生命線の見方・特徴別に解説する手相占い

生命線は手相に詳しくない人でも知っている有名な手相ですが、その長さや太さ、形状から様々な事を私たちに教えてくれます。
その人の持つ生命力や体力、健康状態から、自分の体質がどのような傾向にあり、どんな病気になりやすいかが分かるのです。
今、どのような体の健康状況なども分かりますし、これから気をつけたいことも生命線を読みとくことで見えてきます。
生命線の読みとり方や見るべきポイント、開運時期を見る方法や、生命線にあらわれるサインやマークを詳しく紹介します。

もくじ

生命線の基本の位置と意味|見るべきポイントを解説

親指と人差し指の付け根の間から手首に向かって、カーブを描くように走っている線のことを、生命線と呼びます。
生命線の基本的な意味は、現在の健康状態、体質や体力の有無、生命力、病気や事故、開運時期などを見ることができます。
人によっては、大きく弓のように張って弧を描いていたり、真っすぐに近い線だったりと様々ですが、形状や位置に意味があります。
生命線があらわす長さや線の太さ、形状などに、それぞれどんな意味があるのか、詳しくポイントを見ていきましょう。

線の位置と一般的な形状・長さ

生命線は手相の基本となる線の一つで、基本的に太く濃くハッキリした線をし、ほとんどの人に見られる手相です。
親指と人差し指の付け根の間から線が始まり、金星丘を沿うように弧を描き、手首に向かって流れるようにあらわれています。
金星丘に沿うようにカーブを描いている線もあれば、真っすぐに手首に向かっている線や、月丘に向かって伸びている線もあります。
生命線のカーブの大きさ、線が大きく張っているかは、生命線を読みとる大きなポイントになりますのでチェックしましょう。
また、生命線の長さは、手首に届くほど長い人もいれば、びっくりするほど短い人や、稀ですが全く無い人もいます。
生命線の長さはその人の寿命の長さだと考えている人が多いようですが、生命線の長さは寿命とはあまり関係がないようです。

線の見方|長い場合・短い場合

生命線の長短は、長いか短いかの一目で判断ができるため、初心者でも分かりやすい手相の読み方となるでしょう。
生命線の長さは寿命に直結していませんが、短い線よりも長い方が長寿の傾向にあるため、寿命の長さだと勘違いしやすいです。
しっかりとした大きなカーブを描き、手首に近いところまで伸びているほど、力強い生命力にあふれ、元気な人が多いです。
長い線は抵抗力や免疫力が高いので、病気をしても早く回復しますが、無理をすると寿命を縮めやすくなるので注意が必要です。
反対に、生命線が短い人は、長い人に比べると虚弱体質の人が多く、ストレスに弱く、持病を持ちやすい傾向にあります。
短いとあまり健康には恵まれない人が多いですが、健康に気をつけやすくなるため、短命で終わるということはほとんどありません。
生命線が短いからこそ、健康に気をつけたり、体が弱いから無理をしないなどの対策を取ることができるため長生きしやすいです。

線の見方|線が濃い場合・薄い場合・ない場合

生命線は長さよりも、その線の太さや濃さの方を重点を置いて手相を見ると、より正確に判断できるでしょう。
線が濃い場合、健康で気力、体力が満ちている人が多く、体だけでなく、精神面にも自信がある人が多い傾向にあります。
小さなことにクヨクヨすることは少なく、困るような事があっても、気力と時には体力で乗り切ってしまう力があるでしょう。
病気にかかりにくく、体力があるので、体力を使うような仕事や、体を使う活動的な仕事の方が向いているでしょう。
反対に生命線が薄い人は、体が弱く、疲れやすい傾向にあり、根気もなく、覇気や活力に欠けている面があります。
また、あまり自分に自信がないため、周りに流されたり迷いやすい面もあり優柔不断に思われる傾向があるでしょう。
しかし、自分の体が弱かったり、気力に乏しい面があることを理解しているため、無理はせず自分に合った生き方ができます。
また、数は少ないですが、生命線が無い人もおり、無いからといって極端に寿命が短いという事はありません。
生命線がない場合は手のひらの張りや、運命線などから総合して占い、運命線が強ければ、力強い人生が送れるでしょう。
極端に短く薄い、または生命線がない手相の人は、産まれる時に難産だった経験のある人に多い傾向があります。

