「言霊」とは何のことか、詳しく知っているという人は多くはないでしょう。その言葉は聞いたことがあったとしても、簡単な概要を知っていたとしても、言霊のパワーについてまでは知らないという人もいるかもしれません。
言霊は使い方次第で、私たちの人生に大きな影響を及ぼします。ですからそのパワーについても、よく知っておけるといいですよね。
今回はこの言霊について、どんなパワーがあるのか、そしてどう意識すれば言霊を良い方に使えるのかということについてまとめてみました。
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言霊って何のこと?いつも口にする言葉の力を知ろう
まずは言霊というものが、どういうものかということを知っておきましょう。言霊を辞書で引いてみると、「言葉に宿る霊的な力」という風なことが書かれています。
霊的といえばスピリチュアルですが、別にスピリチュアルな世界について何も知らなくても、この言霊によって人生を左右されていることもあります。
なぜなら言霊はその存在やパワーについて気付いていなかったとしても、誰もが日常的に扱っているパワーだからです。
言霊とは言葉に宿っている力のことを指す
言霊とは、前述でも少し触れているとおり、言葉自体に宿っている力のことです。こうして今読んでいる文章にも、言霊のパワーがあります。
どんな言葉であってもパワーがあるため、その存在を知らなかったとしても、私たちは常日頃から言霊を発しているというわけなのです。
これがこの力の怖いところではないでしょうか。意識せずに、私たちは常に自分自身とそしてその周囲の人たちに、言霊という形でパワーを発しているわけです。
このことを認識しているかどうかで、私たちの人生をより良いものにすることも、とんでもない不幸を呼び込むこともできるようになってしまいます。
脅かすようですが、知らず知らずに自分も周囲も不幸にするようなパワーを言葉という形で発している人は少なくないのです。
良い言葉を使っている人は自然と幸せになる
言霊の力がどのようなものかとは、とてもシンプルです。良い言葉を常に口にしている人は、ごく当たり前に自然と幸せになるようになります。それはどんな言葉にもパワーが宿っていることの証明にもなるでしょう。
自分の身の回りを観察してみましょう。いつもポジティブな言葉や、美しい言葉を選んでいる人は、なんだかキラキラと輝いて幸せそうではないでしょうか。私たちは知らず知らずに、言霊の力をこの目でも見ているのですね。
あなたの周りに、誰からも好かれるような人がいたら、その人がいつもどんな言葉を使っているのかを観察してみてください。そういう人は生まれつきの容姿がどうであれ、異性からもモテているのではないでしょうか。
いつもネガティブな言葉を使うと不幸になりやすい
逆にいつもネガティブな言葉ばかりを使っていると、残念ながら不幸になりやすい傾向にあります。
「つかれた」「いやだ」などのネガティブワードばかり口にしている人、いつも他人の悪口や、状況に対する不満ばかり口にしている人を見てみましょう。
なんとなくダークオーラを纏ってはいないでしょうか。こういう人が悪い人だというわけではありません。優しい気持ちも兼ねそろえた人もいます。でも、なんだかどんよりとして、いつも不幸そうだとは感じないでしょうか。
そのためどんなに優しい心を持った人であっても、こういう人はあまり人から好かれることがありませんし、なんだかいつも不幸そうにも見えます。これも言霊の力がそのまま本人に降りかかっているからなのです。
心の中で思ってもいないことでも言葉にすると力を持つ
私たちは人生の中で、心の中で思ってもいないことを口にしてしまうこともあります。それは周りに合わせる必要がある場面だったり、人からの評価が気になったり、その場しのぎだったりと、パターンは様々でしょう。
しかしそんな風に心の中で思ってもいないことでも、言葉にしてしまうとパワーを持ちます。それは言葉自体に力が宿っていること、そしてその発した言葉は音となり自分の耳を通して、自分の脳にも届いてしまうからです。
生きている中で、心にも思っていないことを言わなければならない場面もあるかもしれません。それがごく稀なことなら、特にあなたの人生に影響することはありません。しかし日常的にそういうことをしている場合は、注意が必要かもしれません。
ちなみに自分の人生を言霊の力でより良いものにしようとするときも、この「思ってもいないことを口にする」という部分が鍵になります。
ポジティブな言葉がもたらす力=良い言霊の具体例とは?
