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原因不明の不調や理解不能な現象は霊障かも?その症状とお祓い・対処法

あなたの周りでは不可解なことが起きていませんか?原因がわからないけれど、体がだるい・重い・痛いとか、何をするにもやる気がでないとか…。または家系が病気がち、怪我や事故が多い、何か不幸を背負っている気がする…等々。

いわゆる現代の医療や科学では解明できない不思議なことはいろいろありますよね。その中でも、なぜか肉体的なダメージや、精神の病が続いたり、不運としか思えないできごとがついて回るのは、もしかしたら「霊」の仕業かもしれません。

今回は、その霊が起こす霊障について詳しくお伝えします。

不運の連鎖としか思えない?そもそも霊障とは?

霊障とは、霊がその人にとりついたために起こる障害のことです。ただ霊にも上級霊と低級霊があります。主にその人の成長を支えたり、学びの機会を与えるのが上級霊と言われます。そして、災いのように思えることを起こすのが低級霊です。

その低級霊は、成仏できていない霊のことですが、もともと人に悪さをしたくてしている訳ではないのです。本当はその霊は「助けてほしい」「気づいて欲しい」「成仏させてほしい」という思いから、人間にメッセージを送っているのです。

しかしその低級霊が送るメッセージが、人の健康を脅かす現象として現れやすいので、「悪いもの」と決めつけられがちです。確かにつらく苦しんでいる霊が人に訴える行動は、爽快で心地よいことにはならないですよね。

それでは、そのつらさの程度によっての霊障のタイプをお伝えします。

霊障のタイプによってつらさには差がある?

低級霊が人にとりつく場合、そのとりつき方の程度に差が生じます。それは、ほんの一時的にとりつく程度であることもあれば、霊が主導でその人を支配してしまうほどのとりつき方をすることもある訳です。

それは、生きている人間が、他人に対してマイナスな思いを抱くことと同じです。誰かに悲惨な苦しい思いをさせられたと思えば、そう簡単に相手を許せないでしょう。長期に渡って相手の不幸を願うかもしれませんよね。

ですから霊障においても、それがひどいほど、その霊のやり切れない思いが強く執着としてあるのです。

それでは3段階に分けて、霊障をタイプ別に解説します。

ほんの一時的に付きまとわれる霊障

これは一時的ですから、長期間に渡って不調が続く訳ではありません。しかし、つきまとわれた状態で、あまりにその人が肉体的・精神的に抵抗力がない場合は、何度も霊を呼び寄せてしまうことがあります。

ただ、通常はつきまとわれてもすぐに離れていったりして、受けるダメージとしては軽いものです。この場合霊障だと自覚することはほとんどないでしょう。霊に敏感な人にとっては、不快で気分が良くないと感じるかもしれません。

例えばちょっとしつこい客引きみたいな感じを想像してもよいかもしれません。近くに寄ってきても相手にせずやり過ごせばそれで終わりです。でも、客引きだとわかっていても立ち止まってしまい、話を聞かされることに「NO」と言えないと、その後も付きまとわれてしまうというのに似ています。

霊障の中はかるいタイプです。

生活のなかで精神的に惑わされる霊障

付きまといが日常的になって、通常の生活に影響が出るものです。その霊によって、付いた人の思考が惑わされ、善悪の判断力が鈍るということが起こり得ます。

例えば博識者に霊が付き、「自分は神様の分身である」というような思考を植え付けられたりします。そうすると、その人は自分の言うことがすべて正しいと勘違いし、危険なことも悪気なく行ってしまうことがあるのです。これは霊が人の「見栄」というものをコントロールしている結果です。

つまり、霊にきっかけを与えられて、いかにも自分が考えて自分主導でやっていると思い込んでいるのですね。人間の見栄、嫉妬、差別、偽善等の感情を逆手にとり、精神を惑わせていく、付きまといよりは影響が大きい状態です。

霊障の中では、若干影響が大きいタイプです。

霊にとりつかれて支配されてしまう霊障

霊障の重い段階で、霊にとりつかれた本人の自由意思はもうありません。その人の人格も乗っ取られてしまうのです。惑わされている段階では、まだ意志が残っていますが、支配されると意志も奪われます。