線の見方|右手と左手の違い

生命線を見る時は。どちらか片方だけで見るのではなく、右手と左手の両方を見て判断すると正確に判断できます。
基本的に左手は生まれ持ってきたものや精神面、右手は自分でこれまで築いてきたもの、現在や未来をあらわします。
左手の生命線を見ることで、元々持っている生命力の強さや、持っている体力や気力を確認することができます。
そのあと右手の生命線を見ることで、今の健康状態やどのような病気にかかりやすいかを予測することができます。
右手の生命線が濃く長ければ、現在から未来において、健康面や仕事面など、パワフルな活躍ができると読みとることができます。
生命線から見えることは、人生を左右する健康や精神状態に直結しているので、両方の手相を見ることが重要になるでしょう。
また、左右の手で生命線の長さや線や違う場合は、これからの行動次第で、運命を変えることができることを示しています。

生命線と年齢の関係|流年法の見方を解説

流年法はこれから起きる出来事が、何歳頃に起きるかを生命線を見ることで分かる、手相の読みとり方法の一つです。
この流年法を用いることで、生命線にあらわれるチャンスが起きる時期や、悪いことが起きる時期を知ることができます。
生命線の流年法の読みとり方は、人差し指の付けの部分の幅を目安にし、その幅を生命線上に置き換えて測ります。
生命線の起点は15歳で、人差し指の幅ごとに、21歳、30歳、40歳、55歳、81歳、そして手首が90歳をあらわしています。
ちなみに、人差し指の幅で測った点の間と間の中間地点の年齢は、下からそれぞれ、18歳、25歳、34歳、47歳、67歳です。
流年法で測る大体の年齢の時期に、マークや障害線があれば、転機が訪れることや、病気になりやすいことが分かります。

スター(星・アスタリスク)が生命線上にある時の意味

生命線上に短い線が3つ重なり、「*」のような形になる相があらわれることがあり、スター(星・アスタリスク)と呼びます。
スターは幸運を呼ぶラッキーな相で、手相において運命を見る重要な生命線にあらわれることは、良いことが起きることを示します。
特に運命線は健康、事故、開運など人生に直結することを示すため、生命線上にスターがあらわれることは重要な意味を持ちます。
ラッキーなことを教えてくれるスターですが、スターのあらわれた生命線の位置の線が乱れていれば、それも含めて判断します。
例えば線の乱れた位置にスターがあるなら、病気になる恐れがあるが、それをきっかけに運気が良くなる、と読めるでしょう。
また、生命線にスターがあらわれる時期が、何かの決断をしたり、物事が変化することを示している場合もあります。
生命線にあわられるスターは、あらわれたらラッキーではあるのですが、変化を示していることもあるので慎重に見る必要があります。

トライアングル(三角紋)が生命線上にある時の意味

3つの線が交わり三角形の形をしている紋ができることがあり、これはトライアングルと呼ばれ、幸運を呼ぶマークです。
しかし、生命線の上にトライアングルができた場合は、どのようにトライアングルがあらわれたかにより、大きく意味が異なります。
まず、トライアングルの角が生命線に引っ付くようにできた紋の場合は、幸運を呼ぶ意味になり、良いことが起きる暗示です。
生命線の場合、健康や開運などをあらわしているため、病気がちだったり、体調不良などが回復することを示します。
生命線にトライアングルがあらわれたのであれば、その紋ができた辺りの年齢をきっかけに開運すると考えられるでしょう。
しかし、三角形が生命線の上に重なるようにあらわれたり、三角形の3本の線のうち1本が生命線の場合は、悪い意味に変わります。
この場合、悪いことを教える島と同じ意味になると考え、生命線の意味する健康や開運に悪い意味を及ぼすでしょう。
トライアングルなどの紋は行動次第で消える場合もあるため、紋が出ている間は、体調管理や言動に気をつけるといいでしょう。

