チャクラ

チャクラとは何か?7つの種類と意味をわかりやすく紹介

車は何で動いているでしょう?簡単に言うならガソリンや電気で動いていると答えると思います。では、人間は何で動いているでしょう?多くの人は食べ物と答えるでしょう。

車に詳しい人ならエンジンなどの構造、人間の体に詳しい人なら胃や腸の働きを交えながら詳細に語ることもできます。

しかし、私たち人間は車よりもはるかに複雑にできていて、肉体の構造を理解するだけでは不十分です。人間には肉体に重なり合うようにして目に見えないスピリチュアルな体が存在しています。この精神体を理解するためにはチャクラを知る必要があるのです。

ここではチャクラを理解して健康や幸福を手に入れたいと思っている方、サイキック能力の開花やヒーリングに生かしたいと思っている方のために分かりやすくご説明していきます。

Contents

チャクラとは?エネルギーとは何かを簡単に説明

チャクラという言葉はサンスクリット語で「車輪」を意味します。霊視などができる人はチャクラが車輪のように回っているのを確認することができるでしょう。

肉体が脳、心臓、肺、胃などの主要な臓器によって健康を維持しているように、精神体もチャクラによって生命を維持しています。いわば精神体の臓器とも言えるでしょう。

そしてエネルギーは物理的に言うなら原動力、スピリチュアル的に言うなら元の気という意味で、人間や物質を動かすために不可欠なものです。私たちはエネルギー切れを起こしている人を見て元気がないと感じます。

チャクラは体のエネルギーセンター

ここでいうチャクラとは7つの主要なチャクラのことです。私たちの体に存在する7つのチャクラは生命維持に欠かせないエネルギーを循環させる中心となります。

本来は肉体に脳や心臓以外の器官が存在しているように、たくさんのチャクラが存在しています。実は体だけでなく場所にもエネルギーセンターがあるのですが、これらのことをすべて話そうとすると人生の大半の時間を失うことになるので、この記事では主要な7つのチャクラについて説明します。

これらの7つの主要なチャクラは神から送られているエネルギーを使い生命維持を営んでいます。チャクラのバランスが崩れるとエネルギーを循環させる機能が鈍るため私たちの肉体的、精神的な健康に影響を与えます。チャクラは生命維持に不可欠なエネルギーセンターなのです。

チャクラは精神と肉体に深く関わっている

もしもあなたが何かの病気になったとき、医者はまず感染などの外的な原因を突き止めるでしょう。しかし、もとをたどっていけば原因はチャクラのエネルギー不足による精神体の不調なのです。

まずは精神体に不調が起こり、それが癒されないまま時間が過ぎるとやがて肉体に症状が出始めます。本来私たちの体はスピリチュアルな段階で対処すれば病気になることはないのです。

これは肉体の病気に限らず精神病にも深く関わってきます。手術やカウンセリングなどで表面的な対処をしたとしても、チャクラのバランスを整え精神体の健康を保たなければ同じことを繰り返すことになります。何度治しても同じ病気や症状に悩まされるのはこうしたカラクリがあるからなのです。

チャクラを開くことで様々なメリットがある

繰り返される病気、精神の不調に歯止めをかけるためにも、私たちはチャクラを開きバランスを整える必要がるのです。チャクラを開くことでより多くのエネルギーを取り入れることができるため、精神体は常に健康な状態を保つことができます。

今まで何をしてもダメだった体の不調がなくなり、気持ちは軽やかになり幸福感に満たされるでしょう。また、最高のパフォーマンスを発揮できるようになるので今までは気付かなかった自分の才能に感動することができます。

各チャクラにはそれぞれ関連する事柄があり、チャクラに対応するパワーストーンやアロマなどはチャクラを開くための助けになります。

では、7つのチャクラにはどんな特徴やテーマがあるのか?どんな影響があるのかを見ていきましょう。

基盤となる第1チャクラ(ルートチャクラ)

