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霊が乗り移りやすい霊媒体質とは?その特徴と改善方法

この世に起きる不思議な現象のひとつに「霊媒」があります。霊媒とは霊が生きている人の体に乗り移ることをいいますが、それが起きやすい人は霊媒体質といえます。霊の存在を感じたり、霊が乗り移ってきたことを自覚したり、中には霊が見える人もいるでしょう。

その本人にとっては、もしかしたら幼いころから普通に霊との接触があった人も案外いるかもしれません。周りのみんなにも霊の存在がわかっているものだと思っていたら、実は自分だけが霊に気づいていたということも珍しくはありません。

今回はそんな霊媒体質についての特徴や改善方法をお伝えします。

これもひとつの才能かもしれない!そもそも霊媒体質とは?

霊媒体質とは、霊が体に乗り移りやすい体質のことです。そう聞くと、とても怖いことであったり困ったことのように思うかもしれません。でも一概にそうとは言い切れないのです。それは霊媒体質を活かして仕事をする「霊媒師」という存在もあるからです。

その霊媒師とは、霊を媒介して自分の体に意図して憑依させ、その声を語るというものです。その霊には、先祖の霊、守護霊、自然霊、ご神仏などさまざまです。現在生きている人の生霊の場合もあります。

このことから、霊を良い・悪いとは言えないということがわかります。自分を守ってくれていたりする霊はありがたい存在ですよね。逆に人間に困ったことをする霊もいます。それらに対応して霊媒を行える能力が整っている人が霊媒師です。

ただ一般的な霊媒体質だと、霊媒師まではいかないでしょう。ただある程度霊に対しての対応が可能です。

霊媒体質と似ている憑依体質というのがあります。霊媒体質は多少なりとも霊とコンタクトできる余地があるのに対して、憑依体質は霊に乗っ取られやすいです。憑依とは霊の思いのままにされてしまいやすいレベルのことをいいます。

霊媒体質の人の特徴と影響とは?

霊媒体質の人の特徴には個人差があります。その体質を活かす能力が高い人は霊媒師として霊障とコミュニケーションがとれます。そして、その能力が不安定な場合は、霊のあり方によっては悪影響を受けてしまうということです。

ただいずれにしても、霊が乗り移りやすい体質であることに変わりはありません。「困った体質」という見方もできますし、「特殊能力」という見方もできるでしょう。まずは、霊媒体質の人の特徴を知って、果たして自分はどうなのかを重ね合わせて確かめてみてください。

ではここから霊媒体質の人の特徴と影響を解説します。

霊媒体質の人の体に起きやすい特徴と影響

霊媒体質の人は、肉体的な不調はどうしても受けやすいでしょう。霊にもさまざまで、上級霊として人間に悪影響を出さない存在もあれば、低級霊として人間に不快症状をもたらすものもあります。

詳しく言うと、上級霊はその人の良き守護霊とか指導霊や、神様に近い存在の霊のことを言います。上級霊は、その人がなるべく人生に迷わないようにサポートしてくれるありがたい存在です。低級霊とは、成仏できずにさまよっている霊、人に悪影響を及ぼす霊です。

この低級霊が存在する限り、霊媒体質の人はその影響をゼロにするということ自体は無理でしょう。

そして肉体的に不調が起きやすいのは、やはり体が弱っているときです。風邪を引いている、寝不足、不摂生をしている等のときは、さらに霊の影響でその症状が悪化しやすいという特徴があります。

さらに、霊媒体質の人は頭痛、肩こり、腰痛も出やすく、ある場所に行くと体がしんどいということはしばしばです。調子がいいときは、霊の影響をはねのけやすくはなります。

ただ、霊が上級であっても低級であっても、接触がある場合は肉体を使いますので、霊媒体質の人はいやでも体が疲れやすいという特徴があります。

霊媒体質の人の精神に起きやすい特徴と影響

霊媒体質の人の精神は、そうでない人に比べれば若干の不安定さはあるでしょう。しかし、本人の健康状態や精神状態がもともとしっかりしていれば、霊の影響は受けにくくなります。

それを詳しく言うと、霊媒体質の人のところには基本的に霊が寄ってきやすいのです。霊媒体質の人にとっては、霊がいれば存在を感じたり、ちょっかいを出されたり、何かしらの刺激があたえられるのです。

たとえば霊媒体質でなくても、道を歩いていて知らない人にやたら話しかけられたり、いたずらされたりしては、イライラしたり鬱陶しくなりますよね。それと同じことです。

その当人が気持ちがしっかりしていて、霊であっても人であっても他者に対してしっかりと「NO」といえる人は、悪影響を受けにくいと言えます。

霊媒体質になってしまう理由とは?