十字紋(×印・クロス)が生命線上にある時の意味

生命線の上に「×」のマークがあらわれることがあり、これは十字紋と呼ばれ、運気の低下を教えるマークです。
特に健康運や開運など人生を大きな流れを教える生命線に十字紋があらわれることは、病気や運気が下がることを示しています。
生命線上にあらわれる十字紋は、生命線と重なっている位置がどこであるかで、大きく意味が変わるのが特徴です。
十字紋が生命線の起点辺りにあらわれた場合、子供の頃に病気になりやすかったり、運気が下がることを示します。
また、生命線の途中に十字紋ができた場合は、突然の不幸や病気などのトラブルがあることを知らせていると読みます。
しかし、どちらの場合もクロスの後の生命線が濃く乱れがなく伸びていれば、困難があっても乗り越えられることを示しています。
ただし、生命線の終わり辺りに当たる手首に近い位置に十字紋ができている場合は、とても悪い手相だと判断します。
病気や運気の低下、突然の事故など、体、精神面共にダメージを受けるような不幸な出来事が起きるかもしれません。
もし、十字紋が生命線の上にすでにあらわれているのなら、現在、体調が悪いと感じている状態の人もいるかもしれません。
十字紋がこの位置にあらわれている場合は、悪いことが起きると教えているので、行動や習慣を見直したほうがいいでしょう。
なお、生命線に沿うように十字紋があらわれることがあり、生命線の上にあらわれるよりは悪くないですが、悪い意味になります。
生命線から見て、親指側に十字紋が線に沿ってできた場合は、身内や近しい人が原因のストレスをあらわしています。
その反対側に生命線に沿うように十字紋ができた場合は、外部の人との人間関係に悩むことを示しているでしょう。
どちらにしろ、生命線の上にあらわれる十字紋には良い意味はありませんので、健康や人間関係など一度見直す必要があるでしょう。

途中で切れている生命線の意味

生命線が途中で線が途切れている手相は、一時的な運気の低下や、病気やケガをしやすいことを示しているでしょう。
線が途中で途切れているだけでなく、途中が急に薄くなっている線も、同じように運気が下がっている時期だと判断します。
線が途切れて運気が下がったり、健康のトラブルに見舞われやすい時期は、流年法を使って運命線を読みとると分かるでしょう。
流年法からその時期が分かれば、その時期は活動的な行動は避け、健康やトラブルなどに気を付けるようにしましょう。
なお、運命線が途切れている時期は、トラブルなどが起きても悲観的にならず、運命や人生が変わる時期と考えるといいでしょう。
一時的な運気の低下ですので、健康にトラブルがあれば、今までの生活習慣を見直すことで、運気は徐々に好転していくはずです。
生命線の終わり辺りが途切れている場合は、健康状態が悪くなりやすいため、体力を落とさないよう日頃の運動を心がけましょう。

二股に分かれている生命線の意味

生命線の終わりが二股に別れており、その二股の線が太く濃い線であるなら、晩年に向けて活躍できる手相になります。
二股に別れることで、生命線の運気を補強する意味となり、運気が強く生命力にあふれ、健康的であることを示しています。
歳をとっても若いと言われるほど生命力に溢れ、活動的な生活が送れ、晩年も趣味や仕事などを楽しむことができるでしょう。
この相がある人は、晩年に別荘を持ったり趣味を楽しむなど、2つの違う環境を持つことができ、それを楽しんでいる人もいます。
しかし、生命線の終わりが二股に別れていても、その線が薄く細い線の場合は、運気アップではなく、病気を暗示しています。
歳をとってから病気になりやすい相なので、若いうちから健康管理や食生活などに気をつけた方がいいでしょう。

二本・三本ある生命線の意味

生命線は基本的に一本で濃く長いと良い生命線だと言われますが、二本、三本と複数の生命線を持っている人もいます。
生命線が二本以上ある場合は、生命線を補助する作用をあらわしており、生命力や運気のアップを意味します。
特に、生命線の起点である第一火星丘から生命線が二本出ている人は、火星丘の意味する闘争心や積極性が強い傾向にあります。
負けず嫌いで短気な面もあるため、第一火星丘に生命線がある場合、人とトラブルにならないように注意したほうがいいでしょう。
また、生命線の手首側の終わりの方に二本以上の生命線のが出る場合があり、この場合は回復力アップを意味しています。
もし、大きな病気などをしていたとしても、この線があれば、治療やリハビリの先に日常生活に戻れることを教えています。
しかし、二本以上の生命線があった場合でも、途切れ途切れで複数の線で生命線ができている場合は注意したい手相になります。
疲れやすかったり、体力が弱く、何事も長続きしない傾向にあるため、体調管理には注意したほうがいいでしょう。

