ヒーリング

浄化で心と体をリフレッシュ!身近なものでも実は簡単にできる

体の不調が続くときや、なんとなく気持ちがふさぎ込んでしまっているときに気分転換も兼ねて浄化をしてみるのも一つです。浄化にはたくさんのやり方があり、自分の心と体をリフレッシュして英気を養う作用があります。

浄化というとスピリチュアルな霊性を思い起こさせますが、実質的な効果として空気清浄や殺菌の作用を持つものもあります。寺社などで厄払いをすることも浄化の一つです。

ここでは家の中や身近でできる浄化の方法や、自然と触れ合うことでできる浄化を中心にご紹介します。心身や空間をポジティブな流れに好転したいときは、浄化をしてみると効果的です。浄化とは一体どういうことなのかを紹介していきます。

浄化とは心身がとらわれている邪気を払うこと

「浄化」という言葉から、あなたはどんなことをイメージしますか?浄化はスピリチュアルな分野では頻繁に耳にする言葉です。穢れを祓うために寺社を詣でるのも一つの浄化ではあります。

しかしもっと手軽に、精神的にも肉体的にもこまめに浄化ができれば、邪気や重苦しい気持ち、運気の低下を防ぐことができます。身近なことを通して浄化する方法も世の中にはたくさんあります。ここでは浄化の仕組みについてひもときながら、どんな浄化方法があるのかを紹介します。

浄化をすることで心身ともに軽くなる

浄化とは邪気や厄を払うことです。なんとなく運気が悪いと感じたり、体や気持ちが重たくなったりするときは、浄化を行うといいでしょう。浄化が起こっているときは、緊張状態から開放されます。

肉体の浄化とは体が軽くスッキリと晴れやかな状態になります。また精神や魂が浄化されていると、運気が好転してきたり、気分が軽くなったりします。また、視野も広がり余裕が生まれるので、自分から誰かに働きかけようと行動的になる場合もあります。浄化にはさまざまな方法があります。

精神性が高くスピリチュアルな意味合いの強いものから、肉体的なデトックスのような作用を持つものまで、広く浄化ととらえることができます。日常の中に浄化を取り入れることで、重たくなった気持ちや体をこまめにメンテナンスするのもいいでしょう。

カタルシスによる涙でトラウマを浄化する

哲学や心理学の分野において、浄化という意味を持つ言葉に「カタルシス」があります。カタルシスは心の澱を取り除いて感情を開放することを意味しており、精神医療の分野でも用いられる言葉です。

物語や音楽の中に、自分の中にある同じ感情を見出して涙すると、心がスッキリした経験もあるでしょう。これもカタルシスの一種です。泣くことも感情の面においての浄化です。涙と一緒に邪気も流れます。邪気というと実態がよくわからないと感じるかもしれませんが、心のわだかまりや苦しかった感情が涙と一緒に外に出るという感覚です。

涙は一番身近な浄化といえます。心にフィットした映画や音楽を鑑賞し、涙をながすことも身近にできる浄化の一つです。

空気清浄や殺菌など実質的な浄化作用がある場合も

換気をして空気を入れ替えることも一般に広く知られている浄化です。お香を炊いて香りを楽しむのも浄化です。これらは空間を浄化しています。

悪い気は空間にも宿ります。塩や清酒を利用した浄化は、空間の他にも身の穢れを払うものとして古くから用いられてきました。盛ったりお風呂に入れたりするなどはよく知られた方法です。

塩は海からの恵みであり、自然とつながりの強い神聖なものです。またそういった意味合いから、天然塩でなければ浄化することはできません。長年とらわれているネガティブな感情を浄化するのにも適しています。清酒など酒は神様からの贈り物という発想があり、穢れを祓うのに効果があります。

風水の観点で気を浄化するものとして、炭が挙げられます。これは実質的にも、消臭効果や電磁波を吸収する働きに期待が持てます。炭のように、スピリチュアルな面と科学的に根拠のある実質的な効果の両面から効果を実感できる浄化もあります。

心と体の不調は音楽や周波数で把握して浄化

心や体のメンテナンスとしての浄化を行う際、今自分がどのような状態なのかを把握できればより効果的に浄化をすることができます。

自分のコンディションを知るために有効な方法として、音で体調を調べる方法があります。正確な音程を知るために楽器のチューニングにも用いられる音叉を使ってみる方法があります。

音楽は体をリラックスした状態に導くためにも有効です。音の周波数の保つ力や、音楽と浄化の関係に焦点を当ててみていきます。

音楽により心を解きほぐすのも浄化の一つ

音楽にも浄化の作用はあります。ここでいう浄化は、カタルシスのように歌詞やメロディーが心に訴えかけてカタルシスを起こすものではなく、脳が心地よと思う周波数に着目した癒しの音楽のことです。

