スピリチュアル

インナーチャイルドの癒し方と癒しの効果を知って活き活きとした人生を

つらいことがあったり、傷ついたりしたときに、心の中で泣いている子供のような存在に気づいたことがある人はいないでしょうか。そんな存在を感じていて、且つ普段から生きづらさを感じているという人は、その内面にインナーチャイルドが存在しているのかもしれません。

インナーチャイルドという言葉は聞いたことがあっても、どういう存在なのかは理解していないと言う人もいるのではないでしょうか。

ここではインナーチャイルドがどういう存在なのか、どういう風に付き合っていけば良いのかということについてまとめてみました。

内なる子供?インナーチャイルドの正体とは?

インナーチャイルドとは、その言葉通り、あなたの内側にいる子供のことです。「内なる子供」とも言い換えることができます。

しかし「内なる子供」という言葉からは、インナーチャイルドがどういう存在なのかわからないと言う人も多いでしょう。

まずは内なる子供がどんな存在なのかをご説明していきます。自分の中に泣いている子供のような存在を感じている人は、それがインナーチャイルドではないかを考えてみましょう。

インナーチャイルドは本当の自分を子どもに投影した姿

インナーチャイルドが実際のところ何なのかというと、本来のあなたを子どもという形で投影した姿です。その内なる子供は、あなたの中にいます。普段はその存在を強く感じることはないかもしれませんが、何かがあった時には、強くその存在を感じるでしょう。

普段表現できないあなた自身の気持ちや、トラウマから苦しんでいること、小さな頃に体験したつらいことなどが原因で起こる現在の問題などに直面したとき、このインナーチャイルドがあなたの中で暴れ出すでしょう。

ですから内なる子どもがいる人は、つらい気持ちになったときにまるで子供が泣いて駄々をこねているように感じるわけです。それを表に出すわけにはいかないとわかっているので、内なる子供という形で存在させているのですね。

スピリチュアル用語ではなく心理学でも使われている

「インナーチャイルド」という言葉は、スピリチュアル界でもしばしば使われていますが、スピリチュアル用語というわけではなく、心理学の世界でも使われています。精神的な病気に関する話でも、出てくることもあるくらいで、その存在はそういった学問の世界でも認められているものです。

なぜかというと、インナーチャイルドを内に潜ませている人は、子供の頃に経験したつらい体験が元で、生きづらく感じていて、それが原因で精神的な病気を引き起こしてしまうことがあるからです。

そこまでいかなかったとしても、心理学的に問題となるような行動をしたりということがあるのですね。

スピリチュアル界でもしばしば耳にする「インナーチャイルド」という言葉は、スピリチュアル的なものではないのです。しかしスピリチュアル的観点から、その問題を解決することはできます。

ワンダーチャイルドという言葉も覚えておこう

インナーチャイルドとまるで反対の存在として、ワンダーチャイルドという言葉もあります。しかしこちらのワンダーチャイルドとは、自由に自分らしく振る舞える子供のことです。こちらも内なる子供ではありますが、このワンダーチャイルドを心の中に住まわせている人は多くはありません。

多くの人は内なる子供として「インナーチャイルド」という存在を住まわせて、辛い体験や傷ついた心を自分の内側で表現しています。

このワンダーチャイルド、「自由な子供」は、最初からずっといるという人もいれば、内なる子供として知られているインナーチャイルドを癒すことで、どんどん本当の自分を取り戻し、自由な子供になっていくという人もいます。

インナーチャイルドは子供の時代の記憶が関係している

ここまでも少し触れていますが、インナーチャイルドの存在は、子供の時代の記憶が関係しています。もう少し掘り下げてみると、幼少期から思春期のあたりといったところでしょうか。この時期に経験した心をえぐるような出来事が、まるでトラウマのようになって、私たちの心の中に残ることがあるのです。

たとえば、家庭内で愛情が足りず、いつも愛情不足の状況にいたり、学校などで仲間外れにされていたり、いじめを受けていたりというような体験は、インナーチャイルドを傷つけ大人になってもその存在を色濃く残してしまいます。

逆にワンダーチャイルドが強い人は、子供の頃からのびのびと自己表現をし、愛されて生きてきたということです。

インナーチャイルドが傷つくとはどういう状況か?

