スピリチュアル

左脳、右脳の2つに別々の音声を聞かせて自分を変えるヘミシンク

スピリチュアリティの世界では、心を静めて思いをめぐらせてリラックスを得ることや、さらに突き抜けて超感覚的な世界に到達する瞑想が人気です。ヘミシンクは右脳と左脳という私たちの心に大きな影響を持つ器官とその働きを、音楽を通して整えることで、瞑想状態を作り出す営為です。

音は空気の振動ですが、私たちの魂もまた波動であり、ヘミシンクを理解する上ではこの「波」という要素も重要になります。

ヘミシンクは左右に別々の音声刺激を与えることである。

私たちの心や魂は脳と密接な関係を持っています。そして、「右脳型」の人「左脳型」の人といった表現で良く知られていることですが、右脳は直感、左脳は論理や計算や言語を司ります。

左脳と右脳が異なる働きをするということは、異なるメカニズムによって動いているということを示しています。ヘミシンクは左脳と右脳に別々の音楽を聞かせることで、働きの異なる二つの部位を共鳴させ、瞑想状態を作り出すのです。この瞑想状態には様々な良い効果があります。

ヘミシンクを生み出したのはロバート・モンローである。

ヘミシンクの生みの親はロバート・モンローです。彼は米国の「超心理学」者と紹介されますが、超心理学とは心理学とは異なり、超常現象やスピリチュアルな世界を取り扱う分野です。彼はあるとき、体外離脱を経験します。これはいわゆる幽体離脱と同じことです。魂は肉体に縛られないため、本来は人の意識は肉体を自由に超越できるはずです。

しかし、私たちは自分の体を自由に見下ろしたりすることができません。肉体的な制約はなかなか厳しいものであり、精神や魂を自由にするのは簡単ではないのです。ロバート・モンローはモンロー研究所を設立し、体外離脱を可能とする体系だった方法としてヘミシンク(Hemi-Sync)のプログラムを開発しました。

ヘミシンクが生み出すのは変性意識状態(違う自分)。

瞑想状態から魂が体を抜け出していく状況では、通常の意識状態でないことは明らかです。肉体から解放されたときには精神は非常にリラックスします。肉体は不便な器であるため、体の重みや疲労で、当人では気づけないほど知らず知らずのストレスを溜め込んでしまいます。

しかし、ヘミシンクによって左右に異なる音声の刺激を受け、瞑想状態になることで、普段のストレスから解放されます。この時にリラックスすることで、自分の知らない能力で勇気づけられたり、幸福感でいっぱいになったりということがきっかけで、本人の知らない姿が現れます。これが、日常的な覚醒状態とは異なる「違う自分」であり変性意識状態です。ヘミシンクは変性意識をもたらします。

ヘミシンクのメカニズムは右脳と左脳の違いを埋めることにある。

右脳と左脳は異なる役割を果たしていると先述しました。しかし、この二つが共鳴しなければ、変性意識をもたらすことができません。ヘミシンクのヘミは「半分」ということを意味しています。脳の半分ずつをそれぞれ刺激するということを指しています。

シンクは同調です。共鳴や同調といった状況をもたらすには、異なる性質のものが一つにならなければいけません。ヘミシンクは右脳と左脳に刺激を与えることでその違いを埋めて、同調をもたらし、変性意識に至るプログラムなのです。

右脳と左脳は異なる働きをしており、波動が違う。

右脳と左脳は異なる働きをしています。右脳は極めて感覚的です。たとえば、美しいと思うことや綺麗だと思うことは理屈では説明することができません。しかし、理屈で説明できない美の感覚や快不快の感情は大きな働きをしています。左脳は言語や論理を司り、理性的です。感情だけでは人は生きられず、理屈だけでも人は生きられません。

