チャクラ

第3チャクラは感情のコントロールを司り自己のパワーと意志の源となる

第3チャクラは自分らしさ・自信・自己主権を象徴しています。第3チャクラが機能すると、「望む人生をあなた自身が創造し、この地球上での真の成功・繁栄・健康を手に入れる」ことに向かいます。

第3チャクラは、英語では「ソーラープレクサスチャクラ」、サンスクリット語では「マニプーラ」、日本語では「太陽神経叢のチャクラ」といいます。第3チャクラは太陽神経叢にありますから、体においてのまさに「太陽」です。

その太陽である第3チャクラは、あなたが取り入れたエネルギーを燃やし、それを現実の行動に移すパワーがあります。やりたい仕事、自分が思う幸福、自分の生き方などを、この3次元の世界で可能にしていくのに、とても重要な役割を持っているのです。

自己を確立し自分が望む人生の方向性に重要な第3チャクラ

第3チャクラが意味するものは、自己、意思、自尊心、個人、行動、決断、信頼です。まずは自分がどういう人生の方向性に向かうのか、その通りに自分は進んでいるか、他者とはどう関わっているか、という部分に大きく影響します。

自分の進む道が確立していて、意志が決まっていると、それに反している者や考え方に立ち向かう力、すなわち「勇気」が持てます。信頼のおけないことには流されず、反対の意思表示をしたり、距離を置く・怒るということもあります。そういう面で、第3チャクラは「戦士のチャクラ」とも呼ばれます。

自分に信頼が持てて自尊心が持てると、それだけ他者を信頼し尊重できます。それが相互理解につながり、この世に平和・寛大・寛容さをもたらします。その世界の中で、自分はどうしていきたいかを選択し、行動していくエネルギーの源が第3チャクラなのです。

第3チャクラの位置とシンボル

第3チャクラの位置は、胸骨とおへその間の「みぞおち」です。7つのチャクラの中では下から3番目です。内臓でいうと「胃」のあたりです。多くの消化器官が集中している大事なところですね。チャクラの色は黄色です。

また、第3チャクラの「マニプーラ」という呼び名は「光る宝石」を意味しています。第3チャクラを表すシンボルは10枚の花びらを持つ蓮の花で、その中に下向きの三角形があります。その三角形の各辺には、火を象徴する「スヴァスティカ」というT字のデザインが描かれています。

そして、第3チャクラは「お腹にある脳」「第2の脳」と呼ばれるくらい、身体の中で司令塔的な機能を果たしています。各内臓とも密接につながっていて、精神と肉体の健康上においても、なくてはならない重要な働きをしています。

第3チャクラと身体との関連性

第3チャクラは身体では、胃、みぞおち、肝臓、自律神経系、背中と関連が深いです。とくに胃腸の消化吸収は健康には影響が大です。ここが十分に機能しているか否かで「元気度」が変わってきます。消化吸収が弱いと、顔色も悪くなり、見た目にも元気が無くなってきます。

また、第3チャクラの弱りは背中の疲れにも関係します。背中が重くなり、その結果猫背になり、歩行も小さくなってきます。これでは疲労しきって活力がない人に見られても仕方ありません。第3チャクラの状態は姿勢にも大いに関係してくるのです。

また第3チャクラは自律神経に影響します。自律神経は、人間の内臓機能、呼吸、血液循環、ホルモン分泌、体温調節などのすべてを司っています。ですから第3チャクラは胃の周辺だけに関係するのではなくて、全身の体調維持を左右するのです。

第3チャクラと精神との関連性

第3チャクラは自尊心、自信、自己、行動等と関連があります。しかしこれは裏を返せば、不安、心配、自信のなさ、自分で決められない、行動に移せない等のことを意味します。さらに具体的にいうと、怒り・攻撃性、恐怖心、支配欲、過去への執着などにもつながります。

それは、第3チャクラはとくに多くの感情面に関わるということです。その理由は胃のあたりにあるということ、すなわちストレスにとても敏感ということです。ストレスを感じると「胃が痛い」となりますよね。これは第3チャクラを弱らせます。

ですから、精神面にいろいろと関連する項目はありますが、ストレスの受け止め方が第3チャクラの活性度にかなり影響します。ストレスが過剰、あるいはストレスを長期に渡って抱えている人は、みるみる第3チャクラが滞ってきます。