第1チャクラはベースチャクラ、根チャクラ、尾骨チャクラ、基底チャクラなどの名前があり、一般的にはルートチャクラと呼ばれています。ベースチャクラという名のとおり基盤となるもので、ロウワーチャクラ(足に近い場所に位置するチャクラで物質面を司っている)の始まりでもあります。

まずは基盤がしっかりしていないとその後に続くチャクラを開いたところで全体的なバランスが崩れるため第1チャクラから開いていくようにしましょう。

第1チャクラに関する特徴とテーマ

第1チャクラのテーマは基盤です。その色はルビーのような赤で、場所は背骨の基底部(尾骨の先端)に位置しています。椅子に座った時、お尻の下の方でくるくると赤い花のようなチャクラが時計回りに回転しています。

バランスの取れている第1チャクラは赤く輝いています。レントゲンで臓器を確認できるように、霊視ができる人ならその存在を見ることができるでしょう。

第1チャクラの中心は自然や地球、副腎を介して内分泌システムと繋がっています。

7つのチャクラの中では回転速度が1番遅く、物質界と密接に関わっています。物理的な欲求が満たされないことでネガティブになるとチャクラの輝きが失われ、赤土の泥のような色になってしまいます。

第1チャクラのバランスによる影響

チャクラのバランスが崩れると金銭や所有物への欲求が満たされず、いつまでもそれを追い求め、ふらふらと人生をさまようことになります。欲しいものが手に入らないことへの恐怖でチャクラが萎縮し、更に物質面で満たされないという悪循環に陥ってしまうのです。

また、ルートチャクラは骨盤部、腰部、脚部、足などの下半身に影響を与えるため、これらの身体的な不調が起こり始めます。

逆にチャクラのバランスが整うとしっかりと地球に繋がることができます。地に足付くというように物質界で起こるできごとに対してぶれることなく生きられます。

物質の欠乏感に対する不安や恐怖などのネガティブなことにエネルギーを奪われず、仕事や成すべきことにエネルギーを使えるため金銭的な豊かさも手に入れることができるでしょう。

第1チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第1チャクラに対応するパワーストーンは基本的にチャクラの色と同様に赤色をしています。ガーネット、ルビー、アゲートなどを選ぶと良いでしょう。また、大地に関連したパワーストーンも第1チャクラとの相性がいいです。スモーキークォーツ、ガーデンクォーツなどがこれに当てはまります。

どれを選んでいいか分からないときは直感で好きだと思ったものを選ぶようにしましょう。また、パワーストーンの意味を調べ、自分の状況に合ったものを身につけても構いません。

第1チャクラに対応するアロマは基盤というテーマに共通するベースノートが対応しています。大地や自然のエネルギーを感じられるベチバー、サンダルウッド、シストローズ、スパイクナード、パチュリ、ヒノキ、ヒバなどが有効です。

生命力を司る第2チャクラ(セイクラルチャクラ)

第2チャクラは仙骨チャクラ、性腺チャクラなどの名があり、一般的にはセイクラルチャクラ(サクラルチャクラ)と呼ばれています。

この第2チャクラは創造的活動、生命に関わる性的活動のすべてを司っています。ここは元々インナーチャイルド(内なる子供)が生存していた喜びの場所なのです。

性的な問題や不妊に悩んでいる方はこの第2チャクラに問題が起こっている可能性があります。しっかりとチャクラを開きバランスを整えるようにしましょう。

第2チャクラに関する特徴とテーマ

第2チャクラのテーマは生命力です。その色はオレンジ色で、バランスが整っていると内部に宿る光も霊視で確認することができるでしょう。場所は生殖器の後ろ、おへそとルートチャクラの間に位置しています。第1チャクラよりも少し回転が速くなっています。

その機能は肉体的欲求、食欲、中毒性に関わりがあり、物質的には男性と女性の生殖器に繋がっています。

第2チャクラは食べ物や飲み物、心に爽快感や刺激を与えてくれるもの、中毒性のある刺激性物質、睡眠、健康状態、外見などの肉体に関することに影響を受け、それらによってストレスを感じると鮮やかなオレンジ色は茶色みがかり、焦げたような色になってしまいます。