単調なリズムや旋律の音楽を聴いていると、ついうっとりとしてきて次第に眠くなることは誰しも経験があるでしょう。これは脳波がアルファ波になることで、リラックスした状態になるからです。更に深いリラックス状態になると、脳波はシータ派やガンマ波が出てくるようになります。

リラックスした状態の脳波になると、瞑想状態に入りやすくなります。心身ともにリラックスした状態になることで、イライラ感を軽減し精神的な浄化を行えます。瞑想のようにネガティブに転換して気落ちしてしまう心配のない浄化なので、日常の中に取り入れやすい方法です。

音の持つ周波数で体の不調を知り整えて浄化する

体調不良を改善する際にも、音の周波数はとても便利です。何らかの原因不明の体調不良を周波数で把握することができます。音叉は正確な音程を出すことのできる道具です。音叉を浸かって体調を確認することができます。

高い音が辛いと感じる時は、気持ちに余裕がなく焦っている状態のことが多いです。また低い音が辛いと感じる時は心が悩みなどにより重苦しい状態に陥っていることが考えられます。

体のパーツに響かせて体調不良を見つけるということもできます。例えば額の場合は、感情を抑え込んでいる、目の周囲に緊張が走っている状態が考えられるのです。頭であれば、高血圧や自律神経の不調も懸念されます。

チャクラの不調も周波数で把握できます。第一のチャクラの396Hz、第二のチャクラは417Hz、それ以降第七のチャクラまでは111Hzずつ周波数を上昇させます。チャクラの不調を整え浄化させる方法には、瞑想が有効です。

潜在意識を浄化するなら瞑想がおすすめ

浄化できるのは心身だけではありません。人には潜在意識があり、意識のおよそ9割はこの潜在意識だとされています。潜在意識をクリアな状態に浄化する、コンディションを整えるための方法として、瞑想があります。

瞑想は体内の脊柱に沿って7ヶ所存在するチャクラの状態を整えることができます。潜在意識を浄化することで、これまでの不安感や理由がはっきりとしなかった恐怖感を軽減させ、精神を安定させることにもつながります。チャクラを意識しながら潜在意識の状態を整える方法についてみていきます。

瞑想での浄化は潜在意識を整える役割がある

潜在意識も瞑想によって浄化することができます。潜在意識とは明確な意思決定をする以外の意識のことです。意識の9割が潜在意識で、1割が無意識です。潜在意識を浄化することで、いわゆる「引き寄せ」に効果があります。

一説には潜在意識は現実化しやすいとされています。これとは別にもっと実生活的な例では、不安や恐怖は潜在意識の中にあります。この不安や恐怖を浄化することで、行動に移しやすくなるため現実にしやすくなるのです。

潜在意識の浄化を行うことで、自分を見つめることができるので顕在意識も変わっていきます。自分に自信がないときなど、人生に迷いが生じている場合は、瞑想を取り入れて潜在意識を浄化してみましょう。

瞑想は丹田に意識を集中させ無の心で腹式呼吸をする

瞑想を行う際には、心が穏やかになる空間を整えるために、音楽をかける、お香やアロマを焚くのもいいでしょう。明かりを暗くし、ゆったりとした服装で呼吸を整えます。姿勢を整えて座禅を組み、手のひらを上に向けます。足を固定して動かさないようにするのがポイントです。

足を組み、緊張を解きほぐします。鼻の通りを良くすることで呼吸をスムーズに行えます。習慣化するために同じ場所や時刻、動作で始めると効果が出やすいでしょう。短時間から徐々に長くしていき、5分、15分、30分と自分のペースで進めていきます。

腹式呼吸をし、丹田に意識を集中させます。丹田とはお腹の中で一番凹んだり膨らんだりする部分のことです。考えることを辞め、無になりましょう。この感覚が自分との対話に繋がります。

潜在意識に働きかける瞑想では注意も必要

瞑想には注意が必要です。それは瞑想は無になることがとても大切ですが、瞑想に関する知識や情報を調べていくうちに、実際に瞑想してみると知り得た情報で頭が一杯になりうまく集中できないという点です。

自分一人でうまく瞑想ができない、あるいはやり方に不安が残る場合は適切な指導者や、禅宗のお寺で座禅を習ってみるのもいいでしょう。瞑想をしたからといって、何らかの神秘的な体験やひらめきがあるとは限りません。そうした体験を目的として瞑想をすると失敗しやすくなります。

また、潜在意識下のうちにネガティブな感情や思いにとらわれて気分が重くなってしまうことも瞑想ではよくあります。ネガティブにとらわれてしまったら、呼吸を整え、もう一度無になることを意識してみましょう。瞑想には思っていることや考えていることに、執着しないことが求められます。瞑想では執着を捨てる難しさに向き合うことになります。