このことから、第3チャクラを整えることはもちろん大事ですが、あなたが住む家、仕事場、人間関係において、ストレス過剰にならない環境を選ぶこともとても重要ですよ。ストレスコントロールをしつつ、第3チャクラの活性化をしていけば、精神と肉体がどんどん元気に向かいます。

第3チャクラと健康

第3チャクラは肉体の健康面に非常に影響します。もちろん他のチャクラも身体には影響を及ぼしますが、第3チャクラは自律神経とつながりがあるところが大事です。それは「人間の肉体が健康に維持されるかどうかを決定する」にかかってきます。

まず、自律神経というのは人間の身体の「不随意運動」を司っています。不随意運動とは、自分の意思ではコントロールできない運動のことです。例えば、自分の意思で心臓を止めたり、血流を止めたり、消化をストップしたりはできないですよね。これらは自律神経が支配しているのです。

自律神経は潜在意識にもつながっているといわれ、そして潜在意識は宇宙意識とつながっているといわれています。このことから、自律神経が宇宙意識とイコールであるという考え方のあります。第3チャクラを整えておくことは、自律神経が乱れることなく、健康な肉体を持つのに大切です。

第3チャクラのバランスが崩れることの影響

第3のバランスはその人にどう現れるのでしょうか?それは「そのままの自分を認めているかどうか?」です。自分が「こう思う!」という意思に従って行動するのか、その思いに行動が反するのかを左右します。

また、みぞおちという位置は、とくに厚い筋肉に覆われているわけでもなく、骨で囲まれてもいません。そこにパンチが入れば動けなくなりますし、ストレスにも弱い部分です。それだけに第3チャクラにおける「意志」というのは、本当に本人が固めた意志であることが重要です。

「腹が決まる」「腹を決める」という言葉がありますよね。これは心から、あるいは魂からの決心です。それくらい自分の生き方を信じていけば、望む道は開けていくでしょう。そうでないと、第3チャクラはバランスを崩す方に行ってしまい、未来があやふやなものになってしまいます。

第3チャクラが開き過ぎたときの状態

第3チャクラが開き過ぎたときの状態は、自分の望みであたまがいっぱいになり、自分が興味があることだけしかやらなくなってしまいます。それは、頑固、独裁、無神経、ワーカホリックなどの部分を浮き彫りにします。

これらの面はある社会においては、カリスマ的、やり手として高評化を得る場合もあります。それがより進んで行って、高い地位に上りつめる人もいます。しかし権力者的なやりかたに偏りがちです。

また、自分の道を貫く意識が強すぎて、他人の意見は耳に入らず、周りの人を支配して操ろうとする傾向も見られることも。本来の自分の意思は、この世に平和をもたらしたかったのに、いつのまにか独裁者のようになってしまうこともあります。

第3チャクラが閉じ過ぎたときの状態

第3チャクラが閉じ過ぎたときの状態は、自分の柱が弱くなり、すべてが受け身となりがちです。自分から行動を起こせなくなり、無気力・無関心に陥ってしまいます。もう自分の力では、人生をコントロールできないと思い込んでしまうのです。

自分がないために、今度は他人の意見を気にし過ぎるようになり、いつも不安にかられます。自分でもう一度立ち上がろうとする気力が出ず、希望が見えなくなります。そしてうまくいかなくなると、他人のせいにするという悪循環に。被害者意識から抜け出せなくなります。

目立つ感情として、うつ症状や依存症があります。このときに内臓の不調や慢性疲労が重なりやすくなります。そうなると肉体的にも精神的にもダメージが重なり、回復にとても時間を要してしまいます。本人がなかなか自立できないケースもあり、周囲の支えが必要になることも十分にあり得ます。

第3チャクラのバランスが整っているときの状態

第3チャクラのバランスが整っていると、自分というものが確立しています。自分で自分の価値を認め、自信を持っています。仮に困難に直面したとしても、今自分が何をすべきか判断できて、そこから道を切り開いていくエネルギーがあります。

また、自分の目標・望みを自覚していて、余分なことにエネルギーを使わず、集中して前進していきます。その先には自分が結果を得る事が本能的にわかっているので、すべて自己責任であると理解しています。何かあっても他人のせいにはしません。

そして第3チャクラが整っていると、見た目にも険しい表情はほとんどありません。イキイキとした姿で、まさに太陽のように、周囲を照らし輝いて見えます。言葉がなくても行動で自分の生き方を示しているのですね。ほんの小さな動作にも、明るいエネルギーを感じます。