第2チャクラのバランスによる影響

第2チャクラのバランスが崩れると快楽やスリルなどへの過剰な欲求が強くなり、不道徳な行動に走ってしまう可能性が高まります。またはタバコやお酒などの依存症、過食症になる人もいます。

外見などに強いコンプレックスを抱くようになり、拒食症や過度なダイエットで健康に害を及ぼすこともあるでしょう。物質レベルでは泌尿生殖器、子宮、腎臓、腸、腰部などに悪影響が及びます。

第2チャクラのバランスが整うと肉体的な欲求に対する欲求は落ち着き、何か別のことで人生の喜びを見出せるようになります。食事もストレス発散のためにするのではなく、体の健康のため、素材の味を楽しむために食べるようになり、そこから生まれるポジティブなエネルギーはチャクラに良い影響を与え更なる喜びへと結びつくでしょう。

ありのままの自分を認められるようになり、もはや外見へのコンプレックスはなくなります。全体的に体に関するストレスがなくなるため、精神が落ち着き不眠症などの改善にも繋がるのです。

第2チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第2チャクラに対応するパワーストーンはオレンジ色をしています。アンバー、アンデジン、カーネリアン、サードオニクス、サンストーンなどがこれに当たります。マイナスのエネルギーをプラスに変えるアンバーを中心に自分の目的に応じて選ぶことをオススメします。

第2チャクラに対応するアロマは次世代の命が宿る実や種から抽出される精油です。ジュニパー、カルダモン、サイプレスなどを選ぶと良いでしょう。また、女性であれば女性性を象徴するローズの精油が第2チャクラを活性化させます。肌につけるものはなるべくオーガニックなものを選び、数滴のアロマを下腹部に塗りこむようにしましょう。また、お風呂に入れて入浴するのもオススメです。

自我を象徴する第3チャクラ(ソーラープレクサス)

第3チャクラには太陽神経叢(たいようしんけいそう)チャクラという名があり、一般的にはソーラープレクサスチャクラと呼ばれています。

恐れや不安、心配、嫉妬などのネガティブな感情はここで生み出されます。また、心と感情をつなぐ重要な役割を持っているのです。

第3チャクラには私たちのインナーチャイルド(内なる子供)が住んでいて、その多くは人生の中で起こった望まない出来事によって傷ついています。その子供を癒し、本当の自我に目覚めるためにも第3チャクラは重要なエネルギーセンターになってくるのです。

第3チャクラに関する特徴とテーマ

第3チャクラのテーマは自我です。その色は黄色で、チャクラのバランスが整っていると所々に白い光がきらめき太陽のように輝いています。第3チャクラの場所はへその真後ろにあり、回転速度は第1、第2チャクラよりも速いです。

その機能は権力、抑制力にあります。スピリチュアル的にはインナーチャイルドと繋がっており、物質的には膵臓のランゲルハンス島(膵臓の内部に島の形状で存在している内分泌を営む細胞群)に繋がっています。

第3チャクラは影響力のある権力につくことや権威に対する恐れ、他人に支配されることや抑制力を失うことへの恐れによってストレスを感じると萎縮し、茶色や黒が混じってまだらな色になってしまいます。

第3チャクラのバランスによる影響

他人に支配されることへの恐れなど、主に権力や抑制によるストレスによって第3チャクラのバランスが崩れると本人が自覚する、しないに関わらず過去(主に子供時代)にあった嫌なできごとを思い出し、恐れが出てしまい行動に支障をきたします。

