手相

成り上がり線(千金紋)の見方|特徴別に解説するビジュアル手相占い

どん底の状態から一気に成功を掴むような話がありますが、それを表す珍しい手相の一つに成り上がり線(千金紋)があります。この線がある人は、不遇の状況からでも努力の末に大成功を収め、大きな幸せや幸運を手にすると言われています。
また普通では考えられないような大きな運を持ち、トラブルを回避したり思いがけない良い出来事が舞い込みます。ここではこの線の持つ役割や意味、他の相との関わりなどをわかりやすく説明するので、じっくりとご覧になって下さい。

線の基本の位置と意味|見るべきポイントを解説

親指と中指の間、生命線の始まりを始点にして中指に向かって弧を描くように延びていく線が成り上がり線となります。基本は後天的に現れる線でありその人の行動や考え方で、状態が変わる線で、どの人にも現れる可能性があります。
現れると現在の状況を一変するような大逆転する出来事が起こる、大吉相であり幸運が訪れる前兆の印になります。不遇の状況でも目標に向かってコツコツ努力を重ねていると、現れる線であり、努力を怠ると消えることもあります。

線の位置と一般的な形状・長さ

一般的には生命線の始点から始まり、中指の根元まで向かっていく線になり、線の終わりは中指の根元近くというのが多いです。多くの場合は努力を積み重ねるなどしていると後天的に現れるものであり、元から現れているものではありません。
その行動や考え方、その人の心身の状況によって線の状態は変化していき、途中であきらめると消えることもあります。主に状況が一変するような出来事が起こり、幸運を手にすることが出来るという線で努力が実って成功を手にします。
またそれに伴って運気の流れも良くなり、良い運気を引き寄せることもできるので、意図しない良い出来事が起こることもあります。どちらかというと、宝くじが当って人生が変わるというよりもコツコツ積み上げてきた成果が出て、幸せな人生に変わるということです。

線の見方|長い場合・短い場合

出ていればそれだけ成果や結果が近いことを示唆しますが、しっかりとした線で中指の根元まで延びていれば、より良いです。前記したとおり、その人の状況や行動、考え方によって状態は変わるので、短くても努力を重ねるとしっかりとしたものになります。
単純に長く延びていれば、努力や頑張りの成果が近いことを示唆し、短い場合は兆しはあるけれど成長途中と考えます。どんな物事にもタイミングや流れがあるので、今はまだ足りないかタイミングではないということと考えましょう。
現れること自体珍しいことであり、その頑張りは自分が一番わかっているでしょうから、自らを信じてさらに精進することが大切です。そうすれば必ず結果を引き寄せ、状況が大きく一変することになり、さらなる幸運を引き寄せることになるはずです。

線の見方|線が濃い場合・薄い場合・ない場合

濃い場合は目指している努力に対して充実していることを表し、逆に薄い場合は迷いがあるなど充実度が低いということになります。濃くしっかりと現れている場合は、そのまま迷わず努力を重ねていけば、近い将来成果となり幸運がやってくるでしょう。
薄く弱々しい場合には、ある種我慢の時期かもしれませんし、その頑張りが空回りしてうまくいっていないだけかもしれません。こんな時には一旦立ち止まり、改めて努力を重ねると次第に状況は良くなっていき、線も濃くしっかりしたものになります。
この線が現れているということは、必ず今の状況を変えられる力や才能を持っていることに他ならないということです。良い時もあれば悪い時もあるので、それに一喜一憂するのではなく、あきらめずに進んでいくことが大切になります。

線の見方|右手と左手の違い

手相の多くは利き手で現在と未来について判断し、逆の手で潜在的なことや過去を判断してどのような状態かを占います。利き手に成り上がり線が現れているということは、今までの努力や行動のおかげで状況が一変することが近いことを示唆しています。
利き手とは逆の手に現れている場合は、過去に努力していたことを示していたり、辛抱や努力ができる才能を表します。この時利き手に出ていなければ、現在それが継続できていないことを表しているので、改めて考えて見て下さい。
この線が残っているということは、仮に不遇でも現在の状況を変える力がまだ自分に残っているということになります。改めて自分を見つめ直し、また努力することができれば様々な幸運を引き寄せることが出来て幸せに近づくでしょう。