第3チャクラのバランスを整え活性化する方法

第3チャクラのバランスを整えて活性化するときのポイントは、リラックスして楽しみながらやることです。無理をしたりがんばってやろうとすると、それだけで脳にストレスがかかります。それはすぐに自律神経に影響が出ますから、まずはホッとして、かるい気持ちになることです。

活性化を試みているときに、さまざまな感情が湧いてくることがありますから、その感情は抑え込まないようにしましょう。自然にまかせて、そのままの自分を受け入れるのです。一歩引いた目で自分を見て、「あっ、今は悲しいんだ」「今は怒りが湧いてきているな」と見れると楽ですよ。

あえて活性法と言わなくても、楽しいことに大笑いするのは最大のバランス調整といえるかもしれません。大笑いすると頭蓋骨の緊張が弛み、自律神経の働きが一気に回復します。日常的に笑いがあるかどうかは、第3チャクラの活性化に大いに関わっているのです。

体を使って第3チャクラのバランスを整える活性法

体を使って第3チャクラのバランスを整えるには、ウソでもいいので笑顔を作ることです。しばらく思いっきりの笑顔をしていないと、筋肉が固まってしまい、いざ笑おうというときに顔が動かないことがあるのです。ウソ笑いでも、笑顔の練習は大事です。

また、ヨガやストレッチ等のエクササイズも効果的です。お腹周りを伸ばしたり縮めたりするもの、腹筋を使うものは第3チャクラを活性化します。それがちょっと苦しいときでも、基本は楽しんでやることです。出来た出来ないなどの評価はあまり気にしないことです。

そして第3チャクラにエネルギーを取り込むのには、朝日を浴びましょう。また太陽の下で、子供のように遊ぶのとても良いですよ。遊びながら目立ち、自己アピールしましょう。遠慮はいりませんよ。お腹から声を出し、自分のそのままで良いことを感じてくださいね。

呼吸で第3チャクラのバランスを整える活性法

第3チャクラは呼吸法で活性化することができます。そのポイントはみぞおちにある横隔膜を上下によく動かすことです。息を吐いてお腹が引っ込むときに横隔膜は上がり、息を吸うときはお腹がふくらんで横隔膜は下がります。この上下を意識しましょう。

普段この横隔膜の動きが鈍くて呼吸が浅い人は、はたしてここが上下しているのかどうかがわからないかもしれません。でも日々続けると実感できるようになります。

そして今、第3チャクラはとてもきれいな黄色に輝いていますか?息を吸うときは、キラキラとした黄色い光が第3チャクラに入っていくイメージをし、息を吐くときは色のくすみが消えていく光景を思い浮かべましょう。

この呼吸を繰り返していくと、第3チャクラはもちろん整っていきますが、お腹が温まり内臓が活発に動き出し、全身の血の巡りが良くなってきますよ。

ものを活用して第3チャクラのバランスを整える活性法

アロマを活用して第3チャクラのバランスを整えられます。グレープフルーツ、レモン、レモングラス、ジュニパー等です。

そして第3チャクラを活性化する食べ物もあります。グレープフルーツ、パイナップル、バナナ、トウモロコシ、さつまいも等々。どれも黄色いものですね。消化器官を助ける作用もあります。

また、第3チャクラを整えるパワーストーンには、黄色のものが多いです。イエローシトリン、カルサイト、トパーズ、琥珀等です。

さらに、日常のコーディネイトで、黄色系統の服・アクセサリー・小物もおすすめです。黄色はとても目だち、パッと明るい雰囲気になりますから、ぜひ取り入れてみてくださいね。

まとめ

今回は、感情のコントロールを司り、自己のパワーと意志の源となる第3チャクラについてお伝えしました。

第3チャクラは、この世の中に自分の生き様、そして人生を楽しんでいく意志の強さを表現していくのに、とても大事な役割があるのですね。それには本当に自分を信じることが不可欠です。

生きていれば辛いこと、苦しいことがあります。当然くじけそうになったり、後悔ももちろんあります。しかし第3チャクラがイキイキしていると、すべてを明るさで包み込むことができるのです。歯を食いしばって、努力して、眉間にしわを寄せて・・・という生き方には限界がありますね。

これからも第3チャクラを活性化して、日々明るく過ごしましょう。あなたが太陽のように明るくなれば、この世界全体もきっと間違いなく明るさでいっぱいになりますよ。