スピリチュアル

生まれ変わりの証であり魂に与えられた使命を表すバースマーク

あなたが生まれたときからあるアザ、または特徴的な目立つほくろ、それらはただの皮膚の変色ではないかもしれませんよ。

わたしたちの体は今生限りと思われがちですが、その外見的な肉体は滅んでも遺伝子は受け継がれ続けています。その遺伝子、つまりDNAには先祖代々からずっと続いている記憶が刻まれているのです。

ですから、そのDNAの影響が生まれながらに体にアザとなって現れたとしても、決して不思議ではありません。

バースマークはあなたに何かのメッセージを発信していると考えたほうが自然です。その何かとは何なのか?それは本人が生きて行くうちに、さまざまな体験を通して気づかされていき、いつかその真実を知ることとなるでしょう。

今回は、そのバースマークについて、そこに隠された秘密をお伝えします。

バースマークとは生まれたときからある記憶の印

生まれてくる前の、遠い昔の過去に生きていたときの記憶の印が体に現われるということはどういうことなのでしょうか?そのもとになっている考え方は輪廻転生です。

輪廻転生とは、そのとき肉体が滅んでも魂は消滅することはなく、また新しい肉体に宿り、生まれてくるというものです。つまり魂は何度も違う肉体で生まれてくるので、違う過去の時代にも何回も生きていたということです。

ですから、過去での自分の体験が次の人生にも影響を及ぼすのです。輪廻転生する際には記憶は消されてしまいますが、しかし過去の体験が今回の人生に大きな意味を持っていることがあるのです。それが肉体に印としてあることで、あなたに何かを伝えようとしているのです。

「こんなところになぜ?」という理由を知ることも、人生においてのひとつの目的であり、魂の成長に必要なものだといえるでしょう。

バースマークに隠されたスピリチュアル的な意味とは?

病気とか怪我ではないのに、なぜなのでしょう?体にアザとしてできたことの裏側にある、スピリチュアル的な意味はなんなのでしょうか?おそらくそれは理屈を超えた、過去世からの魂のメッセージです。

過去世の記憶はさまざまです。楽しい記憶もあるでしょうが、どちらかというと学びのためには辛く感じていたものが多いかもしれません。

ただ、科学的には証明できなくても、DNAはあなたに何かを知らせたがっているのです。それを否定せずに受け入れることができたら、すべての謎が紐解けていくことでしょう。

前世での痛みの記憶が呼び起こされたバースマーク

体に現われる理由がとくにオーソドックスに考えられているのは、過去生の時代に、何らかの致命傷を負った体の部分に現われるというものです。

災害での怪我や負傷かもしれませんし、今とは時代が違いますから、戦争で負った傷であることもあるでしょう。それは少々の傷ではなく、人生において致命傷となったものです。そのときの体験から、今何かを学ぶ必要があるのでしょうね。

致命傷ということからすると、位置的には心臓の近くの胸や背中、内臓がある腹、あたまや首にあるアザはバースマークである可能性は高いでしょう。また、人の特徴が最も現れる「顔」の場合もあります。

これらも痛みの記憶ですから、楽しさや喜びの要素は少ないかもしれません。

輪廻転生を表し今生に生かすためのバースマーク

人は何回も生まれ変わり、そのたびに成長していきます。ある部分にアザを持つ人が死去した後に、同じアザを持つ人が生まれた場合、それは生まれ変わりのサインではないかという見方もあります。

それは、死去した人生では成し遂げられなかった何かを、もう一度次の人生でやり直すチャンスが与えられたということです。その学びが一体何なのか?それを気づかせるための印なのですね。

また過去生において愛し合ったふたりが、そのときには叶わなかったことを再び実現させるための目印としてバースマークがあることもあります。ただその印だけをたよりにひたすら相手を探すということは、真実の出会いを遠ざけるでしょう。

出会った後に共通のアザの存在に気づくことの方が多いようです。

魂に与えられた使命を表すバースマーク

魂の使命という生涯を賭けてのテーマが、体の印に隠されている場合もあります。もしかしたらある一族の思いを継承するためのサインであったり、またはある一族の悪しき習慣を断ち切るためのサインであることもあります。

また、その人をとくに印象付けるようなところにあるアザやほくろは、それが魂の使命を思い出させるためのものである可能性は大です。特別な能力を表すケースもあり、それが逆にコンプレックスを抱えてしまう体験を招くケースもあります。

いずれにしても現実の自分に正面から向き合い、そして生きて行くことに向き合うことです。その人だけに与えられた魂の使命が呼びこされる日がくるでしょう。

どうしても気になるバースマークの対処法

何もない人にとってはどうでもいいことでしょう。でももしあなたにバースマークがあって、それが実生活に何らかの影響があるときはどうしたらよいのでしょうか?

一番大切なのは、バースマークがあることをどう受け止めるかです。その受け止め方によって、バースマークが喜びのほうに働いたり、辛い思いをする方に作用したりするのです。

まず、バースマークがあることは良いとも悪いとも言えません。また、特殊・特別・選ばれた存在ということはなく、それを持つ人のひとつの「個性」と受け止めてください。今回生まれてきたのは、おそらく身体的な特徴を持つ人生から何かを学ぶ必要があるからです。

例えば顔にアザがあるとします。そうすれば、いやでも顔に注目が集まります。注目が集まることに良い悪いはありません。ただそれをどう受けとめて生きて行くかです。その生き方が自らのクリアする使命かもしれません。

ときに、アザを隠すことも必要だと思う場面もあるかと思われます。そのときはそうすれば良いでしょう。大切なのはアザが自分に何を言っているかを無視しないことです。

見た目の対処も、したほうが良いと思えばしてください。したことが悪いとは思わないでくださいね。そしてアザがあることに向き合うのが内面の対処です。どんな体験にも意味があることを忘れないでください。

まとめ

今回は、生まれ変わりの証であり、肉体に示されたメッセージであるバースマークについてお伝えしました。バースマークには、それを持つ人に対しての、大昔からのメッセージが込められているのですね。

ただ、身体的な特徴であるが故に、つらい、悲しい、悔しい経験もあるかもしれません。「見えるもの」を第一の判断基準にする人からは、それをハンディ、悲劇、不幸等と思う人もいるからです。

しかしバースマークのある人生を選んだ魂は、それを受け入れしあわせになっていく決意をすでにして、生まれてきています。バースマークがあることをプラスにするのもマイナスにするのも本人次第なのです。

ですから、過去生での記憶がない中で、ある意味目に見えるメッセージがもらえていると考えれば、それをきっとプラスに活かす方法があるはずです。

過去の自分を思い出すとともに手放し、そして生まれながらにある「個性」を最高に活用するように、バースマークはきっと導いてくれているのです。