人には皆、霊媒体質になる要素があります。少なからずその体質はあるということです。あとはその要素が大きいか小さいかの違いですね。霊媒師とはいかないまでも、霊媒体質を活用している人と、霊媒体質に困っている人とがいます。

ではあなたは、霊媒体質を改善して、うまく活用できるようになりたいと思いますか?それとも霊媒体質をもうやめたいと思いますか?どちらの場合もその理由を知ることは大事です。理由を知り原因をつきとめられたら、改善に向けての一歩となりますよ。

そしてその理由を大きくふたつに分けると、「自ら引き寄せている場合」と「そういう体質に生まれた場合」があります。

自分で引き寄せて霊媒体質になっている場合

霊を自分が引き寄せている場合、自分の在り方によって上級霊を引き寄せたり低級霊を引き寄せたりします。

生き方の芯がしっかりしていて、人生から逃げずに生きている人は、上級霊を引き寄せやすくなります。そしてその霊に感謝するほど、霊の存在を感知し、良い影響の霊媒体質となります。その人の存在に光をまとうので、低級霊は近づけません。

また、ネガティブな生き方をしている人には、低級霊が寄ってきます。低級霊はそういう人が持っているマイナスの波動に同調して寄ってくるのです。低級霊はその人の肉体的・精神的健康が損なわれることを引き起こします。でもそれはもともと自分が引き寄せているのです。

このネガティブ思考が強い人ほど低級霊がつく体質になっていきます。それが続くと低級霊のさらなるネガティブな波動に飲み込まれるようになり、霊の思うようにされてしまいます。

生まれながらにして霊媒体質の場合

生まれながらにして霊媒体質の人は、赤ん坊のころから霊が見えたり霊とコンタクトをとったりができます。また生まれたときから上級霊に強く守られていると、低級霊の影響は受けずに健やかに育っていきます。

また、赤ん坊のときに守られる存在が弱く、さまざまな霊を感じる霊媒体質の人は、霊の影響に苦労することもあるでしょう。しかも本人が霊に困っていることを周囲の人が気づいてあげられないと、誤解を受けたりしてつらい思いをすることもしばしばです。

その後、何かのきっかけで本人が明るい人生に向かって懸命に生きれば、上級霊を呼ぶ体質に変化します。ひたすらネガティブな生き方を選ばざるを得ないなら、低級霊ばかりを呼び込む体質になってしまいます。

霊媒体質を改善して快適に生きていく方法

まず霊媒体質を改善するために大切なことがあります。それは「霊を否定しない」ことと「霊の言いなりにはならない」という強い意志を持つことです。

霊だからといっても、その感情や思考は生きている人間とはあまり変わりません。ですから霊媒体質の人は、霊との付き合い方が良くなると、自分を助けてくれる存在になります。

そして霊の存在を否定しては良い霊も悲しみます。さらに、霊の言いなりになっては乗っ取られてしまいます。霊とどう向き合うのか、自分の中にしっかりとした意志を持つことが大事です。その上で以下の方法をぜひ実践してください。

身の周りをキレイに掃除して生活習慣を整える

明るくキレイで清潔なところには、上級霊だけが存在できます。低級霊は、暗くてジメジメした不潔・不浄なところに集まりますから、いつも清潔に掃除された空間にはいられません。霊媒体質の人は、いかに日頃清潔を心がけるかがとても大事です。

家の暗いところにはあかりを入れ、風通しを良くし、ホコリがたまらないようにしましょう。物が溢れかえっているような場所も整理しましょう。まただらだらと怠惰な生活は改め、規則正しい生活習慣を持つことも大事です。

身の周りをキレイにし、良い生活習慣を持つと、上級霊はますます本人がしあわせに向かうようにサポートしてくれます。上級霊とコンタクトもとれやすくなります。そうすれば見えない存在と共に人生をすばらしく快適なものにしていけるのです。

明るく過ごすことを意識して霊に感謝する

明るい意識の元にも、低級霊は近づけません。明るい気持ち、笑顔、笑い声、ポジティブな思考があるところには霊媒体質の人にマイナスのことは起きません。逆に上級霊が役に立つ情報を持ってきてくれます。

そして上級霊の情報は、人によってはメッセージのように聞こえる人もいますし、直観でもたらされる場合もあります。本人が何となく思いついたことのようでも、実は霊からのアドバイスを自然に聞いていることは多いのです。

ですから、何か良いことが起きたり、アイデアを思いついたり、運がいいことがあったら、見えない霊の存在に感謝をしましょう。感謝ができる人には良い人も、良い霊も集まります。霊媒体質の人は、ますます人生が豊かになり、運気が上がってくるでしょう。

まとめ

今回は、霊媒体質について、その特徴や改善方法をお伝えしました。霊と聞くとマイナスのイメージばかりを持つ人が多いかもしれませんが、決してそんなことはないのです。霊媒体質であっても、その人の生き方次第で、霊がプラスにもマイナスにも作用するのですね。

ただ人間は完ぺきではありません。誰しも弱いところがあります。そこに低級霊が集まりますから、霊媒体質の人は、自分が弱ったときは要注意です。不安、ネガティブ、執着、嫉妬、差別、不浄、不潔…等の思いが強いときには、そういう自分を早めにリセットすることが大切です。

もしあなたが霊媒体質であるなら、それをマイナスに捉えずに、ひとつの個性・才能と考えることをおすすめします。あなたが自分に素直で感謝を忘れない人であれば、上級霊が常に力を貸してくれます。そして低級霊を引き寄せない生き方を学ぶ良い機会が与えられている訳ですね。

霊媒体質を否定せず、これからは霊とうまく共存していく時代かもしれませんね。