その中でもさらに程度はさまざまです。強い恨みの念が先祖代々続いているものもあります。恨みというよりは、ただ人間を困らせようとするだけのものもあります。また、「善」に対しての強い憎しみがあり、まじめに生きている人に嫉妬して悪さをする場合もあるのです。

このくらいの重い霊障の場合、それが一定期間続くと、肉体的にもそうですが、脳に障害をきたすこともあります。ここまで来ると、本人だけの力ではどうにもならないケースがほとんどです。その道の専門家の力を借りて、まずは霊障に対処しなければ、何らかの致命傷になりかねません。

霊障によって起きるさまざまな症状やその特徴

霊障によって人はどんな影響を受けるのでしょうか?それは肉体的なものもあり、精神的ダメージであることもあります。いずれの場合にも共通するのは「いつもの自分ではなくなる」ということです。

当の本人が「これは霊障だ」とわかっていれば、対処は速やかに行われるでしょう。しかしたいがいはそれを自覚できません。なぜかわからないけど、体のある部分が痛いとか、理由なく強迫観念が止めどなく押し寄せてくるとかが起きます。

その原因がわからないことでさらに不安が増すことになり、外見からしても本人らしさがなくなっていきます。まさに、生きているのに死んだような風貌に傾いていってしまうのです。

では霊障の具体的な症状や特徴を解説します。

霊障によって起きる体の症状や特徴

一般的によくある肩こり、腰痛、そして頭痛などが、霊障が原因で起こる場合があります。病院やマッサージ、整骨院等で治療をしてもなかなか改善がみられないときは、霊障である可能性は高まります。後頭部や肩甲骨周り、背中に不調がくることもあります。

また、耳に不具合が出ることもあります。長い間、耳鳴りや幻聴に悩まされるようでしたら、霊障を疑ってみましょう。これもクスリを飲んだり、病院に行っても解決しない場合は霊の仕業であることが予想されますよ。

そして全身に至っては、体がだるい、重い、倦怠感がひどいなどがあります。極度の眠気が出る場合もあります。ただまずは病院に行ってみてくださいね。それでもしばらく改善されなければ、霊障を視野に入れましょう。

見た目ですが、顔つき・目つきが前とは違ってくることがあります。それはもちろんやさしい顔つきになるのではなく、目つきは鋭くなり、顔つきもその雰囲気が平和な人間とはかけ離れていきます。同じ顔なのに、何だか人が違うような気がするときは霊障が考えられます。

霊障によって起きる精神の症状や特徴

霊障によって精神に影響があるとすると、まず神経過敏でヒステリックになる場合があります。ものごとを冷静に見られなくなり、善悪の判断がつきにくくなります。やさしさや思いやりが失われていきます。

そして、落ち込みが激しく自己嫌悪に陥ることがしばしばです。自分を責めるばかりで、それ以上の建設的な考えが出てきません。またはあえて落ち込んで他人からの同情心を引き出そうとすることもあります。

さらに、とくに何かがあったわけでもなくふと死にたい思いが湧くことがあります。それまでに何かの前触れがある訳ではなく、急にそういう感情が湧いてくるのです。

また、複数の霊につかれていたりすると、霊が入れ替わったりするたびに、性格がころころ変わるようになります。そのためひとつのものを選ぶのでも、複数の霊の影響でなかなか決められないという現象も起きやすいです。

霊障によって起きる生活における不具合

霊障の影響で、とにかくさまざまなトラブルが絶えないことがあります。交通事故はよくある例です。「いつもならこんな操作ミスなんてしないのに」ということをやってしまいます。またはなぜ事故になったのかがわからない場合もあります。

また霊障によって、お金のトラブルもあり得ます。極端な浪費を繰り返したり、ギャンブル依存で借金まみれになったり、つい誰かの借金の連帯保証人になってしまったり・・・。いつもの自分ならやるはずのないことをしてしまうのです。それが犯罪につながるケースもです。

そして、人間関係においてもトラブルが増え、とくに異性関係は顕著です。不倫、浮気になぜか走ってしまったり、突然性格が嫉妬深くなったりして、お付き合いをしてもすぐに破局を迎えてしまいます。さらに性欲を抑えられなくなったり、性癖をおかしくすることもあるのです。