前述のとおり、ポジティブな言葉には良いパワーがあります。そのため良い言葉を使っている人は、幸せになりやすく、また人も惹きつけやすいのです。多くの人が幸せになりたい、楽しい気分でいたいと望んでいますから、そうしたパワーを放つ人のそばにいたいのは当然のことです。
では具体的にそんなポジティブなパワーを発するには、どんな言霊を使えばいいのでしょうか。ここでは非常に強力なポジティブパワーを持つ言葉をいくつかご紹介します。
「ありがとう」という感謝の言葉は最強の言霊
「ありがとう」という言葉は、非常に強力な力を持つ言霊です。本当に最強とも言える言葉で、世界的にもその言葉の力は認められており、世界のスピリチュアル界で、それぞれの言語で「ありがとう」という言葉が良いと語られています。
今自分が持っているもの、授かったものに感謝をしていれば、どんどん良いものが自分の世界に流れ込んでくるようになっています。そのため、感謝の言葉というのは、あなたや周囲を幸せにする強いパワーを持っているのですね。
知っている人もいるかもしれませんが、「ホ・オポノポノ」というハワイ発祥の幸せに生きるための指針でも、「ありがとう」という言葉を口にするようになっています。
あなたは日常的に「ありがとう」という言葉を口にしているでしょうか。
「幸せ」「私は運が良い」などは幸せをもたらす
言霊の中には、幸運をもたらすようなものもあります。それが「幸せ」「私は運が良い」などの言葉です。「ツイてる」なんかも、これらの言葉の仲間ですね。
日頃から、自分の幸運を肯定するような言葉を使っていれば、自分の認識もそうなりますし、なによりその言葉で実は周りの人にも幸せをもたらしているのです。
とはいえ周りの人は、ずっとそういった幸せをもたらす言葉を発する人のそばにいるわけではありませんから、人生自体まで変わることはないかもしれません。しかしその人といる間はなんだか幸せな気分になり、キラキラとするのですね。
それほど「幸せ」「運が良い」などの言葉には、自分自身とその周囲に対して幸運を呼び込むパワーがあるのです。
「愛してる」「愛されてる」で幸せな気持ちに
愛は素晴らしいパワーを持ちます。愛こそが私たちの根源だと言ってもいいくらいです。そんな愛を表現する言葉である「愛してる」「愛されてる」という言葉にも、私たちを幸せにしてくれる強大なパワーがあります。
もちろん心の中でそう思うことにも力があります。しかし言霊として発することで、そのパワーを倍増することができますし、周囲にも影響を与えることができます。
日本語で「愛してる」「愛されてる」を口にするのは、少々不自然な場合もありますから、「愛」を意味しているなら「好き」でもほとんど同じ効果を見込めます。
この言霊の良いところは、それを口にしていれば、すぐにでも幸せな気分に浸れるということではないでしょうか。
「嬉しい」「楽しい」はワクワクを引き寄せる
「嬉しい」「楽しい」も人生を豊かにしてくれる、強いパワーを持った言霊です。こうした言葉は、あなたの人生にワクワクするような出来事を引き寄せてくれます。すると、毎日楽しく生きていられるはずです。
こうした言葉をいつも口にしている人は、とても幸せそうに、楽しそうに見えないでしょうか。卵が先か鶏が先かという話と同じことですが、楽しいから「楽しい」と口にしているのか、楽しくなりたいから「楽しい」と口にしているかは、もはや本人にさえわからなかったりもします。
「嬉しい」「楽しい」という言葉を常に表現していれば、嬉しく楽しくなるような現実がやってくるのです。そしてそうしたオーラに包まれている人は、他人のことも楽しくするため、人が寄ってきやすいでしょう。
ネガティブな言葉がもたらす力=悪い言霊の具体例とは?
