのです。

ただ決死の思いで歯を食いしばって臨まないことです。がんばってふんばってやるものではありません。また誰かと比べて「あの人はできるのに自分はできない」という風に考える必要もないですよ。できる人がすごくてできない人が劣るなんてことはない、個性のひとつだと思ってください。

そしてリラックスするほど能力は開花しやすいですよ。犯罪捜査とかいうものではなく、見透かす能力の練習を楽に行えると良いですね。

では、サイコメトリーの練習の方法をお伝えします・

記憶能力を発達させるための練習

物体を見て記憶する力を伸ばすことが、サイコメトリーにつながります。準備するのは、小物(果物や文具など何でもOK)を10~12個程度と、テーブル、仕切り板や布です。そして手順は次の通りです。

  1. 小物をテーブルに適当に置いて、それらを1分間見つめ記憶する。
  2. 1分間経過したら、他者に板や布でそれらを隠してもらう。
  3. その後、記憶をたどり、覚えている物を言い当てる。

この手順の練習を繰り返しましょう。人によっては小物の数を増やしたり、見つめる時間を短縮できるかもしれません。

そしてどの練習においてもそうですが、リラックスして気を楽にしてやりましょう。できた・できないとかは当初あまり気にしないことです。力んだり、がんばったりすると余計に練習効果は薄れます。

こういった能力の練習に、苦しい努力、必死さ、つらい思い等は必要ありません。練習によって感覚を呼び起こしていくものですから、なるべく心が落ち着いていた方が良いのです。サイコメトラーと名乗れるかは別として、少なくとも誰でもその感覚は発達していきますからね。

人の顔で観察能力を高めるための練習

サイコメトリーの能力を高めるために、人の顔を観察し特徴をつかむ練習をしましょう。モンタージュ写真を作るようなつもりで、可能な限り細部にまでわたって観察できるとよいですよ。思った以上に人の顔から得られる情報は多いものです。

  • 顔の形は、丸型、四角型、ホームベース型、面長…
  • 髪型は、ロング、ショート、ストレート、パーマ…
  • 目、鼻、口、あごの特徴は…
  • 眉、耳、そして顔全体の印象や、そこから推定される年齢…

これらのように顔には非常にたくさんの情報があります。その特徴をつかんで、なるべく短い時間で自分の脳にインプットできるかどうかです。やってみると案外人の顔は一瞬では覚えられないものだということを痛感するかもしれません。でも練習次第で力は伸びていきますよ。

顔を覚える場合には、顔全体をパッと眺めるようにする見方と、ひとつひとつのパーツに注目した見方があります。それを交互に意識してみていくと、その顔の特徴がつかみやすいでしょう。

物に宿る記憶と自分のイメージとをつなげる訓練

実際に、あるものを手にしたときに、そこからどのようなイメージが伝わってくるかを感じ取る練習です。ある意味本格的ですが、気を楽にして臨みます。

イメージとは湧いてくるものであり、自分で何とか湧かせようとするものではありません。ですから子供時代に帰ったつもりで、遊ぶ感覚でやった方が案外結果に結びつきますよ。では以下に手順を記します。

  1. 誰かの持ち物(愛着がある時計とかアクセサリーとか)を手に取りましょう。あえて強く握ったりこすったりする必要はありません。
  1. そして目を閉じて、その手にした物に神経を集中し、その物のエネルギーを感じることを試みます。集中がしますが、リラックスし続けることは大事です。呼吸もゆったりと行います。
  2. その物から発せられるエネルギーと、自分のエネルギーがひとつにつながるイメージをしましょう。このイメージはすぐには感じられないことはしばしばですから、よくわからなくても焦る必要はまったくありません。
  3. その状態で、自分の中に直感を感じるのを待ちます。この直感とは、さまざまな形でやってくることがあります。言葉、におい、アイデア、感触、数字等々です。何が正しいということは一切ありませんから、そのときに感じたことをメモしておきましょう。
  4. 自分が感じた直観を、持ち主と共有し確認しましょう。当たった、はずれたに、極端に重点を置かないで、これを繰り返します。

ここまでの手順で練習を続けると、サイコメトリーの能力は少しずつでも成長する可能性が十分にあります。大事なことは「これでサイコメトラーになってやろう」などと気張らないことです。リラックスして、楽しんでいるときが、一番自然に直感を受け取りやすいからです。

まとめ

今回は、物体に触れて読み取るサイコメトリーについてお伝えしました。このサイコメトリーを使える人が増えれば、人々の助けになる分野がもっと広がるかもしれませんね。超能力だからといって、あなたに100%無関係とは言えませんよ。

おそらくサイコメトリーの練習を自分でもやっていけば、その能力は大なり小なり発達しやすくなるでしょう。あなたの眠っていた意識が目覚めるきっかけになるかもしれません。

しかしそのために、面白半分で怪しい場所に行ったり、その関連のものに触れたりは絶対にしないでください。映画やテレビの世界にあるような事件捜査的なことは、危険が伴う場合が十分に考えられますからね。

超能力はすごく特別なものではありません。誰にでもその要素は潜在意識にあるのです。例えば新品のものより、中古品に触れると何かどんよりと重く感じる・・・なんてことがあれば、それもサイコメトリーのはじまりかもしれません。

いずれにしても、超能力は本来、人々の暮らしを快適でしあわせにするためにあります。そのことを忘れずにこれからもサイコメトリーと接してくださいね。