異なる働きをしている、異なる性質をもっているということは、異なる性質の波動をもっているということを意味します。万物は物質であり波であるということが現代物理では知られています。右脳や左脳も本性としては波動にほかなりません。つまり、右脳と左脳は異なる働きをしており、異なる性質を持ち、波動という面でも大きな違いがあるのです。

右脳と左脳にそれぞれ別の周波数の音を聞かせることで同調させる。

言うまでもないことですが、音もまた波動です。音は空気の振動であり、その振動を鼓膜や頭蓋骨でとらえて聞いています。普段の会話からあるいは人にとっては無音の状況でさえも無数の波動が世界にあふれており、波と波がぶつかり合ったり同調したりする中に私たちは存在しています。

急に大きな音を聞くと不安な気持ちになったり怖い思いをしたりします。綺麗な音楽で心を澄ませたり、リズム感のある音で心を奮い立たせたりもします。音によって魂は影響されるのです。ヘミシンクでは、変性意識を作り出すために、右脳と左脳に別の周波数の音を聞かせて異なる二つの脳を同調させます。右脳と左脳の波動それぞれに別の音をぶつけて、シンクロへと導くのです。

異なる性質のものが同調することがスピリチュアリティの根幹。

瞑想をしているとき、自分が考えているのか、それとも自分自身がこの大きな世界の一つに過ぎないのか、思考や意識の主体なのか対象なのかが判断できなくなる時があります。普通にモノを見ているときには、見ている側と見られている側は別々の存在です。

しかし、瞑想のなかでは、こうした別々の存在が判別できないほどに融けあいます。一つの同じ場所に二つの物体を同時に存在させることは物理空間では不可能ですが、魂は波であるため重ね合わせることができます。こうして、常識的な区別や物理的に分け隔てがあるものが一つに融和していく感覚は魂のものであり、異なる性質の同調はスピリチュアリティの根幹にあるといってよいのです。

右脳と左脳が同調することで日常にはない自分を体験する。

右脳と左脳が同調するときには、感性と理性、言語と非言語といった二項対立のそれぞれがるつぼのような瞑想の極致でひとつになります。このとき、意識は肉体を超えて魂の領域へと移行します。この時に魂が感じていることは肉体や一般常識を通して得られたものではなく、直接的な何かです。

私たちは自分自身のことも、実は世間常識や物理方式を通してしか知りません。ですが、右脳と左脳が同調するとき、私たちは変性意識に達しますが、このとき、私たちは自分自身の魂を直接に経験します。自分の知らない自分を魂の中から見出すのです。

幽体離脱は魂の働きの数ある中の一つ。

ヘミシンクを考案したロバート・モンローは、体外離脱、幽体離脱のスペシャリストでもありました。というよりも、むしろ先述したように、モンローは体外離脱の手法としてヘミシンクを研究しました。魂の働きは様々な私たちの超常能力にかかわっています。たとえば、テレパシーや虫の知らせといった超感覚的な知覚は、魂の働きとしては代表例といえるでしょう。

魂は物理的な制約を簡単に超えるため、肉体を置いて離れることができます。幽体離脱は変性意識の一つの形態であり、魂の力の現われです。自分自身の姿を外から眺められる状態は肉体の超越であり、このときには、肉体の制約で力を失っていた様々な力を取り戻すことになるでしょう。

 

魂の捜索範囲を宇宙や未来にまで拡張できる。

モンローは肉体から魂を離れさせ、その魂を通常では考えられないくらいにまで遠くへ移動させたようです。仮に生身の体であれば宇宙空間で暮らすことはできません。生きていくために必要な空気がありませんし、生命を維持するための条件が失われてしまうからです。

しかし、魂はそうした限界がないため、深いスピリチュアルな世界に到達することによって、モンローは私たちが想像できるよりもはるか遠方の宇宙にまで魂で移動したり、あるいは、時間という物理制約を超えて未来に移動したり、と時空間を超える魂の移動を成し遂げたといわれています。私たちが知りうる範囲はせいぜい自分の感覚が届く範囲であり、間接的には他人の経験です。宇宙や未来へ飛ぶことができれば、とても素晴らしいのではないでしょうか。