前述で「インナーチャイルドが傷つく」という言葉を使っていますが、これは一体どういう状況なのでしょうか。そもそも、内なる子供が傷ついていることが原因で、生きづらさを感じている人もいます。

もしも自分の内面に、いつも泣いているような子供の存在を感じている人がいたら、まずは自分のインナーチャイルドが傷ついていないかどうかを考えてみましょう。

ここからは、内なる子供が傷つくとは具体的にどういう状況なのかをご説明していきます。

内なる子供が傷つく原因は幼少期〜思春期にある

ここまでも少し触れていますが、内なる子供が傷つく原因は、幼少期から思春期の間にあります。このときに、深く傷つくような経験をした子供は、大人になってからもその経験を引きずってしまい、インナーチャイルドとして心の中に色濃く残ってしまうのです。

内なる子供という問題を抱えていない人であっても、幼少期から思春期という多感な時期に起きた出来事は、その後の人生に大きく影響しています。だからと言って、全ての人が心の中に内なる子供がいて苦しんでいるわけではありません。

しかし、その出来事が深刻なレベルで心に傷をつけるものだったりすると、その経験の記憶を持った心が傷ついた子供が心の中に残って、その後も不安定なままで存在してしまします。

家族からの愛情不足には深刻な影響がある

幼少期から思春期にかけての、深刻な心の傷というと、誰もが真っ先に思いつくのが家庭環境の問題ではないでしょうか。そして実際に、幼い頃の家族からの愛情不足という問題は、子供に非常に深刻な問題を作ってしまうことがあります。

愛情不足の家庭で育つと、心の中の内なる子供は、絶えず愛情がもらえないことについて傷ついている状態になってしまいます。そして愛情に飢えた状態になり、他人からの愛情が欲しくて欲しくて仕方ないような精神状態に。

このとき、そういった人の内面ではインナーチャイルドが泣いて暴れているような状態です。愛情がもらえないような状況に陥ると、こうした傷を負っているインナーチャイルドは、さらに傷を深め、泣き出してしまうのです。

学校生活での辛い体験も内なる子供の傷の原因に

思春期までの時期ということで、もちろん学校生活で体験したつらいことも、内なる子供が傷つく原因となります。また学校生活で体験したつらい出来事は、大人になって社会に出てからも似たようなことが起こることもあり、さらにその傷を深めてしまうのです。

具体的には、みんなの前で先生にひどく怒られたり、いじめや暴力などを受けたり、友達から仲間外れにされたりというようなことです。

こうした経験をした子供が、すべてインナーチャイルドを持ち苦しんでいるわけではありません。しかし、そんな経験で深刻に心の傷を負ったり、何度もそういった場面にさらされたりすると、傷ついた気持ちをインナーチャイルドとして心の内側に存在させてしまいます。

その上、さらに大人になった時に似たような経験をすると、もっともっとインナーチャイルドが傷ついてしまい、心のその部分が傷つき続けるという現象を引き起こしてしまいます。

自覚がなくてもインナーチャイルドが傷ついている場合も

このインナーチャイルドですが、もしも心の内側にいたとしても、気づいていない人もいます。というよりも、多くの人が自覚なくインナーチャイルドを心の内に潜ませているでしょう。それは内なる子供という概念を知らない場合もあるでしょう。しかし自分が子供の頃に深く傷ついたということを忘れていたり、それが今になっても影響しているとは思っていなかったりすることもあります。

実際、なんとなく生きづらさを感じている人がカウンセリングなどに行くと、このインナーチャイルドの存在に気づくようなことがあります。カウンセリングを通し、過去の記憶を掘り起こすことで、子供の頃に受けた傷や愛情不足という問題が明らかになるからです。

人間関係がうまくいかなかったり、なんとなく生きていて辛いと感じたりしている人は、自分の中にインナーチャイルドがいる可能性を考えてみるといいかもしれません。

傷が癒えない内なる子供はいつも泣いている

インナーチャイルドはその存在を認識することで、癒すことができるようになります。そして逆に、ずっとその存在に気づかないままだと、インナーチャイルドは傷つき続けてしまうため、常に泣いている状態になってしまうでしょう。

ですからその存在を認識し、癒すような努力をすることは、自分の人生をより良いものにし、生きづらさを解決するためには必要不可欠なのです。

傷が癒えない内なる子供が、いつも泣いている状態だとどうなるでしょうか。内なる子供の存在を常に感じているというわけではなくても、そんな状態だと自分の精神面にも、そして生活上の行動にも影響が出てしまいます。「子供」ですから、泣いているのを放置していてはいけないのです。

インナーチャイルドが傷ついたままの場合の影響とは?