複数ある成り上がり線の意味

一本現れるだけでも希少な線ですので複数現れることはさらに珍しいですが、この場合はさらに大吉になります。逆を言うと現在の状況から変化する、その落差も表すことになるので、もしかすると現在がかなり不遇と考えられます。
しかしどのような状況であれ、それを一変させる能力と運を持っていることは間違いないので、もう少しの辛抱と考えて下さい。変わる時には、一気に目まぐるしく変わることになりますが、ここで大事なのは落ち着いて変化を受け止めることです。
大きな幸運ということもあるので、戸惑いはありますが、それは全て努力の賜物であり、意図しない吉運も自分が引き寄せたものです。またここで動きを止めずにさらに幸せを望んで、進んでいけば自分だけではなく、その幸運を周りに分かち合うこともできます。

切れ切れになっている成り上がり線の意味

成り上がり線が切れ切れになっている時は、今の努力や頑張り、辛抱に大きな邪魔が入っていることを示しています。適切に対処が必要ですがその邪魔の原因は他人からのものかもしれませんし、もしかすると自分の中に原因があるかもしれません。
どちらにしてもまず一旦立ち止まり、落ち着いて様々なことに向き合ってみるとその原因に気づくことができるはずです。集中して努力を重ねることはもちろん良いことですが、そのことが他人に迷惑がかかっている可能性もあるのです。
その時は周囲にも目をくばり、良くないと思うことは積極的に改善すると必ず流れは良くなり、自身も充実します。自分を見つめなおすことも大切になり、その努力の方向や方法は間違っていないか今一度確認してみると良いでしょう。

二重になっている成り上がり線の意味

なり上がり線が二重に重なっている場合は、この線の持つ意味や役割をより強くしているということを示しています。心身共に充実度があるので、幸運が近いことを肌で感じていて、さらにやる気に満ち溢れている状態になります。
この状態であれば多少のトラブルやネガティブな状況も難なく乗り越えられる状態であり、どんどん突き進むことが出来ます。むしろ、どんなことも自分の味方にしたりそれを利用して、良い流れを引き寄せるような状態になっているでしょう。
また運気も相当上昇しているので、良運をたくさん取り込むことも可能であり、支援や名声も得られることも出てきます。どのような結果になろうとも全て自分のためになるので、一気に形勢逆転できる場面も多くなる運勢の状態です。

スター(星)がある成り上がり線の意味

スター(星)はほとんどの場合幸運の相となりますが、成り上がり線上に現れた時は状況や場所によって意味が変わります。基本的には、金運面での吉運は高くなり、宝くじが当ったり臨時収入を得られる可能性を示唆していて、その結果状況が一変します。
しかし、スターが中指の付け根近くにある場合だけは多少注意が必要になり、自分と周囲のバランスを確かめる必要があります。この位置に出ている人は、一つのことに没頭しすぎるきらいがあり、それを周囲はあまり良く思っていないことがあるのです。
それが自身のせっかくの努力や頑張りを邪魔することとなり、思うように結果を出せない場合や足を引っ張られることがあります。そうならないためにも一度立ち止まり、自分勝手な言動や行動を見直す必要があり、それが出来れば幸運が現れることになります。

クロス(十字)がある成り上がり線の意味

クロス(十字)は相の意味や役割を打ち消したり弱めたりする役割を持つ線となり、成り上がり線上の場合も同じく凶相になります。今まで苦労してきた努力や頑張りが何らかの影響により継続出来ない状態になっていたり、迷いが出てきている印です。
この状態のまま、努力を続けるとそれが空回りになったり、ネガティブな成果を生み出してしまう可能性が出てきます。これを避けるためには、一度立ち止まり原因を把握して、適切な対処をすることが必要であり、幸運を引き寄せるために大切なことです。
努力や歩みを一旦止めることは、ある意味怖いことではありますが、まずは落ち着いて間違いがないか確認しましょう。そうすることで間違った方向に進んでいれば修正できるので、自然と状態は良くなっていき良い流れになっていくはずです。