親や教師によって本来の自由な自分を抑圧され、言葉や行動で傷ついた過去を再び経験しないように心を閉ざすのです。

物理的には太陽神経叢、消化器系、膵臓、肝臓、胆のう、呼吸器系などに悪影響を及ぼします。

第3チャクラのバランスが整うとインナーチャイルドが癒され始め、自信を取り戻します。権力や抑制力に屈することなく、本来の自分を生きられるようになるのです。この時、関連する身体的症状も癒され始めるでしょう。

第3チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第3チャクラに対応するパワーストーンはアラゴナイト、シトリン、イエロー・アベンチュリン(日長石)、トパーズなどの黄色または琥珀色の天然石です。特にアラゴナイトは癒しと自信をもたらすため第3チャクラ(特にインナーチャイルド)に関して課題を抱えている人にはオススメです。

第3チャクラに対応するアロマはカモミールローマン、ブラックスプルース、イランイラン、ラベンダーです。単体で使ってもいいのですが、組み合わせて使うことで第3チャクラをより一層活性化させます。

心の深い傷を癒し、過去にあった恐怖や悲しみの体験を癒す助けになるでしょう。ブラックスプルースやペパーミント、ユーカリは呼吸器系の問題を抱える人にもオススメです。

愛を育む第4チャクラ(ハートチャクラ)

第4チャクラは心臓チャクラという名があり、一般的にはハートチャクラと呼ばれています。ここは魂の住処です。共感や同情、真実の愛や友情、兄弟姉妹への愛など、無条件の愛によるポジティブな感情が宿る場所でもあります。

第4チャクラは私たちがこの地球に生まれて以来、愛情や優しさなどの思いやりに関わることを扱っているのです。

ハートという言葉が示すとおり、心を扱う職業に携わっている人や心に問題を抱える人にとっては注目しておくべきところです。

第4チャクラに関する特徴とテーマ

第4チャクラのテーマは愛です。ハートチャクラという名の通り胸の中央に位置しています。その色は緑色で、バランスが取れた状態だとスポットライトを浴びたエメラルドのように輝いています。回転速度はすべてのチャクラの平均的な速度になります。その機能が関連しているのは愛情と超感覚です。

第1チャクラから第3チャクラはロウワーチャクラ(足に近い場所に位置するチャクラ)といって物質的な側面を司ってきましたが、この第4チャクラはアッパーチャクラ(頭に近い場所に位置するチャクラ)の始まりです。これより上のチャクラはすべてスピリチュアルな側面を司るようになります。

第4チャクラは身近な人との愛情のやり取りに恐れを感じ始めると萎縮し、その輝きを失ってモスグリーンのような色に変化します。また、他人との関わり合いにばかり気を取られていると第4チャクラが拡大して回転が鈍くなってしまうのです。

第4チャクラのバランスによる影響

第4チャクラは人間関係、愛情、相互依存、自他に関することなどに影響を受け、それらに対してストレスを感じるとチャクラのバランスが崩れてしまいます。

傷つきたくない、自分を抑えられない状態になるのが恐いという一心で第4チャクラを壁で取り囲んでしまいます。この状態になると真実の愛、そしてそれがもたらす喜びを感じることができません。

物質的には胸腺につながっていて、心臓、肺、気管支、胸部、背中の上部や腕に影響を及ぼします。

第4チャクラのバランスが整った状態だと直感が冴え、ものごとの本質を明らかに見ることができるようになります。芸術や研究に携わっている人なら第4チャクラを活性化させることで様々なアイデアのひらめきや新たな発見をして素晴らしい体験をすることができるでしょう。

第4チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第4チャクラに対応するパワーストーンはローズクォーツ、ロードクロサイト、アベンチュリン、エメラルドなど、緑やピンク色の天然石が対応しています。中でもオススメなのが愛を象徴するローズクォーツです。

パワーストーンブレスレットでもチャクラを活性化させる助けになりますが、胸の位置に石が触れるようにネックレスを選ぶといいでしょう。

続いて第4チャクラに対応するアロマはローズ、ゼラニウム、レモン、サイプレスなどです。愛の象徴であるローズ、緑のアロマ、集中力を高める効果のあるアロマの中から自分が好きな香りを選びましょう。