生命線から伸びる財運線の意味

生命線から小指の付け根の下である水星丘に向けて伸びている線は、財運線で努力した結果、財を成すことを教えています。
水星丘に向けて真っすぐ財運線がしっかりと伸びているのなら、とても向上心が強く努力家の傾向が強いでしょう。
どんな困難にも負けず、自分の努力次第で運命を切り開いていき、成功を収め、財を成すことができる手相です。
生命線から伸びている線は努力線でもあるため、他人の力を借りず、自分が努力した結果、大きな成果を得ることができます。
他人からの助力は期待できませんが、自分が頑張ったら頑張った分だけ、成功や財に結びつくことを示しています。
しかし、生命線から伸びている財運線が複数の線で構成されている場合は、努力をしてもなかなか実らないでしょう。
頑張ってもすぐには結果に結びつかないため、結果が実らないと焦ったり、粘り強さに欠ける面があるため注意が必要です。
しかし、辛抱強く努力を続けることで結果に繋がることを教えているので、諦めず努力をすることが大切になります。

頭脳・知能線と離れている生命線の意味

生命線は頭脳・知能線と始点が重なり一緒になっている人が多いですが、この二つの線が重ならず離れている手相もあります。
生命線と頭脳・知能線が離れている手相の人は、人の意見を聞いたり人の顔色を見ず、我が道を進むタイプが多い傾向にあります。
考え方に縛られず、自由に行動し、マイペースな人だと周囲に思われる傾向にあり、実際マイペースな人が多いです。
また、人とは違うことをしたがる傾向にあり、普通や常識といった考え方に縛られるのを嫌う一面があります。
この手相の持ち主は、縁の下の力持ちの仕事をするより、自分から行動し、他人と多く接する仕事で力を発揮します。
また、生命線と頭脳・知能線が離れた手相を持つ女性は専業主婦より、結婚しても続けられるような仕事を選ぶと上手く行くでしょう。

生命線から小指に伸びている線の意味

生命線から小指に向けて伸び、水星丘まで達している濃い線は起業線と呼ばれ、その名の通り起業できる商才に長けています。
生命線から伸びている財運線と同じような意味合いになりますが、濃く力強い線の場合、起業線として読むこともあります。
財運線と同じく、努力の末、財を成して成功しますが、商才や技術的な才能を持っており、それを使って成功できます。
会社に入って誰かの下で働くより、自分の力で立ち上がって起業したり、独立することで成功できる相だと言えます。
特に、自分が得意とする専門の分野で努力を積み重ね、ゆくゆくは独立し、成功を収めることができるでしょう。
自分の力で成し遂げたい人にあらわれるため、起業まで行かなくとも、副業で活躍できる人にもこの相ができることがあります。

支線が伸びている生命線の意味

生命線から支線が伸びている場合、支線が上向きになっているか、下向きになっているかで、手相を判断します。
支線が上向きに向かっている場合は、努力線となり、努力次第で幸運をつかむことができる手相ですので、このまま努力しましょう。
頑張っている時に出やすい相なので、やる気に溢れている時に出やすく、結婚、出産など新しい家族が増える時に出る時もあります。
反対に、生命線から支線が下向きに伸びている場合は、注意をしたほうが良い線になり、特に体力が弱ってる時に出やすいです。
生活が不規則になっていたり、ネガティブな気持ちになるなど、気持ちが後ろ向きになっている時に出やすい手相です。
特に生命線の終わりが外側に向かって、三本以上の支線が出ている場合は注意が必要で、過労や体調不良の前兆であるとされます。
精神的に追い詰められていることが多く、神経質になったり、気分がすぐれないなど、気持ちが滅入っている時にあらわれやすいです。
支線が、弱々しい細い線の場合、特に注意が必要になり、体を休めた方がいいサインになるため、無理をせず休みましょう。

始点・終点が枝分かれしている生命線の意味

生命力の始点と終点が枝分かれしている相は、始点が枝分かれしている場合と終点が枝分かれしている場合では意味が違います。
まず、始点が枝分かれしている場合、生命線の外側に枝分かれした先が向かっていれば、努力線として読みとります。
生命線の始点が枝分かれし、逆の内側の第一火星丘に向かっている場合、闘争心に溢れ、行動力が増しているでしょう。
何事にも果敢に挑戦し、積極的な面があらわれますが、戦いを好む傾向があり、怒りやすくなるため注意が必要です。
ちょっとしたことでもイライラして怒りっぽくなるため、深呼吸して気持ちを落ち着けるなど、冷静になれるよう心がけましょう。
反対に終点が枝分かれしている場合は、枝分かれしていても濃い線であれば、生命線を補佐する役割になり、良い意味になります。
しかし、枝分かれした線が細く薄い線の場合は、病気の暗示になるため、健康や生活習慣を見直すなど、注意しましょう。