インナーチャイルドの存在に気づかず放置した場合、または気づいていても癒さずにいた場合は、インナーチャイルドは傷ついたままでいることになってしまいます。そうした場合、私たちの生活にはどのような影響が出てくるのでしょうか。

そういった場合は、さまざまな面で影響を感じることになるでしょう。ここでは、考えられる影響をいくつかの項目にまとめてみました。主に人間関係面で影響が出てしまうということに注目してみましょう。

子供の頃の辛い体験が大人になっても大きく影響する

インナーチャイルドの元々の傷は、子供の頃の辛い体験が原因となっています。その体験の具体例は前述で挙げたとおりですが、そんな体験をして傷ついた子供が自分の内側にいると、その体験をしたということが、大人になってからも大きく影響してしまうのです。

たとえば、少し似たような状況になっただけで、深く傷ついて立ち直れなくなったり、そんな体験をしたくなくて、人と関わるのが怖くなってしまったりということがあるかもしれません。

表面的にはうまくやっているように見えても、心の中では常に傷つき続けているために、鬱憤が溜まってしまって、バランスを保てなくなるようなこともあるでしょう。

また子供の頃自分を傷つけた人物や、その人に似た人物にも苦手意識を持ってしまうようになります。たとえその本人が変わっていて、今は自分を傷つけることはないとしてもです。

人間関係をうまく構築できなくなることも

もう少し具体的に掘り下げてみましょう。インナーチャイルドが傷ついたままでいると、その存在は自分を守ろうと、もう傷つくことがないようにと、殻に閉じこもってしまいます。

だからと言って、誰とも交流しなくなるというわけではありませんが、自分が傷つくような発言をする人や、自分を傷つけた人に似た態度・人格の人は無意識に避けてしまうでしょう。

また、内なる子供を傷つけるような言動をしてきた人をすぐに嫌いになってしまったり、友達のちょっとした態度で喧嘩になってしまったりします。

要は「面倒くさい人」に分類されるようになってしまい、自分でもそうしたいわけではないのに、なぜか人間関係をうまく構築できないということが起こってしまうのです。

人や物に依存してしまいやすくなる

インナーチャイルドが傷ついた原因にもよりますが、人や物に過剰に依存してしまいやすくなるような人もいます。特に、愛情不足が原因で内なる子供が傷ついて泣いているという人の場合は、そうなってしまう傾向が強いでしょう。

愛情が不足しているため、心の拠り所や、愛情を与えてくれる人を求めてしまうからです。そして、愛情をもらえると期待した相手から、愛情がもらえないということになると、パニックに陥ってしまいます。

よく恋愛関係にある人に対して、ヒステリーを起こしたり、思い通りにならないと泣きわめいたりするのは、内なる子供が愛情不足を恐れて泣いているのだと考えられます。

内なる子供の泣いているときのパワーは凄まじいため、ヒステリーや泣きわめくという行動に出てしまうのでしょう。

認められたくて過剰に人の世話をすることも

インナーチャイルドは、他人から認められたくて仕方ないという場合も、多々あります。他人から求められることで、自分の価値を見出したり、そこにいてもいいのだと安心したりするということです。

逆に他人から認められない場合は、そこにいてもいいのか不安になってしまって、なんとか人に認められようと過剰に人に親切にしたり、人のお世話をしたりするようになります。

本当にそうすることが好きでやっているのなら、ストレスもたまりませんから問題ないでしょう。そういう人は、別に内なる子供が不安がっているために、そうしているわけではありませんから大丈夫です。

しかし内なる子供の傷のために、そういう行動をしなければならないような気持ちになっている人は、注意が必要です。なぜなら、人のお世話をたくさんしたにも関わらず、認められることがなければ、それにまた傷ついて相手に不満を持ってしまうからです。