また、精油を胸に直接塗りたくないという人はパワーストーンのネックレスに少量つけておくと相乗効果も生まれるのでオススメです。

表現力を司る第5チャクラ(スロートチャクラ)

第5チャクラは喉のチャクラ、咽喉チャクラという名があり、一般的にはスロートチャクラと呼ばれています。スロートチャクラは言語、アート、ダンス、音楽などあらゆる種類の芸術、コミュニケーションや表現を司っています。また、真実と魂の本当の表現も扱っています。

ここで言うコミュニケーションは人間に限らず高次元の存在なども含まれるため、チャネリング(交信)などに興味を持っている人にとって第5チャクラは重要なポイントになります。

第5チャクラに関する特徴とテーマ

第5チャクラのテーマは表現力です。色は晴れ渡った日の空を思わせるようなスカイブルーで、場所はのど仏を中心とした部分にあります。回転速度は第4チャクラよりも速いです。その機能はコミュニケーションと真実を語ることに関わりがあります。

第5チャクラは表現することや人とのコミュニケーションに関する恐れを抱いていると萎縮し、雨雲がかかった空のような暗いイメージになってしまいます。

そして、あまりにも多くの時間を表現やコミュニケーションに関することにとらわれていると第5チャクラが異常に肥大してしまいます。チャクラが大きくなること自体は悪いことではありませんが、全体のバランスを整えておく方が能力を発揮できるのです。

第5チャクラのバランスによる影響

第5チャクラは自他に本心を打ち明けること、周りとのコミュニケーション、愛する人や神に対する期待などに影響されます。これらのことがネガティブに働き第5チャクラのバランスが崩れると喉が痛くなったり、息苦しさを感じたりすることがあります。

これは第5チャクラが物質レベルでは甲状腺や副甲状腺と繋がっているためです。エネルギー不足になることで喉、首、口、歯などに悪影響が出始めます。

第5チャクラのバランスが整うことで我慢することなく自分の本心を打ち明ける勇気を得られます。本音で語れば嫌われてしまうのではないかという恐れがなくなるので、本来のあなたと周りの人との良好な人間関係を築くことができるでしょう。

また、第5チャクラが活性化することで徐々に高次元の存在とのチャネリングを行うことができるようになります。

第5チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第5チャクラに対応するパワーストーンはブルーレースアゲート、クリソコラ、ラブラドライト、ブルートパーズ、アクアマリン、ターコイズなど青色の天然石です。特に芸術的表現力や美的感覚を高めたい人はクリソコラ、人間関係を良好にしたい人はブルーレースアゲート、チャネリングなどの能力開発をしたい人はラブラドライトを選ぶと良いでしょう。

第5チャクラに対応するアロマはカモミールジャーマン、カモミールローマンなどの青色系アロマが対応しています。第5チャクラのバランスが崩れ、身体的症状として出てしまった場合にはユーカリ、ペパーミント、ティーツリーなど喉に関連するアロマも助けになります。

自分が1番リラックスできるもの、匂いを嗅いでみて直感で必要だと思ったものを選ぶようにしましょう。

第三の目である第6チャクラ(サードアイチャクラ)

第6チャクラはブラウチャクラ、第三の目チャクラ、眉間チャクラ、額チャクラなどの名前があり、一般的にはサードアイと呼ばれています。

第三の目を開くことで霊視などのサイキック能力が目覚めるため、スピリチュアルに興味のある多くの人はサードアイチャクラに興味を示すでしょう。しかし、能力の開花を求めるあまり無理をすると神経経路に重大なダメージを与える危険性があるため十分に注意が必要です。

また、インディゴチルドレンはどれだけサードアイを開いても霊視をすることはできません。なぜならサイキック能力を開花させた人を審神(さにわ)して本物か見極める立場にあるからです。