途中にフィッシュ(魚紋)がある生命線の意味

フィッシュは幸運のマークで、この相がでるとラッキーなことが起こるとされており、生命線にある場合も同じです。
生命線は健康面や開運を示しているため、健康が回復したり、開運するなどラッキーが起きることを示しています。
体調不良の人が生命線上にフィッシュを見つけた場合は、体調が良くなっている暗示だと読みとることができるでしょう。
また、生命線は開運が分かる線ですので、悩みや迷いがある時にフィッシュがあらわれた場合は解決の糸口が見えるでしょう。
生命線の途中にフィッシュがあれば、流年法を使って開運する時期を読みとれるため、その時期に合わせて行動しましょう。
フィッシュは何も行動を起こさないと消えてしまうため、健康に気をつけたり、やりたいことがあれば行動する必要があります。

結婚線から生命線まで伸びている線の意味

比較的珍しい手相ですが、結婚線から線が伸びて生命線にまで達している手相があり、それは運命の出会いを教えています。
結婚線から伸びた線が生命線と重なるところが、流年法を使って読みとると運命の出会いのある時期ということになります。
流年法で見て結婚線と運命線が重なる時期がちょうど現在の年齢あたりであれば、今付き合っている人と結ばれる意味になります。
流年法で未来の年齢にあれば、これから運命の出会いがあることを教えてくれていると、手相を読みとることができます。
独身でこの相があれば、結婚や同棲するほどの深い間柄になることを教える、正に運命の相手を教えてくれる相だと言えるでしょう。
しかし、結婚した後にこの相が出た場合、離婚を考える程の深い中になることを示しているため、注意が必要です。

途中に島がある生命線の意味

生命線に島があらわれた場合、運気が下がったり、病気をしやすくなるサインであるため、注意が必要となります。
生命線の途中に島がある場合は、生命線のどのあたりで島があらわれるかで意味が変わってくるため、よく線を見ましょう。
まず、生命線の始まりの方に島がある場合は、精神的に病んだりしやすく、健康面では胃腸などの消化器官が弱りやすくなります。
しかし、流年法で見た時、島ができた時期に学んだことは、これからの人生に大きく役立つことを学ぶ時期でもあります。
少し辛い時期を過ごすことになりますが、乗り越えることができれば、人間的に大きく成長ができることを教えています。
反対に生命線の途中でも下の方に島があった場合は、疲れが出やすく、健康面では婦人科系の病気や糖尿病などにかかりやすいです。
下の方に島がある場合は、これまで不摂生な生活や運動不足などが原因だと考えられるため、生活を見直したほうがいいでしょう。
島は運気の低下や病気のサインですが、体を労わりなさいというサインでもあるので、島のある時期は休むことが大切です。

伸びてきた・短くなった生命線の意味

手相は常に変化しており、年齢を重ねることで、生命線も伸びたり、短くなるといったことが起こることがあります。
短かった生命線が伸びた場合、今までより生命力が強くなり、心身共に病気になりにくくなったと読むことができます。
実際、生命線が短く、病気がちだった人が、健康を意識し食生活や運動などの生活を変えたことで生命線が伸びたケースがあります。
反対に生命線が短くなった場合は、生活が不摂生になり、無理をするなどして、健康に害を及ぼしている恐れがあるでしょう。
長い生命線の人は回復力が強いため無理をしやすく、知らず知らずのうちに体を痛め、手相にまであらわれたと考えられます。
手相が短くなった場合は、今の食生活や運動など生活習慣の見直しや、精神的負担を排除できるよう考えましょう。