好かれたくて良い人ぶろうとして失敗する

インナーチャイルドが心の中にいる人は、人から認められたり、愛を求めたりしてしまう人が多い傾向にあります。それは幼少期の愛情不足で心に傷を負ってしまった人が多いためだと考えられます。

そのことが影響して、インナーチャイルドが傷ついている人は、人から好かれたいあまりに良い人ぶろうとしてしまいます。しかしそれは自然と出てきた行動ではなく、あくまで「好かれたい」という気持ちからのものなので、相手にとってはおせっかいとなってしまったり、過剰になってしまったりするわけです。

人は誰かに親切にしたから好かれるというものではありません。ですから、良い人ぶろうとして好かれようとすると、どうしてもうまくいかないのです。愛を過剰に求める行為は、健康的な人間関係を築けません。

うつ病などの心の病気を引き起こしてしまう場合も

人間関係がうまくいかなかったり、生きづらさを感じてしまったりするためか、インナーチャイルドが傷ついている人は、うつ病などといった精神的な病気を引き起こしてしまうこともあります。

それはうまくやろうとしているのに、どうしてもうまくいかないジレンマからかもしれません。また、インナーチャイルドは傷を負わないように自分を守っているにも関わらず、どんどん傷が深くなってしまいます。それが原因で心の安定を保てなくなり、うつ病のような精神的な病気になってしまう人もいるのでしょう。

「心の安定が保てない」というのがインナーチャイルドが傷ついている人のポイントです。心が不安定になっていると、色々なことがうまくいかず悩んでしまうのは、当然のことですよね。

つまり常に精神的に不安定な状態に

前項で心の安定が保てないということについて触れていますが、インナーチャイルドが深く傷ついてどうしようもない人は、常に精神的に不安定な状態にいることになってしまいます。

例えば思春期の頃だと、ちょっとしたことで傷ついたり、落ち込んだりというような不安定な状態はよくあることです。しかし精神的に健康な人は、それを大人になってまで引きずったりはしません。

インナーチャイルドがいたとしても、その存在がごく小さなものなら、それほど大きな問題にもならないのです。

しかしインナーチャイルドの存在が大きすぎると、常に精神的に不安定な状態になってしまい、ここまでご説明してきたような影響が、人生に生じてしまうのです。

インナーチャイルドを癒す効果とは?

私たちの人生に大きな影響を及ぼすこともあるインナーチャイルドですが、もしもインナーチャイルドが傷ついていることを知ったのなら、その存在を癒してあげればいいのです。そうすることで、インナーチャイルドがもたらす影響をどんどん改善することができます。

では、インナーチャイルドを癒すと具体的にはどのような変化があるのでしょうか。その効果を具体的に詳しく説明していきます。自分の中の内なる子供に気づいた人は、その存在は癒せることを知ることから、望むような人生を手に入れることが始まります。

インナーチャイルドが癒えれば生きづらさが薄まる

大前提かつ、非常に重要なポイントですが、インナーチャイルドが癒えると生きづらさが薄まります。この内なる子供がいると、どうしてもここまで説明してきたような影響のために、生きづらさを感じてしまうものです。

しかし内なる子供が泣かなくなると、それだけさまざまな状況への対応力もアップし、インナーチャイルドが大暴れすることで起こるような問題が起こらなくなってくるのです。

今まで生きづらさを感じていた場面の対応も、どんどん上手にできるようになります。それはインナーチャイルドが癒されることによって、その子供が泣かなくなるからなのです。

自己肯定感が増して自信を持てるようになる

インナーチャイルドを癒すことができると、自己肯定感が増します。自分がここにいて良いという自信を持つことができるようになるのです。そうなると、「そこにいてはいけないのではないか」というような不安を感じなくなるため、色々なことにビクビクせずにすむようになるでしょう。

自己肯定感を持つということは、とても重要なことです。これがないと、常に周囲の反応をうかがったり、いつも自分が周囲にどう思われているかということを心配したりしなければならなくなるからです。