霊視をお金儲けや私利私欲のために使い重大なカルマを背負ってしまう人や、それらの人に騙されてしまう人を救う使命をもっているのです。もちろん審神としての能力を高めるため、精神体の健康を保つために第6チャクラのバランスを整えることも大切です。

第6チャクラに関する特徴とテーマ

第6チャクラのテーマは第三の目です。その色はインディゴ(藍色)で、場所は両目の間にあります。回転速度は第5チャクラよりも速く、バランスが整っていると白と紫の光がちりばめられたインディゴブルーのエネルギーに包まれます。

その機能は透視能力などのサイキック能力に関わりがあります。第6チャクラは天使や霊体を見ることへの恐れなどによって萎縮し、くすんだ紫色になってしまいます。

過去世で霊能者として迫害を受けた人(過去の時代で多くの霊能者が魔女として処刑されました)や子供のころに能力を発揮することで嫌な体験をした人は自らサードアイを閉じてしまうことも多いのです。

この場合はカーテンで覆われたようにサードアイが隠れてしまい、第6チャクラがどこにあるのか分からなくなってしまいます。こうなると啓示はもたらされません。再びサードアイを開く場合は根気強く第6チャクラのバランスを整える必要があります。

第6チャクラのバランスによる影響

第6チャクラは将来を見通したいという願望、あるいは知りたくないという気持ち、過去の恐ろしい体験、天使や霊体を見ることへの願望と恐れなどによって影響を受けます。

これらのことでストレスを抱き、チャクラのバランスが崩れるとサードアイが閉じてしまいます。

こうなると今まで見えていたものが見えなくなるため、霊視を行っている人はかなりの影響を受けてしまうでしょう。普段からバランスを取るようにしておく必要があります。

また、物理的には目、耳、顔の神経に影響を及ぼしています。サイキック能力の開花を目的としていない人も、これらの部分によくない症状が出ている場合は物質的な対処をしつつ、第6チャクラのバランスを整えて精神体を癒すことが大切です。

第6チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第6チャクラに対応するパワーストーンはインディゴライト、サファイア、ラピスラズリ、アジュライト、カイヤナイトなどの藍色系のものが対応しています。特にサードアイを開くときは場の空気を浄化しておくことが大切なため、傷のついていないクリスタルクォーツと共に身につけておくと良いでしょう。

第6チャクラに対応するアロマはペパーミント、クラリセージ、ゼラニウム、ローレルなどです。眼精疲労を感じている人はオーガニックのホホバオイルをキャリアオイルとしてサンダルウッド、ミモザ、バーベナ、マートルを配合したものを2、3適こめかみに塗りこむと良いでしょう。また、パワーストーンと同様にサードアイを開く際にはパロサントなどの浄化作用のあるアロマを使うようにすると安心です。

高次と繋がる第7チャクラ(クラウンチャクラ)

主要な7つのチャクラの最後となる第7チャクラはクラウンチャクラ、宝冠チャクラ、冠チャクラなどの名があり、一般的にはクラウンチャクラと呼ばれています。

このチャクラは霊的なエネルギーの入り口です。スピリチュアル的には神と直接つながっており、物質的には松果体(霊的な光のセンサー)と繋がっています。

第7チャクラはあらゆる高次元の存在からのメッセージを受ける上で不可欠なものとなるため、スピリチュアルに興味を持ち、真理を探究する人にとっては最も重要なチャクラとなるでしょう。

第7チャクラに関する特徴とテーマ

第7チャクラのテーマは高次元と繋がることです。その色は紫で、場所は頭頂部のすぐ内側に位置しています。第7チャクラのバランスが取れていると、ところどころに白く輝く光が混じるため薄紫に見えることもあります。

ネガティブな考え方や感情にとらわれたままだったり、高次元の存在への信頼がなかったりするとチャクラの輝きが失われ、曇った夜空のような色になってしまうでしょう。

第7チャクラの機能は聖なる存在の導き、透知能力(クレアコグニザンス)に関わっていて、その回転速度は主要な7つのチャクラの中で1番速いです。

また、高次元の存在による知識に限らず集合的無意識の情報も私たちの日常に役立てることができます。集合的無意識とは心理学用語で、全人類の経験を通じて蓄積された精神性のことを指します。言わばあらゆる知識が収められた宝庫なのです。