濃くなった・薄くなった生命線の意味

生命線が濃くなったり薄くなったりすることがあり、環境や体調の変化が原因で線は濃くなったり薄くなったりします。
これまで生命線が薄かった人が濃くなった場合は、体力が出て、気力が出たりや自信がついたことをあらわしています。
生命線が薄い人は虚弱体質だと言われていますが、運動をしたり、目的を着実にこなし自信をつけることで線が濃くなっていきます。
反対に、濃かった生命線が薄くなった場合は、気力が乏しく、自信が持てない心理状態になっていると考えられます。
精神的に負荷がかかり、体調不良や病気にかかりやすくなったため、生命線が薄くなっていると考えられるでしょう。
生命線が薄くなっていると感じるのであれば、生活習慣を見直したり、知的なものに触れたりなどすると濃くなっていくでしょう。
また、環境を変えたり、生活習慣を見直すことで気力が戻り、健康面や精神面が変われば生命線が再び濃くなっていくはずです。

生命線と関係が深い線

生命線と関わる線が手のひらにあらわれることで、手相の意味が良い意味も悪い意味にもなることがあります。
生命線に関わった線はそれができることで、生命線を補助する良い意味合いになることが多いので、生命線と合せて見てみましょう。
しかし、線ができることで運気が下がる場合もあり、生命線は健康や開運など人生に直結するため、警告の意味合いもあります。
どのような線が、良い運気をもたらし、どのような線が悪い運気をもたらすのか紹介するので、チェックしてみましょう。

希望線|生命線から伸びている種で、人差し指の付け根に向かっている線

希望線とは、生命線の上側から人差し指の付け根の下である木星丘に向け、勢いよく伸びている線のことを指します。
希望という名の通り、夢が叶いやすい線と言われており、強い向上したいという気持ちが線にあらわれているとも言えます。
この希望線がある場合、ぼんやりとした夢ではなく、起業したい、結婚したいなど目的を明確化することが大切です。
目標や目的を決めれば、それに向かって努力をし、どんなことにも負けない強さを持って目標を達成できるでしょう。
希望線は変化しやすい手相のため、今、手相に希望線なくても、目標に向かって努力をすることであらわれることもあります。
この希望線がある人は、気が強く野心家の一面があり、リーダーとして人を引っ張るような仕事が向いています。
なお、希望線の場合は、クロスがあらわれても、悪い意味ではなく、リーダーとして上に立つ時期であることを示しています。

旅行・海外線|生命線の中央より下から、手首の方へ向かって伸びる斜めの線

生命線の中央より下の線辺りから、月丘側の手首の方向に向かって伸びている線を、旅行・海外線と呼びます。
旅行・海外線がある人は、活動的で旅行好きだったり、故郷を離れて活動や仕事をすることを暗示しています。
この相のある人は、旅行をすることで、英気を補う事ができ、刺激を受けるので、人生のチャンスに恵まれやすくなります。
線が長く伸びているほど、長期の旅行や海外での活動をあらわしており、海外移住して活動している人に多くみられます。
旅行・海外線が短い場合は、旅行が好きで、旅行を趣味として楽しんだり、短期留学したりする人にあらわれます。
旅行・海外線がある場合、外で活動した方が運が開けるため、仕事はデスクワークよりも営業など外回りが多い仕事が向いています。

成り上がり線|人差し指と親指の付け根から生命線から中指の付け根に伸びる線

人差し指と親指付け根の生命線から中指の付け根の下にある土星丘に向かって伸びている線は、成り上がり線と言います。
土星丘に向かって線が伸びているため、土星丘の意味する、努力や勤勉といった意味が強められ、人生が好転します。
これまでどん底だった人生が一気に好転し、成功したり、貧乏からお金持ちになれるなど、とても運の強い線です。
この線があらわれているときに、努力や真面目さが認められ、これまで低迷していた運気が良くなって行くのが特徴です。
成り上がり線があらわれたら。成り上がれるチャンスが来ている印ですので、やりたいことがあるのならチャレンジしてみましょう。
成り上がり線は、これまで努力してきたことが実りやすい努力線の一種のため、頑張りが報われることを意味しています。

二重生命線|生命線の内側に並行してもう一本、生命線がある相

生命線の内側1センチ以内に、もう一本太い生命線が並行あらわれる場合があり、この線は二重生命線と呼ばれます。
二本も生命線があるということは、一本の人より二倍生命力や活力にあふれ、とてもパワフルで元気があります。
性格も前向きで、忍耐力が強いので何事にも頑張ることができ、健康面でも病気はほとんどせず、長寿になる傾向にあります。
二重生命線は、起点から本線の生命線と同じ長さだけ伸びてる場合もあれば、途中から始まり途中で終わっている場合もあります。
途中から始まり途中で終わっている二重生命線は、生命線が二重になっている期間、二倍パワフルに活動できることを教えています。
人の二倍パワフルに活動できる時期は流年法を用い生命線を読みとることで、大体の年齢が分かるので確認してみましょう。