ですからインナーチャイルドを癒すということは、「自分はここにいてもいいんだ」という気持ちを常に持って精神的に安定するためにも必要なことなのです。

人づきあいが楽になり周囲を傷つけることも減る

インナーチャイルドは主に幼少期から思春期までの、人間関係上で傷ついた出来事がきっかけとなってその存在を強くします。ですから、インナーチャイルドが傷ついたままでいると、人間関係が怖くなるので、上手に人間関係を築けません。

しかしそんな恐がりな内なる子供が癒えれば、人間関係への苦手意識や問題もどんどん解決していくのです。そうなると、過剰に自分を守ろうとはしなくなるため、人付き合いがどんどん楽になり、周囲を傷つけることも減ります。

そうすると、周囲にも人が寄ってきてくれるようになるでしょう。内なる子供が癒えれば、自分に対してある程度の自信もあるわけですから、周囲に人が寄ってくることを当たり前の事のように受け止めることができるようになるのです。

不安や恐怖などをうまく消化できるようになる

インナーチャイルドが癒えると、怖がって泣いている子供が、泣きだす頻度がどんどん少なくなっていきます。そのため、不安や恐怖などを過剰に感じることが少なくなっていくでしょう。

不安や恐怖といった感情を、上手に消化できるようになるため、過剰に怖がることによる失敗をせずにすむようになっていくのです。

不安や恐怖が強すぎると、やたらと何かに執着してしまったり、精神的に右往左往してしまったりします。

そういったことがなくなると、心の安定が保てるために、今までの生きづらさがなんだったのかと思うほど、楽に生きていけるようになるでしょう。

不安や恐怖を感じるような出来事も、徐々に減っていきます。

物事への感じ方が今までとはまったく異なるものに

インナーチャイルドは徐々に癒えていくものです。しかし、十分に癒えたときには、以前に比べると、物事への感じ方が全く異なるようになっていることに気づくでしょう。

目に見えるものが変わるかもしれませんし、じわじわと別世界に来たのではないかとおもうほど、状況が変わる人もいるはずです。

インナーチャイルドがそのレベルまで癒えたのなら、たとえ心の中にインナーチャイルドがいたとしても、大きな問題ではありません。時折騒ぎ出すこともあるかもしれませんが、上手にやりすごすことができるようになっているはずです。

この程度までくれば、「インナーチャイルドが癒えた」という状態と言っていいでしょう。

すぐに実践できる!インナーチャイルドの癒し方とは?

インナーチャイルドが癒えれば、生きづらさが緩和するということがわかったら、すぐにでも癒したいと思うのではないでしょうか。特にインナーチャイルドの存在に気づいた人は、その癒し方を知っておけると、やがてはしっかり癒すことができるようになるでしょう。

ここからは、誰でもすぐ実践できるような、インナーチャイルドの癒し方をご説明していきます。今内なる子供の存在に気づいたという人は、これを参考にインナーチャイルドを癒してみてください。

まずは自分の内なる子供が何に傷ついているかを知る

インナーチャイルドを癒すとき、まず最初になぜ自分の中の内なる子供が傷ついているのかを知る必要があります。どういったことが原因であなたのインナーチャイルドは傷ついてしまったのでしょうか。これがわかっているかどうかで、インナーチャイルドの癒し方は若干異なるからです。

よくよく自分の子供の頃のことを思い出してみてください。あなたは何に傷ついて、何に怒っていたでしょうか。どんな幼少期から思春期を送っていたのかが思い出せれば、段々それが見えてくるでしょう。

インナーチャイルドが傷ついてしまった原因を思い返すのは、とても大変なことかもしれません。思い出したくないと願う人もいるでしょう。

しかし、インナーチャイルドを癒すためには、一度そのつらい体験を思い起こすことが必要不可欠となります。

インナーチャイルドが傷ついた原因をしっかり感じてみる

インナーチャイルドが傷ついた原因を突き止めたら、次はとてもつらいステップに挑戦しなければなりません。それは、その傷ついた原因をしっかりと感じてみるということです。その原因をしっかりと感じるということは、もう一度その体験をするということと同じことになります。

もちろん物理的にではなく、精神的にその体験をするということになりますが、それがつらくないわけはありません。しかし、その時のことをよく思い出してみて、自分がどのように感じたのか、何が悲しかったのかということを知ることは、インナーチャイルドを癒すためには必要なことなのです。