植物の力で心身や空間を浄化する

植物にも浄化の作用のあるものがあります。実生活で殺菌や空気清浄をすることのできる観葉植物は、実は身近に売られています。心身とそこにある空間を浄化することができれば、日常生活のうちに自然とメンテナンスをすることができます。

また植物がたくさん生い茂る山や森林へ出掛けてみることでも、気持ちや体をリフレッシュさせることができます。ここでは植物と浄化との関係を見ながら日常に取り入れられる植物を用いた浄化についてみていきます。

森林浴は自然のエネルギーで心身を解きほぐす

自然と触れ合うことでも浄化はできますが、木々の生い茂る場所での森林浴も浄化の効果があります。スピリチュアルな意味だけではなく、炭の浄化作用のように、森林の空気には科学的に証明された実質的な浄化作用も認められています。

例えば空気中の雑菌を殺す役目を持っていることが挙げられます。フィトンチッドとは揮発性の芳香物質で、木々の多い森林で確認することができます。フィトンチッドは医学的にも注目されている物質ではあるものの、これを活かした医療法はまだ確立されておりません。

自然にまつわる団体などにより、ウォーキングをはじめとするさまざまなプログラムを通して、森林浴を体験できるようになっています。医学への応用という意味では、まだ十分に解明されてはいませんが、森林の中に身をおくことで気持ちがリフレッシュしたり、清々しい気分になったりと精神的な浄化に期待が持てます。

観葉植物は身近な空間を浄化できる

風水の観点や空気清浄の意味で、観葉植物は空間の浄化ができるとして注目されています。NASAが認めているベンゼンやホルムアルデヒド、アンモニアなどの化学物質を除去する植物には、スパティフィラムやサンスペリアなどがあります。

家庭でも比較的育てやすいハーブにも浄化の効果を持つものがあります。とくにホワイトセージは、ネイティブアメリカンが儀式のときに用いた植物として有名です。邪気を払い神聖な空間に整えたという伝承があり、現代でもパワーストーンの浄化にはホワイトセージを焚いた煙を使うこともあります。

やり方は、まず窓を締めた屋内で行います。ホワイトセージ1枚から2枚程度に火を着けてすぐに消します。煙が出ている状態でパワーストーンに煙をくゆらせ、煙が消えたら窓を開けて空気を入れ替えます。パワーストーンに宿ったマイナスのエネルギーを煙にまとわせ外に逃がすのです。

自然に触れることで浄化ができる

植物に浄化の作用があることは先ほど紹介しましたが、自然には植物の他にも浄化の力を持っているものがいくつかあります。普段私たちの身近にある水や月を使っても、浄化を行うことはできるのです。

もちろん自然のスポットへ行ったほうがその力は強まります。しかし月のように、世界中のどこからでも眺めることができるものであれば、より身近に浄化を行うことができるのです。ここでは、自然界にあるもので試せる浄化の方法をいくつかピックアップして紹介していきます。

水は浄化作用が強く滝や海はおすすめのスポット

水は浄化の効力が高い物質です。川の上流での滝行も、浄化の一つと考えられます。しかし川の場合は下流に行くと邪気が溜まっているので注意が必要です。川は特にパワーストーンなどの浄化に適しており、邪気を流すことができます。

海も、海水に含まれる塩分に浄化の作用があります。海に浸かることはもちろんのこと、潮風にあたって見るだけでも浄化の効果に期待が持てます。砂浜は疲弊した心身を内面から整えるのにも役立ちます。

心身をリフレッシュさせるという意味では、砂浜に素足で立つことでアーシングやグランディングをすることもできます。アーシングとは体内の電磁波を放出し、大地のエネルギーを体内に循環させることです。グランディングとは精神的に地に足をつけた状態に整えることです。

夜道を歩いて月を眺めるのも月光浴という浄化

毎日夜空に昇る月にも浄化の効力があります。月は苦しみや悲しみを優しく癒す力があります。月光浴にはいくつか方法があります。部屋の照明を落とし、静かに月の光を浴びることで心身や魂を浄化して清らかにします。

最も簡単なものとしては、月が明るく昇っている夜道を散歩するというのも立派な月光浴です。月光浴には屋外や屋内によって効果に違いが出ません。自分にあったタイミングや、シチュエーションで月光浴を楽しむことができます。

月に満ち欠けによって違いがあり、特に満月や新月には特に浄化の力が強く働きます。落ち着いた気持ちで月光浴をしながら、瞑想をしてみるのもいいでしょう。月の光を全身に浴びて、心を清らかに整えることができます。