第7チャクラのバランスによる影響

第7チャクラは聖なる存在と自分との距離と関係、宗教に関するネガティブな体験や考え方、英知と導きを与えられることへの感情に影響を受けています。

これらの事でストレスを感じると第7チャクラが萎縮し、本来無条件の愛で与えられている神聖な知恵やアドバイスなどのメッセージを受け取れなくなってしまいます。

また、物理的には頭部、脳、神経系に影響を与えています。頻繁に頭痛を感じる人は重点的に第7チャクラのバランスを整えるようにしましょう。

物理的な体の中で脳がすべての臓器に指令を出す重要なものであるように、第7チャクラもすべてのチャクラにとって重要なものになります。このチャクラを開くか開かないかで人生に多大な影響があるので、しっかりとバランスを取ることが大切です。

第7チャクラに対応するパワーストーンとアロマ

第7チャクラに対応するパワーストーンはアメジスト、スギライト、アメジストエレスチャルクォーツ、チャロアイトなどの紫系のものです。

高次元の存在の中でも特に天使との繋がりを求めるならば、潜在能力を開花させ「天使のギフト」という別名をもつアメジストエレスチャルクォーツを身につけると良いでしょう。

また、神や聖なる存在との関係において癒しが必要な場合はスギライト、雑念が邪魔をしてなかなか繋がりを感じられない時は浄化の意味をもつチャロアイトがオススメです。

第7チャクラに対応するアロマはエレミ、クロモジ、ローズウッド、スパイクナード、ミルラ、ラベンダーなどがあります。夜眠るときに頭の上に2、3適垂らしてから高次元の存在に夢の中での交流をお願いしてみましょう。

チャクラを開くためにはどうすればいいのか?

ここまで主要な7つのチャクラについてご説明してきましたが、ここからはチャクラを開くための方法を具体的にお話したいと思います。

まず、チャクラを開くためには浄化が必要になります。チャクラが閉じてしまい上手く開かない原因は(意図的に自分で閉じている場合を除き)ネガティブな思考や感情による汚れです。汚れてしまったチャクラは回転速度が鈍り、バランスが崩れることで精神体に悪影響を及ぼします。

そして、汚れてしまったチャクラの浄化に役立つのが瞑想とヨガです。瞑想だけでも十分チャクラを開くことができますが、ヨガを実践しているという方はこれから紹介するポーズをぜひ取り入れてみてください。

チャクラを開く前に注意しておくべきこと

チャクラを開く前に注意点をいくつかお話ししたいと思います。チャクラを開くことを目的とした瞑想は世の中にたくさんあり、中には激しい呼吸法を使ったものも存在しています。

これは霊的に成長している上級者でさえ油断のできない瞑想方法です。初心者やまだその域に達していない方が行うと神経系統に重大な害を及ぼし、精神体と肉体の双方にとって危険となるためオススメしません。

スピリチュアルな学びにとって焦りは1番の害です。必ず一歩一歩着実に成長していくようにしましょう。そのとき必要な学びは必ず高次元の存在が教えてくれます。言葉で聞こえなくてもあなたに分かりやすいように示してくれるので、しっかりとメッセージを受け取るようにしましょう。

チャクラを開き活性化させるための瞑想

ここではチャクラを開いてバランスを整えるために必要となる瞑想を簡単にご紹介します。

  • まず深呼吸を3回して目を閉じ、リラックスした状態で体全体に意識を集中させます
  • 第1から第7チャクラまでの位置に閉じている蓮の花のようなチャクラがあるのをイメージしてください(実際に見える人は蓮の花をイメージしなくてOK)
  • チャクラをよく観察しましょう(色の汚れ、大きさ、回転速度など)
  • 第1チャクラから順番に3回深呼吸をしながらイメージの中で白い光を当ててください
  • 浄化され綺麗になったチャクラは花開き、回転しながらそれぞれの色を輝かせます
  • 最後にたまごのような白い光で体全体を包み、3回深呼吸してからゆっくりと目を開けてください