霊障によって起きる家系的なもの

自分には身に覚えがなく霊感などもわからないのに、それでも何かがおかしいと感じたら、それは家系にとりついた因縁の霊かもしれません。その霊は何かしらの理由でその一族に強い恨みを抱いており、その血筋を断絶させようとする目的があります。

例えば、血筋を絶やすためにその一家の誰かに自殺願望を植え付けることもあります。親戚等に自殺者がいたら要注意ですよ。

また、一族が繁栄しないように、結婚を妨げたり、結婚したとしても離婚に導いたりすることもあります。そして、子孫を残さないよう、子どもをできにくくします。すべて徹底的に行います。

さらに、その一族・親戚に、ギャンブルや金銭トラブルを起こす人がいて、財産もすべて失うように仕向けていくのです。

霊障が起きる人と起きない人は何が違う?

まず霊が好む人には特徴があります。それは、暗い、ネガティブ、孤独、無気力、気持ちが後ろ向き、希望がない等々です。これらの要素は人間であれば誰しもが持っています。しかし、とくに強くある人は、霊を引き寄せやすくなります。

ですから、たとえ一時落ち込んでしまって霊につきまとわれたりしても、その人が明るく大笑いしてイキイキとすれば、たいがいの霊はサッといなくなります。要は、明るく笑顔ではつらつと過ごしていないときが、霊が寄ってくるときなのです。日頃の明るい習慣は大事ですよ。

そして霊は心の闇に一瞬で入ってきます。日々の生き方や考え方に闇の要素が強い人が狙われやすいといえます。霊障にしばしば悩まされる人は、霊の好みをたくさんもっているのです。

さらに、霊が好みやすい人がたくさん集まるところや、暗い、じめじめした、不浄な場所に行くことが多い人も、霊障を受けやすいです。

霊障を受けてしまったときの対処法

では実際に霊障を受けてしまったときは、どう対処すればよいのでしょうか?まずは応急処置として自分でできることをしましょう。ただ、それをやれば除霊が完結するはいえません。

霊障はその当人が引き寄せる要素を持っていることがほとんどです。一番大事なことは、普段から霊につかれないような生活の仕方、ものの考え方、生き方をすることです。それができなければ、一時除霊できても、またすぐに霊を引き寄せてしまいます。

ですから、「おかしいな?」と感じたときにどうしたらよいかをまずお伝えします。そして後で述べますが「お祓い」をしてもらうことをおすすめします。

塩やお経・念を活用して霊障に対処

霊障の可能性を感じたときには、塩を活用しましょう。塩のパワーで浄化が期待できます。気になる場所に塩を撒いたり盛り塩をすること。そして自分自身にも塩をかけたり、塩を入れたお風呂に入ったりも良いですよ。使い終わった塩は、再利用はせずに流してください。

また、お経を読み上げることも効果を望めます。「南無阿弥陀仏」や般若心経も良しです。もし可能であれば、落ち着いて読み上げてください。変に怖がって行うと、そこの心の隙を霊が狙ってきますから、気持ちを静めて行いましょう。

さらに、霊には「成仏させてほしい」「自分のことを知ってほしい」という思いが根底にあることが多いです。ですから「私はあなたの力にはなれません。お帰り下さい」と何度も念じるのです。その思いが通じて、霊が去っていくこともあります。

光や守護の存在をイメージして霊障に対処

霊が嫌うエネルギーがその人に湧いて来れば霊障に対処できます。霊が嫌うものは闇の反対の「光」です。ですから、明るく太陽のように輝く光をイメージするのです。自分の周りがその光で包まれ、自分自身からもキラキラと光りが溢れだしている光景を思い描きましょう。

また、自分が必ず守られている存在であると信じてください。それは大切な人であったり、良い守護霊であったり、神様であったり・・・それらがすべて自分を守ってくれていると強く信じるのです。その思いが弱気や不安に負けないように。強く清い心の持ち方は大事です。

つまり重要なことは、相手が霊であれ生きている人間であれ同じなのです。もしあなたが困ることをされているなら、毅然として「やめてください」という強い意志を伝えることです。その強い「気」が不要なものをはねのけるのです。