次は、ネガティブな言葉の影響についても掘り下げてみましょう。悪い言霊は、やはり私たちの人生・世界をその言霊のパワーと同じような模様に作り上げてしまいます。
ですがそういった言葉を知っておけば、意識的にそういう言葉を使う頻度を下げることができるので、とても役立つはずです。
ここでは定番中の定番で、しかもよく口にしてしまう人が多いと考えられるネガティブな力を持った言霊を集めてみました。
「ダメ」「嫌」などのNOの言葉は可能性を殺す
「ダメ」「嫌だ」なんて言葉を常に発している人はいないでしょうか。あなた自身がそうでなくても、この言葉を使ってしまう人を周囲に見かけることはあるかもしれません。
こうした言葉は可能性を殺してしまう強いパワーを持っています。しかも繰り返し口にしやすいため、そのパワーは増幅されやすいのですね。
「殺す」という言葉自体がとても深刻なネガティブパワーを持っていますが、ここではあえて、「ダメ」「嫌」という言葉がどれほど強い力を持っているのかを表すために使っています。
もちろん周囲にも大きな影響があります。子供の「イヤイヤ期」と言われる時期には、お母さんたちはとても疲弊していますよね。あれはもちろん手のかかる子供に対しての疲労もあるのですが、「ダメ」「嫌」という言葉を常時浴びせかけられていることによるパワーダウンでもあるのです。
「つらい」「悲しい」はどんどんそんな気持ちになる
生きていればつらいことも、悲しいことも起こります。それを表現することは悪いことではありません。本当に何かがあったときに、少しそんな言霊を口にしたからと言って、その影響はごくわずかです。
しかし常時そんな言葉を使っているとしたらどうでしょうか。「つらい」「悲しい」などの言葉が口癖になっている人は、確実にそれらの言葉に力を与えています。そして、そう感じる現実・世界を目の前に展開させてしまいますし、自分の「つらい」「悲しい」という気分もどんどん強くしてしまうのです。
実際にそんな言葉をいつも口にしている人は、つらそうですよね。それを自分で引き寄せていることに気づいていないのです。
「疲れた」「面倒」「大変」はやる気を奪う
これは超定番中の定番のネガティブな言霊です。しかも、ついつい口癖のようになっている人も多いため、知らず知らずの内にそんな言霊のパワーに影響されている人がたくさんいます。
それは「疲れた」「面倒」「大変」というような、見るからにぐったりしてしまいそうな言葉たちです。特に「疲れた」「面倒」はよく口にしている人が多いですよね。
こちらも少々言葉にするくらいでは、影響力はさほどありませんが、いつもいつもこんな言葉を口にしている人は、自分を自分でぐったりと疲れさせてしまいます。
活力がなくなっていくので、やる気もなくなります。しかもそれを周囲にまで放ってしまうため、周囲の人もその人と一緒にいるとなんだか疲れるという結果になってしまうのです。
「どうでもいい」「興味無い」はすべてに壁を作る
「どうでもいい」「興味無い」というとても冷たい言葉。こんな言葉も私たちの人生を暗くしてしまうパワーが宿っています。これらの言葉は、あなたと他人、あなたと何かの間に壁を作ります。
どういうことかというと、人が寄ってきてくれないのは当然のことですが、あなたがしたいと願うことなどにも壁を作ります。ですからやりたいと思うことができなかったり、しなければならないことが出来なかったりということが起こるのです。
ちなみに、「人が寄ってきてくれない」というのは事実ですが、同じように「どうでもいい」「興味無い」というような言葉が口癖になっている人なら引き寄せられます。そして相乗効果でどんどん全てに壁を作ってしまうのです。
言霊はその言霊のパワーに沿ったものを引き寄せ、そのパワーを増幅してしまうので、怖いものでもありますね。
「ついてない」「不幸だ」は不幸を引き寄せる
「幸せ」などの言葉に、幸せな現実を引き寄せるパワーがあるのと同様に、その逆の「ついてない」「不幸だ」という言葉は、そのまま不幸な現実を引き寄せるパワーがあります。
そういう言葉を使っている人は、なんだか不幸そうではないでしょうか。
大体にして、いつもいつも不幸な人がいるわけはないのです。それにも関わらず、そんな言葉をわざわざ選んで使っているわけですから、不幸になるのは当たり前のことですよね。
そしてもちろん、「ついてない」「不幸だ」という言葉も周囲に影響力があるため、周囲の人たちを不幸にしてしまうようなパワーさえあります。
賢い人はそんな言霊を放っている人のそばには寄りません。そしてもちろん、自ら不幸になりたがっている人なら寄ってきてしまうでしょう。
「どうせ私なんて」には強力なネガティブパワーがある
「どうせ私なんて」という言葉を使ってしまう人は少なくありません。謙遜の意味で使ってしまうこともあるかもしれませんが、この「どうせ・・・なんて」という語感は非常に強く、強力なネガティブパワーがあります。
「どうせ私なんて」と言っていると、本当に自分の望んだものが手に入らなくなります。人からも好かれづらくなりますし、嫉妬深くもなってしまいます。良いことなんて何一つありません。
「どうせ私なんて」という言葉は、どう考えても不要な言葉です。そんな言葉を口にせざるを得ない場面なんてないはずです。それにも関わらず、この言葉をわざわざ選んで言霊にしているわけですから、その強いネガティブパワーにあてられても当然ですよね。
いつも使っている言葉がその人の印象を作る具体例!