山登りで地に足をつけるグランディングで心身を整える

木々の生い茂る山は森林浴による浄化と強い癒しの効果を持つ浄化スポットです。心が定まらずに不安定な状態で生活している場合は、山登りをするのもおすすめです。これはしっかりと現実を生き、地に足をつけるグランディングの効果が山登りによって得られるからです。

また精神的な面においては、マイナスイオンや木々によるフィトンチッドによる精神をリラックスさせる、癒しの効果が期待できます。また、自然の中に身をおいて一体感を感じることにより、心地よい安心感を得ることができます。

山には川や滝といったスポットも同時に見つけることができるので、複合的に見ても癒しや浄化にとても適した場所といえるでしょう。心がなかなか定まらず、迷いが生じているときには山登りをすることで心身ともに浄化できます。

体調不良は浄化されている時の好転反応の場合も

心身が浄化されることは良いことですが、体に何らかの不調を訴えることもしばしばあります。これを好転反応といい、蕁麻疹や熱などが軽度の症状として現れます。

もちろんあまりにも悪化してしまう場合などは、医師の診察を得て適切な処置をすることが求められます。ただ、自分の天気になっているときや、それまでとは違ったことをするにあたって体が適応しようとして症状が出ることもあります。

好転反応は苦しみや辛さとなって現れるので、一見すると悪い事のように思えますが、好転反応の場合は良い兆しですので神経質になりすぎないことも大切です。ここでは好転反応の症状や、体の不調にまつわる浄化の方法について紹介します。

喉を整えるとうまく自分を表現できない苦しさを浄化

喘息や咳などは喉を浄化することで症状を改善することに期待が持てます。喉には第5のチャクラがあります。第5のチャクラは自信や声を司る部分です。

つまり第5のチャクラが弱っていると、自身をなくしてあまり声が出なくなってしまうという問題が生じてきます。チャクラを瞑想などで調整することも浄化の一つです。潜在意識を落ち着かせることで、チャクラは浄化されます。

なんとなく調子が出ない、喉がいがらっぽいなど喉の不快感を体が訴えてきたときは、第5のチャクラを意識しながら瞑想に取り組んでみるのも一つです。自分に自信が持てないでいるときこそ、喉のコンディションを整えることが大切なのです。

ただし症状が悪化して苦しい場合には、医学的な療法によってきちんと治療することも大切です。

蕁麻疹は感情のシグナルや浄化による好転反応

蕁麻疹が体に出てきたときには、好転反応の可能性があります。好転反応とは快方に向かっているときに一時的に出る身体反応のことです。蕁麻疹の他にも筋肉痛や吐き気、下痢などもウィルスの侵入から守ろうとする好転反応です。

精神的には、気持ちを整理しているときにネガティブな気持ちを思い出して落ち込んでしまったり、イライラしてしまったりするのも好転反応の一種です。一時的なものだと割り切ってポジティブにとらえることがおすすめです。

ちゃんと浄化されているサインとして、蕁麻疹が起こり、かゆみを伴うこともあります。一時的なものがほとんどですので、今は浄化されているのだと前向きにとらえて、不安に駆られ深刻に考えすぎないことも大切です。

熱は転機の訪れを示す好転反応

マイナスなエネルギーや、強力な邪気から心身を守る際に高熱が出るということもあります。また念によって攻撃されている、憑依されている際にも実を守るために熱が出ます。恋愛などで、誰かの強い思い入れが体に押し寄せると発熱します。

ウィルスを高熱で滅菌するように、念や邪気は物理的な実害とは言えませんが、あくまで自分自身を守るために熱が出ているので、体が浄化されている好転反応とも捉えることができます。発熱は体からのメッセージだと覚えておくとよいでしょう。

また、自分自身が成長するときに熱が出ることもあります。転機が訪れるときや、自分がステップアップしてこれからやっていこうというときを知らせています。ポジティブに捉えて、体や心、魂が自分を整備している状態なのだととらえるとよいでしょう。

まとめ

浄化という言葉をきくと、とても専門的で難しいことのように感じますが、難しいところは何もなく、このように実は簡単にできるのです。神聖なことには代わりありませんが、自然に意識を向け自分の心と体を使って解きほぐすことができれば、それは立派な浄化です。

日常生活や社会において、さまざまな場面に遭遇すると気持ちや体のバランスを崩してしまうことはよくあります。少しだけ水や木々の豊かな場所へ出掛けてみたり、お風呂のお湯に浸かってみたりすることでも心や体はしっかり浄化できるのです。

心を鎮める音楽と共に感情に向き合い、積極的に感情を開放するのも時には必要です。日常的に瞑想を取り入れることで、日頃からメンテナンスをするのも有効です。ちょっと疲れたなと感じたら、積極的に生活に浄化を取り入れてみましょう。