ゲートウェイ・エクスペリエンスはヘミシンクの正式な手法である。

モンロー研究所はゲートウェイヴォェッジ(Gateway Voyage)という6日間のヘミシンクのプログラムを提供しています。このプログラムでは、ヘミシンクによって深い瞑想状態から変性意識に至るまでのプロセスをいかにうまくできるようにするかという知恵を学びます。

とはいえ、合宿形式は非常に負担が大きいため、家庭で実践できるプログラムのゲートウェイ・エクスペリエンス(Gateway Experience)があります。これは音源とガイドブックからなるプログラムであり、活用することでヘミシンクを学ぶことができます。

 

左右の脳の調律には適切な周波数が必要である。

ゲートウェイ・エクスペリエンスの有効性は、左右の脳の調律には適切な周波数が必要であるという点にあります。先述したように、ヘミシンクは右脳と左脳を調律し、同調させることで瞑想状態を作り出します。ただ、ここでよく考えてほしいのは、右脳や左脳の波動に影響を与えられるような周波数の音が必要ということです。

単に右の耳と左の耳で異なる音を聞けば深い瞑想状態に陥られるわけではありません。むしろ、そんなことで簡単に変性意識が得られるなら、右と左で異なる音が出るゲーム等でもヘミシンクと同じ効果が偶然得られることもあるはずですが、そうなっていません。肝心なのは波動を合わせることです。つまり、モンローがプログラムとして確立させた適切な周波数の音源が必要なのです。

自分の意識を解放していくためのアナウンス。

単純に音を聞くだけではなく、左右の脳を同調させ、魂を解放するためには心の準備が必要です。それは、魂の本質を信じない常識や疑いの心や新しい自分を迎えるうえでの漠然とした不安です。こうした気持ちがあると瞑想に必要な精神状態を阻害してしまうために、そうしたバリアを一つ一つ破っていく必要があります。

そこで、ヘミシンクの音源からはどのようにして変性意識を導くかというアナウンスが行われます。ゲートウェイ・エクスペリエンスのアナウンスと音に耳を傾けながら、少しずつ左右の脳を同調させていき、同時に心を開いていく。モンローが開発したプログラムは、スピリチュアリティについて卓越した知識や経験を持たない人を、スピリチュアルな世界へと導くノウハウの塊なのです。

ヘミシンクによる瞑想はリラックスや潜在能力開発をもたらす

ゲートウェイ・エクスペリエンスで瞑想状態を生み出すことができれば、少しずつ使用者に変化が起こります。まず、左右の脳が同調することでリラックスがうまくなります。変性意識はある意味では極限のリラックス状態であり、幽体離脱は物理的な肉体から解き放たれるという人の存在として本質レベルでのリラックスです。

変性意識によって自分の体を超越した人は、霊的に自由な自らの存在と向き合うことになります。もしかするとあなたは自分の考えているよりもたくさんのことができるし、もっと素晴らしい人生を歩める能力を持っているかもしれません。ヘミシンクはそうした潜在能力の開発さえももたらしてくれるのです。

まとめ

ヘミシンクを学ぶには、ゲートウェイ・エクスペリエンスを手に入れるのが最も近道でしょう。なぜなら、この手法を切り開いたモンローが自身の研究所で作成したプログラムに基づくものだからです。このプログラムをひとつひとつ丁寧に進めながら、二つの脳のハーモニーと幽体離脱ができるようになれば、人生は従来とは比べ物にならないほど意味を持つでしょう。

そのうえで、つまらない不安や不信感でヘミシンクのプログラムの力を削いでしまわないように、ヘミシンクの仕組みについて理解しておくのが望ましいと思われます。不安感や不信感を自分なりに納得したうえで、無心にヘミシンクに取り組めば、これまでに出会ったことがない自分に出会うことができるでしょう。

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