隠徳線|生命線の内側に出る、比較的はっきりした線

生命線の内側に手首あたりから上に向かって伸びるはっきりとした線が複数ある場合、この線は隠徳線と呼ばれます。
この相がある人は愛情深く、責任感が強い傾向にあり、ボランティアや慈善事業などの役立つことをしている人が多いです。
仕事で陰ながら支えていたり、家庭を支える女性にあらわれることが多いため、良妻賢母の相とも言われています。
女性だけでなく、秘書やマネージャーのような、人を支える仕事をしている人にも、隠徳線がある人は多い傾向にあります。
隠徳線がある人は、人のために役立つことが好きなので、人のために自然に体が動くといったことが多いようです。
隠徳線は三本程度あると良い相ですが、多ければ多い程、役立とうとして疲れる人もいるため、線が多い人は気をつけましょう。

不倫・浮気線|生命線の内側に沿って伸びる細い線で、異性や配偶者との縁を示す

不倫・浮気線は、生命線の内側に沿って伸びる細長い線で、二重生命線やパートナー線と間違いやすいですが1~2センチと短いです。
この線がある人は愛情があるのですが、既に相手が居たりなど、結果的に不倫や浮気になってしまう傾向にあります。
恋愛が好きで性欲も高く、恋愛上手でモテる傾向にありますが、飽き性な面もあるため、結果的に浮気になることもあります。
また、恋愛相手が一人では満足できず、もう一人恋人が欲しいと思ってしまう傾向があり、相手が何人もいる場合もあるようです。
この不倫・浮気線がある人は、同時に何人も愛せるため、特定の相手や結婚していても好きになれば止められない面があります。
この線がある人は自分が浮気をしやすい傾向にあることを自覚し、特定の相手がいるのであれば冷静さを忘れないようにしましょう。

開運線|生命線から感情線上に向かって伸びている線

運命線から上に向かって伸びている線を開運線といいますが、運命線から感情線に向かって大きく伸びる線も開運線といいます。
運命線から伸びる開運線は、運命線や太陽線であることが多く、運命線や太陽線の意味も参考にするといいでしょう。
開運線は、突然ラッキーなことが起こるわけではなく、これまでの努力の結果が開運に結びつき、成功に至る人が多いです。
仕事や夢を頑張った結果、成功したり、出世することを教えてくれているので、努力し続けることが大切になります。
結婚、就職、転職、独立など、人生の節目に開運線はあらわれることが多いため、チャンスを逃さないようにしましょう。
開運線は感情線に向かって伸びますが、その中でも薬指の付け根である太陽丘に向けて伸びる開運線は大成功を暗示しています。

火星環線|親指の付け根と生命線の間から、中指の付け根に向かって弧を描いてる線

生命線の起点より少し下である親指の付け根から、中指の付け根に向けてカーブを描くように伸びている線を火星環線と呼びます。
火星環線は、火星丘の持つ意味である、闘争心や積極性に溢れ、土星丘の意味する努力をする事で、争いごとに勝つ意味を持ちます。
火星環線がある人は、努力を惜しまず、勝ち気で相手に負けないという気持ちが強い、負けず嫌いな性格が多い傾向にあります。
激しい競争にも勝つことができ、仕事面でも出世してリーダーとして組織を引きいるなど、成功しやすいでしょう。
コツコツと努力をするというよりも、誰かと競争させて成長するタイプなので、成功したいならライバルを見つけるといいでしょう。
火星環線のできる人差し指の下辺りは線ができやすいため、成り上がり線や希望線などと相が似ているので注意しましょう。