ここまでの説明で、なんとなく感じ取った人もいるかもしれませんが、いつも使っている言葉はそのままその人の印象を作っています。それこそが言霊というものが存在している証拠にもなっているでしょう。
ここまでも何度か言葉がその人の印象を作る例に触れてきましたが、ここでもう一度、どういうことなのかを具体的にまとめてみました。
どんな言葉を使えば、どんな印象を持ってもらえるかをみていきましょう。
良い言霊を発する人は愛されやすい
ここまでも何度も触れてきていますが、良い言霊を発する人というのは、周囲に愛されやすくなります。これは良い言霊を発している人は、それだけでポジティブなオーラを纏えるので、周囲の人も一緒にいて楽しい気分でいられるからです。
しかも一緒にいれば良い言霊を浴びることができるため、それに影響されて自分も良い言葉を使い始めることもあるでしょう。また常に良い言霊を浴びているだけで、幸せを引き寄せることもできるわけです。
そんな風なオーラを纏っている人のことは、多くの人がなんだか愛したくなるのです。その人自身がたとえ性格に癖があっても、わがままであっても関係なく、ただ愛されることになります。
良い言霊を発する人は生き生きと幸せそう
良い言霊を常に発している人は、キラキラと輝いて、なんだか生き生きと幸せそうに見えるでしょう。これも言霊のパワーによるものです。良い言霊を常に発していれば、それに影響されてその人自身の印象・オーラも、その言霊と同じパワー・波動を持つようになるわけです。
キラキラ輝いている人間的に魅力的な人が、汚い言葉を使ったり、ネガティブな言葉ばかり使ったりするのを見たことがあるでしょうか。そういう人でも、たまには「疲れた」なんて言うこともあるかもしれませんが、それが口癖になっているようなことはないでしょう。
言霊の力に影響されて、人生が充実しているので、そもそも不満を漏らす必要がないのもポイントです。
悪い言霊を発する人はなんだか元気がない
「ネガティブな言葉がもたらす力=悪い言霊の具体例とは?」でご紹介した、悪い言霊に分類される言葉を常に発している人は、なんだかいつも鬱々どんよりとしていて、元気がありません。たとえ本人が「今日は元気だ」と思っていても、日頃から口にしている言霊の影響で、元気があるようには見えないでしょう。
そういう悪い言霊を選んで口にしている人は、常にダークオーラを纏っています。だからと言って人に嫌われるということはありませんが、「嫌いじゃ無いけどずっとは一緒にいたくない」なんて言われてしまうこともあります。
それほどまでに、悪い言霊を使っている人というのは、そのパワーに影響されてなんだか重々しいオーラを纏ってしまっているのです。
悪い言霊を発する人は運が離れていく
もちろん悪い言霊を発している人は、どんどん運が離れていきます。そしてそれは周囲の目からも見えるほどです。「なんだかあの人ツイてないね」「なんだか不幸そうだ」というような印象を、他人に与えてしまうでしょう。
他人からもわかるほど、運が離れていくような効力が悪い言霊にはあります。言霊がその人を印象付けるためのオーラを作っていると言っても過言ではないのです。
もちろん悪い言霊を口にしているわけですから、そのままそのネガティブな言葉どおりの人生を展開することになります。その人の方が、言霊という手段で「幸運はいりません」と言っているわけですから、当然のことでしょう。
つまり言霊がその人の人生・性格を作っている
ここまでの説明をまとめると、つまり私たちは私たちが常に使っている言葉の力=言霊に影響されて、自分の人生や性格を作っているということです。
良い言葉を使えば、良い人生・素敵な性格が、悪い言葉を使えばつらい人生・ひねくれた性格が出来上がってしまうでしょう。
今つらい人生を歩んでいる人は、そのことで自分を責める必要はありません。このことに気づければ、言霊をどう使えばいいのかがわかっているはずだからです。気づいた時点で使う言霊を変えることができますよね。
普段口にしている何気ない言葉が、あなたの人生を決めているとなれば、普段から自分が選んでいる言葉にはとても気をつけなければならないということが、わかってきたところではないでしょうか。
耳にする言霊も影響する!他人が発する言霊の力とは?