フィッシュがある成り上がり線の意味

吉相であるフィッシュが線上に現れた時は、その役割や意味をさらに強める線であり運気もさらに上昇していきます。思わぬ良い展開や、吉報が舞い込むことになり、さらに良い状況になるための努力が加速してくこととなるでしょう。
今まで辛いと思っていたり、大きな負担となっていたことも解消できる状態であり、これをきっかけに生活が一変することもあります。とはいえそれに安心しずぎるのはよくありませんので、変わらず精進することは忘れずに行動することが大切です。
今までは思うような成果があがらず、ヤキモキしていたことも多かったかもしれませんが、やっと花開く状態になります。もちろんそれを引き寄せたのは自分自身の頑張りですので、自信をもってさらに突き進むと驚くような幸せがやってくるはずです。

グリル(格子紋)がある成り上がり線の意味

グリル(格子紋)がある場合は、注意力が散漫になり、思うような集中力が発揮できない状態を示している印です。その原因は身体的な疲れや不調やストレスなど精神的なことが考えられるので、出来るだけ早く適切に対処しましょう。
せっかくの努力や良い運も心身の充実がなければ、それを活かすことが出来なくなるばかりか悪運を引き寄せることにもなります。身体の不調であれば休息をとったり、専門医に相談するなどケアをして、復調させると調子は元に戻ることになります。
精神的な不調や疲れが原因であれば、リフレッシュや休息をとり必要であればクリニックなど専門医に相談して下さい。状態が元にもどれば今まで通りに努力したり頑張ることができ、充実してくるはずですので、まずは自分と向き合うことが大切です。

スクエア(四角紋)がある成り上がり線の意味

成り上がり線にスクエア(四角紋)がある場合の意味は、自分にとっての敵や邪魔から守られるということを示しています。一心不乱に努力を重ねる姿を中には、良く思わない人もいますが、そのような人からの妨害を跳ね返してくれる相です。
ある種スピリチュアル的な要素もありますが、自身の行動や頑張りが周囲を動かしそんな妨害から身を守ってくれるということです。もし現在そのようなことで悩んでいるのであれば、じきにそれはなくなり今まで通りに邁進することが可能になってきます。
少しの間の辛抱と思って今まで通りに努力を重ねるようにして、気にせず進んでいくことが大切になってきます。運も見方につけることができるので、予期せぬトラブルやネガティブなことからも自身を守ってくれることでしょう。

マネジメント線と成り上がり線が関係している時の意味

マネジメント線が出ている人は、周囲を適切な能力を発揮できるように手助けしたり、組織やチームを良い方向に導くことができます。もし組織やチームを率いている立場にいる場合は、その協力や成果により自身が大躍進できることを示しています。
両方の線が濃くしっかりとした線になっている場合は、良い結果や成果が近いことを示唆し、それにより状況が一変します。もちろんそれは良い方向への変化になり、自身ばかりではなくついてきてくれた周囲も幸せにすることが出来るでしょう。
それが自分にも返ってきてさらによい方向に事は流れていき、もっと大きな幸福を手にすることが可能になります。途中トラブルや悩みはありますが、行動や考えなどは間違っていませんので、全てを信じてさらに進んでいっても大丈夫です。

両手にある時の成り上がり線の意味

両手にある時は、目的や目標のために努力や辛抱を高いレベルで行える才能を持ち、実際にそうしている状態を表します。また悪運から身を守る運気を持っていたり、良い運気や出来事を引き寄せる強い力を併せ持っている手相になります。
確実に行動を成果や結果に結びつけることが出来るので、多くの場合は大成功したり世間に名を残すような人物になるでしょう。まさに成り上がりというような、人生を一変させる力も持ち、それに伴い周囲や歴史を変えるような大きな力も持っています。

まとめ

成り上がり線(千金紋)の意味や役割を、線の状態や他の相との関連を含めて紹介しましたがいかがだったでしょうか。努力や頑張りの行動は、全てが報われるわけではありませんが、この相はそれを約束してくれるものと言えます。
滅多に見ることができるものではなく、どちらかと言うと希少な線ですが、現れたということは自身の努力が正しいということです。現在がどんなに不遇な状況であっても、その努力や頑張り、辛抱は必ず花開き、それは大きな実を結ぶことになります。
また地道な努力の積み重ねは運気の流れを良くして悪運を跳ね返し、いずれは大きな幸運を引き寄せることになるはずです。この線が手のひらに現れているのを見つけた時には、是非自分を信じて努力を積み重ね、大きな幸せを掴むようにして下さい。