瞑想は以上です。白い光で包むことで外のネガティブなエネルギーからあなたのチャクラを守ってくれます。この瞑想をチャクラが完全に開いて活性化するまで1日1~3回続けましょう。なお、日没の時間帯はネガティブなエネルギーが活性化するため避けるようにしてください。

チャクラを開き活性化させるヨガのポーズ

7つのチャクラを開き活性化させるために有効なポーズをご紹介します。ポーズを取る際は各チャクラに意識を向けて白い光を当てるイメージをしながら行ってください。

  • 第1チャクラはヴリクシャーサナ(木のポーズ)など地球と繋がることを意識したものが有効です
  • 第2チャクラはパリヴリッタ・トリコーナ・アーサナ(ひねった三角のポーズ)など丹田に関連したものが有効です
  • 第3チャクラはアンジャネーヤーサナ (三日月のポーズ)など、みぞおちを刺激するポーズが有効です
  • 第4チャクラはマツヤアーサナ(魚のポーズ)など、呼吸が深くなることで癒し効果のあるポーズが有効です
  • 第5チャクラはダヌラ・アーサナ(弓のポーズ)など喉元を意識したポーズが有効です
  • 第6チャクラはパドマアーサナ(蓮華座のポーズ)が特に有効で、チャクラを開く瞑想法との相性がとてもいいです
  • 第7チャクラはシャバーサナ(無空のポーズ)のポーズが有効です。このとき完全にリラックスしながら高次元の存在に感謝しましょう

瞑想やヨガをやる際に音楽を使うのは有効か?

世の中にはチャクラを開く音楽と名のついたものが存在していますが、これを聞いただけではチャクラを開くことはできません。残念ながら楽をしようと思えばそれだけ目的から遠ざかってしまうのです。

しかし、瞑想やヨガをする際に音楽が流れていた方がリラックスできる、集中できるという方は自分が1番心地いいと思える音楽を流すことで相乗効果を生むことはできます。

パワーストーンやアロマにも言えることですが、あくまでもチャクラを開くための補助的なアイテムとして活用することが大切です。

音楽やそれらのアイテムがない方が集中できるという人もいます。あなたに合う方法はあなたが一番よく分かっているため、自分の心に従うようにしましょう。

まとめ

チャクラとはサンスクリット語で車輪という意味です。霊視ができる人ならくるくると回っている7つの主要チャクラを確認することができるでしょう。7つのチャクラにはそれぞれ特徴や役割があります。

私たちの肉体に脳や心臓などの重要な臓器があるように、目に見えないスピリチュアルな体にも重要なチャクラが存在しています。チャクラは大事なエネルギーセンターなのです。肉体と同じように精神的な体もエネルギーを補給しなくてはなりません。

エネルギーとは物理的に言うなら原動力、スピリチュアル的に言うなら元の気です。このエネルギーを取り入れて精神体に循環させるには、チャクラが開きバランスが整っている必要があります。

チャクラを開くには瞑想とヨガが有効です。ただし、たくさんある瞑想の中には害になるものもあるので注意してください。早く能力を開花させたい、早くより良い人生を過ごしたいという気持ちはとても分かります。しかし、スピリチュアルな道は焦らず一歩一歩着実に進むことが大切なのです。

パワーストーンやアロマ、音楽などはあくまでも補助的なものです。楽をしようとすると逆にゴールから遠ざかってしまいます。また、これらのアイテムが必要ない人も大勢いるでしょう。

私たちに必要なものは私たちが一番よく分かっています。自分の声に従い、自分が一番心地いいと思える方法でチャクラを生かした素晴らしい人生を歩んでください。