パートナー線|生命線の内側に沿って伸びる細い線

パートナー線は生命線の内側に沿うようにできる細い線のことを呼び、生命線から内側3ミリ以内に寄り添うように出ます。
二重生命線や不倫・浮気線と間違いやすいですが、線が細く長いという特徴があるので、よく見て区別をしましょう。
パートナー線があらわれる意味は、愛情を感じて心から自分が幸せと思える相手と巡りあうことを意味しています。
生命線と沿うように並んでいる時期は、愛情と幸せを感じられる時期になり、その時期は流年法を使えば調べることができます。
線が長ければ長い程、愛情を感じられる時期が長いことを示しており、夫婦なら「おしどり夫婦」などと呼ばれるかもしれません。
生命線に沿っていれば問題はないですが、途中で生命線から離れるように出ている場合は、愛情が覚めることを暗示しています。

障害線|さまざまな主要線を横切って伸びる線

障害線は様々な線に横切るようにあらわれますが、生命線にも横切るようにあらわれることがあり、注意したい線です。
障害線は困難をあらわす線ですので、健康や開運を意味する生命線にあらわれる意味は、病気、事故、離婚などを示します。
生命線は人生に大きく関わる線のため、病気や離婚、死別など、障害線が出た以降の人生が大きく変わることが考えられます。
濃く太く出ていた生命線が、障害線の後、細くなっていれば、病気などで生命力が下がることを示しているので注意が必要です。
しかし、障害線が多くてもあまり心配する必要はなく、生命線が濃くしっかりしていれば一時的な困難で終わることが多いです。
また、流年法を使って生命線を読みとれば、困難が起きる時期を知ることができるため、備えていれば乗り越えられるでしょう。
日頃から健康に気をつけたり、人間関係を大切にするなど心がけていれば、未然に防いだり、障害線が消えることもあります。
また、生命線を横切る細く長い線があり、これはご苦労線と呼ばれ、障害線ではなく苦労したり根を詰めている人に出やすい相です。

成り上がり線(千金紋)|生命線の付け根から中指の付け根に向けて湾曲して伸びる線

生命線の起点である付け根から中指の付け根の土星丘に向かって伸びている線は、千金紋と呼ばれ、成り上がり線の一種です。
千金紋は生命線の付け根から伸びていることから、運命的な出会いがきっかけとなり、這い上がって成功する開運の相です。
貧乏やどん底の生活を味わっても、自身の努力と運命的な出会いがきっかけで、お金持ちになれるかもしれません。
しかし、千金紋があっても油断は禁物で、成功は自分の努力次第の面が多く、努力しないと勝ち取れないでしょう。
その理由は、千金紋は生命線から出ているため、努力線と読みとることも、運命線とも読みとることができるからです。
どちらの相も努力をしたことが結果へと繋がる相なので、努力をすることが成功への近道であることを意味しているのです。
これまで頑張って築き上げたことが積み重なって成功するため、薄くても相がある人は努力次第で成功に繋がるでしょう。

M字線|生命線と知能線と運命線と感情線がつながっていて「M」になっている線

生命線と知能線、運命線と感情線の4つの線が濃くあらわれ、M字のような線を描いている相を、M字線と呼びます。
M字線は、ラッキーMとも呼ばれ、この相がある人は幸運の手相でラッキーなことが多く起こる相だと言われています。
手相において重要な線である4種類の線が組み合わさって構成されていることから、人柄に優れ、調和のとれた人が多いです。
気力やメンタル面も安定し、健康的で調和のとれた行動ができるとして、信頼できる人が多い傾向にあります。
また、運勢のバランスがいいので、頑張ったり努力したことが結果に繋がり、仕事でも私生活でも成功しやすいです。
特に晩年の運命線がハッキリあらわれていないとM字にならないため、中年以降の運勢が良く、晩年も幸せに暮らせるでしょう。

まとめ

生命線は、健康や自身のもつ生命力のほか、仕事の面や結婚など、人生の大きな節目を教えてくれる重要な相です。
濃く長い生命線が理想だと言われていますが、細く短い生命線でも健康面に気をつけたり体力作りをすることで手相は変わります。
反対に長く濃い生命線の持ち主でも、回復力が高いからと過信して無理をすれば、寿命が縮むこともあるため無理は厳禁です。
生命線は変わりやすい相なので、常に確認し、島や障害線がある時期を流年法を使って事前に知り、備えることが大切だと言えます。
また、生命線に関わる線も、重要なものが多く、努力次第では大きな開運を掴むことができる相が多いため、努力を続けましょう。
生命線の乱れや、そこから出ている線、流年法をで見るなど、様々な視点から生命線を見ることで開運を掴めるでしょう。

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