一度癒すことができれば、もうそんな思いはしなくてすむようになります。そうなると信じて、一度だけがんばってみてください。

怒りや悲しみという感情をしっかり発散する

インナーチャイルドが傷ついた原因について、しっかり感じてみると、あなたの中には別の感情が生まれるでしょう。それは、怒りや悲しみといった、とてもつらい感情かと思います。

次はその湧いて来た怒りや悲しみを思う存分発散してみましょう。怒りを書きなぐってもいいですし、泣き喚いてみたっていいでしょう。

他人に迷惑をかけるような行為でなければ、思う存分暴れてみてください。

インナーチャイルドが深く傷ついてしまう原因に、傷ついた時にそういった感情を発散できなかったということが関係しています。ですから、ここであなたが傷ついて辛かったという気持ちを、自分相手にしっかり発散するようにしましょう。

泣いている内なる子供=自分をしっかり慰めてあげる

思う存分、つらかった気持ちを発散したら、次は自分の中でわんわん泣いている子供を慰めてあげます。インナーチャイルドは自分を子供に投影したものですから、あなたが子供の頃の姿をイメージするとやりやすいでしょう。

そんな泣いている自分を抱きしめて慰めてあげましょう。背中や頭を撫でて「大丈夫だよ」と声をかけてあげてもいいかもしれません。

そうすることで、インナーチャイルドはどんどん落ち着きを取りもどしていきます。

幼い頃に誰にも受け止めてもらえなかったつらさを、今大人になったあなたが受け止めて慰めてあげるわけです。そうすることで、インナーチャイルドはどんどん癒えていきます。

インナーチャイルドが反応していると感じたら声をかける

インナーチャイルドを癒すことをはじめても、急にいなくなるようなことはありません。私たちの思考パターンを急には変えられないのと同じように、その部分もすぐに変えることはできないのです。

インナーチャイルドを癒している最中でも、インナーチャイルドが反応していると感じたら、その声を聞いてみてください。インナーチャイルドを癒し始めたあなたなら、内なる子供が何を不満に思っているのかがわかるはずです。

それを聞くだけいくらでも聞いてあげて、「大丈夫だよ」と声をかけます。ただそれだけです。ただそれだけのことですが、この行動をすることで、インナーチャイルドが癒えていくのを感じることができるでしょう。

何もなくても内なる子供と会話をしてみよう

インナーチャイルドを癒してあげたいと思うなら、その存在を認めてあげるということも非常に重要なポイントとなります。内なる子供は、誰にもその苦しみを受け止めてもらえなかったために生まれてしまったからです。

その存在を受け止める方法として、特に何かがあったわけでなくても、内なる子供と会話をするという方法があります。

もちろん会話は心の中で行います。ただ「元気?」「大丈夫?」「今日は天気が良いよ」などといった簡単な言葉で構いません。構ってくれる相手がいると知ると、インナーチャイルドは安心していくのです。そして心の安定を取り戻します。

内なる子供をしっかり抱きしめてあげるイメージを

インナーチャイルドを癒すためには、その内なる子供をしっかりと抱きしめてあげるイメージをするのが、とても効果的です。このイメージを常にしていれば、インナーチャイルドは愛されていることに喜んで、心が落ち着いていきます。

愛されているということを自覚するということは、今までよりも自由になれるということです。どんな自分でも受け入れてもらえると思うことができるようになり、世界が変わります。

ここまでのレベルにくれば、インナーチャイルドはワンダーチャイルドと呼ばれる存在に変化したと考えていいでしょう。そうなれば、あなたは無敵な人生を送ることができるようになるはずです。

自分でどうにもならなければ専門家を頼る

インナーチャイルドという言葉は、スピリチュアルな用語ではなく、心理学などの世界でも使われているということは、冒頭でお話ししたとおりです。

ですからインナーチャイルドの問題を解決に導いてくれる専門家もいます。

どうしても自分でどうにもならないときは、カウンセラーなどの専門家を頼ってみてもいいでしょう。

もしもインナーチャイルドの問題が原因で、精神的な病気を引き起こしてしまっている場合は、まずはそこから解決をしましょう。こちらも、精神科などといった専門医に治療をお任せすることをおすすめします。

自分一人でどうにかしなければいけないと、追い込まないようにしましょう。助けを求めれば助けてくれる人はたくさんいます。

インナーチャイルドは完璧に癒されるといなくなるのか?