もう少し言霊の影響力について掘り下げてみましょう。ここまであなたが発する言霊が周囲にも影響するということについて、触れてきました。
ではここで、逆にほかの人が発する言霊があなたにどう影響しているのかを考えてみましょう。
あなたが発する言霊が周囲にも影響するように、他人が発する言霊もあなたに影響しています。耳から入る言霊にも、しっかりとパワーがあるのです。
具体的にどういう風に影響しているのかをご説明していくので、他人が発する言霊の影響力や自分の周囲の人が使っている言霊について考えてみてください。
良い言霊を発する人の側にいると気分がよくなる
良い言霊を発する人の周囲にいると、良い影響があるというのは、ここまでの説明でわかっているかもしれません。具体的には、シンプルに気分がよくなるのです。
良い言霊を常に発している人と一緒にいるというのは、良い言霊のパワーをずっとその身に受けていると言うことになります。その状態でいると、気分がよくなってくるのは当然ですよね。
まるで浄化のように、自分の中に溜まった悪いものを追い出してくれるほど、強いポジティブな言霊を発している人もいます。
そういう効果があるため、良い言霊を発する人のそばには、人が寄っていくのです。言霊の存在を知らなくても、「この人といるとなんだか気分が良い」と感じるわけですね。
良い言霊を発する人といると自分の言葉も変わっていく
良い言霊を発する人といることによる影響は、単に気分がよくなるというだけではありません。そういう人と人付き合いをすることを選んでいれば、やがてあなたの言葉自体も変わっていきます。
ポジティブな言霊を発する人に影響されて、あなたの言葉もじわじわとポジティブなものに変わっていくのです。またそういう人が幸せそうにしているのを見て、意識的に真似をしようと思う人もいるでしょう。
どういう形であれ、良い言霊を発する人と一緒にいることを選ぶなら、あなたの言霊もどんどん変わっていきます。良い言葉を発する人と一緒にいるということは、そんな風な恩恵もあるのですね。
そういった影響があるために、人は良い言霊を発する人の近くに無意識に寄ってしまうのではないでしょうか。
悪い言霊を発する人といれば自分もそれに影響される
では、悪い言霊を発する人といるとどうでしょうか。もちろんその場合も影響されてしまいます。むしろ私たち人間は、悪い言霊に影響される影響度の方が高いのかもしれません。心をしっかりと強く持つことができなければ、私たちはネガティブに考えてしまうものだからです。
ネガティブなパワーを持つ言霊をいつも発している人の近くにいると、気分が鬱々としてきます。なんだか元気も吸い取られるようですし、体も重い感じがしてしまうでしょう。
もちろん自分も悪い言霊を口にしてしまいがちになってしまい、そのせいで自分の世界をネガティブなものにしてしまいかねません。
そんな影響があると多くの人は知っています。そのため、ネガティブな言霊ばかりを発する人の近くにはあまり人は寄っていかないのです。
悪い言霊を発する人と長くいると具合が悪くなることも
悪い言霊を発する人の近くにいることは、ただ気分が落ち込んだり、自分もそんな言霊を口にしてしまったりするというだけではありません。
そんな言霊を発する人といると、具合が悪くなってしまうことだってあるのです。
ネガティブなパワーを持つ言霊をずっと浴びていると、病気になりやすくなったり、疲れやすくなったりする影響があります。特にダイレクトに病気になりそうな「疲れた」「具合が悪い」「しんどい」なんて言霊を聞き続けていると、そんな影響を色濃く受けてしまう人もいるでしょう。
深く関わる人には良い言霊を発する人を選ぼう
ここまで良い言霊と悪い言霊の影響についてご説明しました。それが分かっていれば、日常的に深く関わる人は良い言霊を発している人を選べばいいということがわかったかもしれません。
職場や学校などで関わる人は選ぶことができないでしょう。そういった場で関わる人たちが、ネガティブな言葉を口にする場合、どうしてもそれを聞いてしまうことになります。しかし深く関わらなければ、常に悪い言霊を浴びているという状況を防ぐことができます。
ポイントは深く関わるかどうかです。もしも職場や学校で出会う人が良くない言霊ばかりを発している場合は、それ以外の場所では心地の良い言霊を使う人を選べば、ちゃんとそちらの比重が大きくなってくれます。
幸せになりたいなら、幸せな人との人付き合いをした方がいいのかは、このためなのです。