霊障を受けないための予防法

日頃の生活態度も霊障を受けにくくするかどうかを左右します。人間として体と精神を大切にした生き方をしていると、なかなか霊も寄って来れません。霊にとりつかれたらどうするかよりも、はじめから霊を呼ばない自分づくりを心がけましょう。

それにはすごく特別なことをするわけではありませんよ。霊が好む、暗い、ネガティブ、不浄、不潔等の習慣があったら改めて、生きて行くのに良い習慣を身に付けるのです。そうすると霊がいてもいなくても、すべての調子がどんどん上がってきます。

規則正しい生活と掃除を心がけて霊障を予防

朝起きたら朝日を浴びて、暗くなれば休む。自然に調和した生き方が人の心も身体も強くします。日頃の健康も霊障を予防するにはとても大事なのです。病気や怪我などがあれば体力は落ち、抵抗力・免疫力も落ちて、霊を跳ね返せません。

また掃除も大事です。風通しがよく空気がキレイで、清潔にしてあるところに霊はいられません。霊は、不潔でホコリがあるようなジメジメとした場所が大好きです。毎日部屋をキレイにしておくことで、霊障予防の効果はとても期待できます。

見の周りの掃除は心の掃除にもつながりますから、部屋がキレイになるのと同時に、心の中にあるマイナスな部分を取り除けます。ぜひ当たり前の習慣にしましょう。

人と比べずに感謝の思いで霊障を予防

霊が付け入る隙は、人の妬みや嫉妬心にあります。それは人がつい自分と他人を比較してしまうというクセがあるから生まれます。他人を羨んだりする感情が妬み・嫉妬につながり、そこの弱さに霊が入り込みます。他人と自分を比較するクセがあったら直していきましょう。

そして身の周りの人やものに感謝しましょう。いて当たり前、あって当たり前ではないのです。いろいろな人やものがある「おかげ」で、今生きていられるのです。また人生においての苦労は成長のためにあるのであって、嫌な思いをするためではありません。

やけになったり、投げやりになったりするのではなく、すべてに感謝の思いを持てると、そこに霊はいられなくなります。逆の見方をすれば、霊も「感謝」を思い出させてくれる良いきっかけになる訳ですね。

霊障に対するお祓いをするには?

霊に対する予防や対処法も叶わず、霊障を受けてしまったら、あなたの大事な健康と生命のためにお祓いをしてもらうことをおすすめします。それは専門家によるものです。とくに霊障がひどい場合は、霊の存在を侮ってはいけません。また面白半分も危険です。

やはりその道のことはその道のプロにまかせましょう。神社やお寺でもお祓いをしてくれるところがあります。または霊能者に依頼するのも良いでしょう。自分の今の霊障の状態を相談してみたら、除霊可能かどうかもおおよそ教えてくれるでしょう。

お祓いを頼むのに絶対にここがいいという所はありません。何軒かに相談してみて、あなた本人が「ここなら信頼して任せられそう」と思うところに依頼を決めることです。料金その他の条件もしっかり聞いてくださいね。

まとめ

今回は、霊障の特徴やお祓い・対処法についてお伝えしました。あなたにも霊障が起きていると感じられましたか?

霊障のやっかいなところは、はっきりと「これは霊障だ!」と証明されないことですね。ただそれは放っておいても良いということではありません。病院等ではわからない症状であれば、霊障の可能性も十分に視野に入れておくことですね。

霊障が徐々に進行していけば、体は慢性的な不快状態になりますし、精神面も少しずつ少しずつ蝕まれてしまうことが考えられます。

ですから霊障が怪しい場合は、まずは専門家に相談ですね。それで霊障でなければ安心して別の対策をすれば良いですし、霊障であるならお祓いをしてもらえば、これも安心です。「風邪かな?違う病気かな?」というときに病院に行くのと同じですね。

したがって「霊障かも」と思っても、大事なことはあわてないことです。ちゃんと対処をすれば改善するものであると認識して、霊と向き合ってください。また霊がつく原因の一部が本人にあることもあります。霊障を疑うときは、ご自身の在り方を改めて見直す良い機会かもしれませんよ。