インナーチャイルドを癒す方法を手に入れたら、次に気になるのは、インナーチャイルドが完璧に癒されることはあるのか、そしていなくなることはあるのかということではないでしょうか。

内なる子供がいると、生きづらさを感じると知れば、その存在を消してしまいたくなる人もいるでしょう。

インナーチャイルドは前述のとおり、徐々に癒えていくものです。そこに終わりはあるのでしょうか。ここではインナーチャイルドが完璧に癒されるのか、消えることがあるのかということを考えてみましょう。

100%インナーチャイルドが消えることはない

最初から結論をいうと、100%インナーチャイルドが消えることはありません。なぜなら、インナーチャイルドの問題に苦しんではいない人の中にも、インナーチャイルドはいるからです。

ただ、それほど泣いたりしていないために、大きな問題になっていないということなのです。

ですからインナーチャイルドはいてはいけないということではありませんし、消さなければならないと躍起になる必要もありません。

内なる子供の傷が癒えて、元気に生きられるようになったのなら、それがゴールとなります。少々インナーチャイルドの存在を感じたとしても、恐れることはないのです。ただ安心していましょう。

傷ついた原因と似た状況におかれると内なる子供が騒ぐ

インナーチャイルドは100%消えることはないというのは、前述のとおりです。元々インナーチャイルドが負っている傷が深かったという人は、傷ついた原因と似たような状況におかれてしまうと、まだそこにいる内なる子供が騒ぎ始めるでしょう。

しかしきちんとインナーチャイルドを癒すような行動をしているのであれば、たとえその子供が騒ぎ出したとしても、取るに足らない出来事のはずです。以前よりも気にならなくなっていたり、対処法がわかっているため、恐れたりすることもありません。

その状態なら、元々インナーチャイルドの傷が浅く、それほど問題になっていなかったという人でも、そんなことくらいは起こり得ることです。

インナーチャイルドが騒ぎ出したら対処をすること

100%消えることはないインナーチャイルド。癒している最中には、度々顔を覗かせてしまうかもしれません。

そんな風にインナーチャイルドが騒ぎ出した場合には、すぐに対処をすればおさまります。特に癒している真っ最中なら、インナーチャイルドを抱きしめてあげたり、話を聞いたりしてあげることで、すぐにその大騒ぎがおさまるはずです。

それがわかっていれば、たとえ内なる子供が永遠に自分の内側に残ったとしても、あまり気にすることではなくなるでしょう。また、そうした対処のプロセスを何度もとおることで、どんどんインナーチャイルドが癒えていくので、一石二鳥でもあります。

内なる子供を消すのではなく受け入れ1つになること

インナーチャイルドを癒すときに、どうしてもインナーチャイルドを消すという意識で癒しを行ってしまう人もいるかもしれません。しかし考えてもみてください。受け止めてほしいにもかかわらず、消されようとしているなんて、内なる子供としては、堪え難いことですよね。

ですから内なる子供を消すのではなく、それを受け入れて1つになるということを目指しましょう。内なる子供がいるというのは、分離の状態です。そこから大人のあなたと子供の頃のあなたを1つの存在にするというイメージをしてみてください。

インナーチャイルドは受け入れてあげることで落ち着きます。しっかり同化することができれば、傷ついたことに痛みを感じることはあっても、大暴れをしたり、大泣きをしたりということはなくなっていくのです。

まとめ

今回はインナーチャイルドとはなにか、どうやって癒せばいいのかということについて詳しくご説明しました。これをきっかけに自分の中の内なる子供に気づいたという人もいるかもしれませんね。

ここでご説明したとおり、内なる子供を癒すことはとても簡単なことです。ただし、少しずつ癒えていくというプロセスになるため、時間はかかってしまうでしょう。

ポイントは、インナーチャイルドも自分の愛すべき一部だということを忘れないことです。それさえ忘れず、内なる子供をしっかり受け止め愛してあげれば、内なる子供の不安定な心も、徐々に安定していくことでしょう。

愛すべき一部だということがわかれば、徐々に同化していけるようになるはずです。

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