今日から実践!言霊を使って幸せを引き寄せる方法
ここまで言霊が持つパワーやその影響についてご説明しましたが、その力について理解できた人は、言霊をうまく使って幸せに生きたいと思ったのではないでしょうか。
言霊はただの言葉ですから、それを使って幸せを引き寄せるというのは、誰にでもできるとても簡単なことです。
では早速その実践方法を見ていきましょう。スピリチュアル界でよく出てくる色々なメソッドを、うまく使えないという人でも、言霊ならうまく使えるはずです。
いつもポジティブな言葉を口にするように心がける
大前提は幸せになりたいなら、いつもポジティブな言葉を口にするように心がけるということです。常にポジティブな言葉を選んで使っていれば、不幸になることの方が難しいのです。どんなときでも、ポジティブなパワーを発することができるように、意識して生活をしてみてください。
ポジティブな言葉の例については、「ポジティブな言葉がもたらす力=良い言霊の具体例とは?」を参考にして、好きな言葉を選んで意識的に使ってみてください。
今あまりそういう習慣がなく、むしろ悪いパワーを持つ言葉ばかりを使っているという自覚がある人は、少し時間がかかってしまうかもしれませんが、意識的に続けていればちゃんと習慣になるので安心してくださいね。
ネガティブな言葉を発したらそれを打ち消す言葉を
今現在、どちらかというとネガティブな言葉・暗い言葉を使ってしまっているという人は、明るい言葉を使うようにがんばってみても、ついつい暗い言葉を口にしてしまうということもあるかもしれません。
そういうときは、言霊の力の影響を大きく受けてしまうのではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。しかし、安心してください。もしも暗い気持ちになるような言葉を使ったとしても、すぐに明るい言葉で打ち消してしまえばいいのです。
1つの暗い言葉を使ったら、2つの明るい言葉を使ってみるようにしてみましょう。そうすれば、そんなネガティブなパワーなんて吹き飛ばすことができるでしょう。
ネガティブな言葉に同意を求められたらスルーする
周囲に心が暗くなるような言葉を使う人がいる場合も、対処法があります。それはもしもネガティブなことを言われたり、同意を求められたりしたら、それをスルーするということです。聞かなかったふりをしてもいいでしょう。もしも同意を求められたのであれば、ポジティブな言葉でそれを否定するのもいいかもしれません。
そんな風に他人が発する言葉のパワーも、打ち消すことはできます。ですから、ちょっと周囲にいつもネガティブなことばかり言う人がいても恐れることはないのです。
そんな気持ちを暗くするような言葉を浴びてしまったらスルーしたり、明るい言葉で打ち消したりという方法を取ってください。
そういうことができると知れば、つきあう相手を選べない職場や学校などで耳にする言霊に対して恐れなくてよくなるでしょう。
一人のときでもポジティブな言葉を唱えてみよう
言霊のパワーは、何も他に人がいるときだけに適用されるわけではありません。一人でいるときも、独り言を言うなら、その独り言はすべて言霊としてパワーを持ってしまいます。
それを考えると、人生をより良いものにして幸せになりたいのであれば、一人でいるときでもポジティブな言葉を唱えてみるといいのです。
まるで呪文のように、良い言葉を選んで口にしてみましょう。そんな行動も、しっかり言霊のパワーを感じることができるでしょう。
ただ「ありがとう」や「楽しい」「幸せ」なんて言葉を一人で言っているだけで幸せになれるなんて、意外ととても簡単に私たちの人生は幸せなものにできるのですよね。
まとめ
今回は言霊とはどういうもので、どんなパワー・影響があるのかということについてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。とても簡単に言霊を使って人生を変えられるということを知って、早速やってみたくなった人もいるでしょう。
ここまで触れてきたように、言霊には確かに強力なパワーがありますが、それを使って人生を変えることは誰にでもできることです。逆に言霊のパワーで自分の世界を暗いものにすることだってとても簡単なことなのです。
普段から自分の口にする言葉には細心の注意を払わなければなりません。どんな言葉であっても、それはあなたの人生を創造しているのです。
そのことを忘れずに言葉を選んでいれば、あなたの人生はこれまでとは全く異なるものになっていくでしょう。